リングとアダプター
 ちなみに、スコープTS−502ズームは口径50mmの重量410gで20〜40倍の性能を有し、フィールドウォッチングの入門用に適しているとか。

 アダプターリング及び接続アダプターを右に示します。

 カメラ及びリング・アダプター間の接続はネジ込み式に、スコープとは3個のネジで固定するようになっている。
 次に、どのようにスコープと接続するかが理解できなかった。先達者の中には自作されている方々もおられるが、私には無理。秋葉原などでは専用アダプターとセットで販売している業者もあるようだが、ビクセンとコーワが自社のスコープに合うアダプターを販売しているとのこと。

 また、同じホームページ内でNikonとKowaのスコープ写真を掲載されている管理者にお聞きすると、鮮明さでKowaの「プロミナー824M」とのこと。ただし、値段もそれなりでアイピースなしで18万円と高価。それでも、デジカメとの接続キット等を販売者にE−mailでお聞きすると親切な回答をいただき迷っていると、TS−502用接続アダプターを限定販売との情報。これなら、本体(ズーム)と一脚、ハンドグリップのセット(ハイキングギア)で3万円余(アダプター込みで3万5千円余)と比較的安価である。

 ということで、デジスコなるものを試してみようと注文すると翌日到着。組み立てたのが次の写真(ただし、カメラのレンズ径とアダプター径が合わないため、別途アダプターリングが必要 Nikon UR−E6)。
デジタルカメラ
 デジタルカメラ
 Nikon COOLPIX 5000

 関連ホームページで調べると、NikonのCOOLPIXシリーズがいいとのこと。そこで、そのシリーズの最高級品を購入した。

 これは、カメラとしても使えるし低速シャッター補正等多機能だったこと。デジスコを進化させても充分対応できることから少々無理して選んだ。

 後から分かったことだが、本当は沈胴型鏡筒を持つタイプがいいそうで、本カメラは未知数とのこと。 
 野鳥撮影の先輩からデジタルカメラとスポット(フィールド)スコープを使った「デジスコ」撮影を紹介してもらい、関連ホームページの野鳥写真を見て愕然とした。
 なんと、野鳥の顔がアップで輪郭鮮やかに映り、クチバシの餌カスまで鮮明に映っている。

 一眼レフカメラに超望遠レンズの組み合わせでは100万円を超す投資が必要で、動き回るにはかさばって重い。これなら高級品でも30万円前後でそろえられるし、35mmレンズ換算で2000mmの超望遠も可能で焦点深度も深い。

 ただ、肉眼でスコープをのぞいて対象物を捉えてピントを合わせ、デジタルカメラをスコープにセットして液晶モニターで確認してシャッターを押す。更に、超望遠のため三脚にセットするのはもちろん、シャッターボタンを押す振動も避けるためにレリーズも必要になる。したがって、ちょこちょこ動き回る小鳥や飛行中の対象物は撮影が困難であるとのこと。

 しかし、対象物の警戒区域外から撮影できるため、近づきすぎて肝心のところで逃げられることは少ない。
 ということで、とりあえずデジスコなるものに挑戦してみることにした。
 といっても、いきなり高級品でそろえるほど自信がなく(もちろん、趣味に投資する金額への家族の抵抗も考慮に入れ)、できるだけ無駄な投資を避けるように考えた(?)。 
デジスコ一式