表明書


韓国軍「ライタイハン」問題の早期解決を求める請願署名実行委員会
平成23年7月8日



当委員会は名前から判断しますと、ベトナム戦争の際の混血児の問題を扱う団体のように思われる方も少なからずおられると思いますが、決して、韓国とベトナムの混血児の問題だけを取り扱う団体ではありません。
朝鮮半島引揚者への性暴力犯罪なども扱い、広く、世界中で起きた、或いは、起きている戦争に伴う、性暴力・性犯罪の根絶、そして、それに伴う混血児の問題などの早期解決を目指しております。

その目的を達成する為に、韓国政府に対して以下の3つの実現を求めて活動を行います。
1. 韓国軍「ライタイハン」や「朝鮮半島引揚者への性暴力」問題の被害者と遺族に対して、立法によって公式に謝罪し賠償すること
2. 韓国軍「ライタイハン」や「朝鮮半島引揚者への性暴力」問題の真相究明をすること
3. 韓国軍「ライタイハン」や「朝鮮半島引揚者への性暴力」問題を、歴史教科書に記述し正しく教育すること

さて、当委員会の設立に当たりましては、創設者である初代代表者の川東大了氏が、日本軍「慰安婦」問題の早期解決を求める請願署名実行委員会という団体の存在を知った事がきっかけになりました。
彼らも、戦時下における悲惨な性暴力犯罪に心を痛め「私たちは、このようなひどい戦争犯罪を二度とくりかえしたくありません。」と声をあげていました。
その主張に感銘を受けた川東氏が、水曜デモと一緒になって、世界中から戦時性暴力の根絶を目指そうと決意を固めたのです。

当委員会が彼らと少し違う部分で「混血児」の問題があります。
戦時性暴力が起きますと、必ずと言って良い程、この「混血児」の問題は生じてきます。この「混血児」の問題を無くす為にはどうしたらいいのでしょうか?
当委員会は、その解決の為には、世界の多くの地域に軍隊を進駐させたにも関わらず、「混血児」の問題を生じさせなかった旧日本軍の「性暴力犯罪」への取り組みを学ぶ事が最善であると考えています。
その為に、旧日本軍の戦時下における慰安所の設置・運営等に関わる真相究明を積極的に支援して参ります。

さて、混血児の問題以外の部分では、概ね、日本軍「慰安婦」問題の方々と主義主張が同じになりますが、改めまして、当委員会として、詳しく説明をしておきます。
まずは、「公式に謝罪・賠償」の点に付きましては、既に解決済みであるという見解であります。
1965年に日韓基本条約が締結された際の「日韓請求権並びに経済協力協定」にて、「日韓間の両国間及び国民間の請求権に関する問題は完全かつ最終的に解決されていること」が確認されています。
なのですが、いわゆる「従軍慰安婦」の問題について、強制連行や戦争犯罪の事実があれば、その事実に応じて「謝罪・賠償」を検討しても良いという見解を持っています。
「真相究明」の点に付きましては、「混血児」問題を生じさせなかった事も含めて、全面的に賛成しております。
「被害者の尊厳回復」の点に付きましても、「混血児」も被害者であるとの認識の下、世界中で起きた戦時性暴力の被害者の尊厳回復を目指しており、全面的に賛成しております。
「教科書等に記述し、正しく教育をして、再発防止に取り組む」の点に付きましても、全面的に賛成しております。それぞれの国で、それぞれの国の歴史を正しく教科書に記述を行い、教育を施して、再発防止に努めることは必要な事であると確信します。
韓国は、大東亜戦争終了後の日本人の引揚者やベトナム戦争の際の「戦時性暴力犯罪」の事実を教科書に記述しなくてはなりません。勿論、混血児の問題も同じです。
日本も、戦時性暴力犯罪の抑止の為に、当時、日本国内でも合法であった売春を戦地でも民間業者に設置させる等の対策を講じて、「混血児」の問題を生じさせなかった事などを記述するべきであると考えます。

このように、当委員会は日本軍「慰安婦」問題の方々と殆ど、主義主張が同じでありますが、「強制連行」の点に付いては、意見の食い違いが見受けられるようです。
当委員会は、朝鮮人の名誉(当時は日韓併合の時代であり、日本人でありました)を陥れる行為は一切、行いません。
朝鮮半島にて、若い婦女子を強制連行したとする主張があるようですが、現地にいた朝鮮人の男性が指をくわえて黙って見ているはずがなく、もしも、日本軍の官憲等がそのような真似を行えば、村中の男性達が武器を持って奪い返しに来る事は確実であります。このように朝鮮人のご先祖様を腰抜け扱いして、名誉を毀損する行為には、当委員会は絶対に加わりません。
又、当時の日本軍の中には、朝鮮地方出身の軍人も多数おられました。
もしも、人間の尊厳を踏みにじる様な性奴隷的扱いがあれば、朝鮮地方出身の軍人の方が黙っているはずもありません。
しかしながら、戦争が終了し、戦後処理が解決するまで25年間かかりましたが、その様な問題が出された事は一度もありません。
吉田清治なる気違いが書いた書籍「私の戦争犯罪・朝鮮人強制連行」は朝鮮人を腰抜け民族と侮辱する内容で当委員会は、この内容がフィクションであると断言します。

一部より、当委員会が日本軍「慰安婦」問題の方々と、「主義主張が違う団体」と事実に反するデマが流れているとの指摘を受けましたので、正式に以上の通り、見解を表明します。