個人輸入の勧め(2004年 1月29日)


 例によって備忘録を兼ねて作成しています。

 野鳥は人間の姿は極端に警戒しますが、車には比較的警戒心が薄く近くまで接近できることが多い。更に雨風が防げ暑さ寒さも野外よりはマシなことから、私の撮影スタイルはRV車の後部窓を跳ね上げて荷台に三脚を広げてセッティングするか車の横窓を開けて窓にレンズを置いて被写体を撮ることが多い。

 そのため、以前から窓に固定できる適当な装置を捜していたところ、同じ鳥見の友人が管理するHPで、車の窓に固定して利用できるKirkのWindow Mountを見つけた。しかし、日本国内では販売されておらずアメリカから取り寄せる以外にないことも分かった。そこでKirkのHPを見ると、注文用のフォーマットが用意されていたことから、必要事項を記入し(カード支払いで少々不安もあったが友人も購入していることから)送信したところ、折り返し確認した旨のメールが来ました。
 外国からなので1月程度かかるかと思っていたが案に相違して1週間程度で到着しました。

 気になる費用ですが、本体が239.95ドル、運賃(航空便)が44.1ドルの合計284.05ドルでした。そして関西空港で運送会社が輸入代理人となって輸入手続きを行い付加価値税/消費税が700円、関税/消費税特別手数料が500円の計1200円(これはよく分からない、後から銀行振込しました)かかりました。

 今日、カード支払い明細を見ると3万余円の請求となっていた。
 関西空港での1200円を合わせて32千円弱の買い物となった。

 さて、使い心地であるが私は雲台にマンフロットのビデオヘッド501を使いロクヨンを乗せて使っている。使用して日も浅く使いこなしているとは言えないが、まず第1はセッティングが簡単であるということ、第2に車内が広く使えるということ、第3にレンズ及びカメラを一定方向に固定できることがメリットと感じました。
 デメリットは写真のように一方を窓ガラスに固定するためロクヨンのような重いレンズでは少々ガタつくしガラスが割れないか心配であること(もっともレンズが重すぎることが問題かも?)、ビデオ雲台を左右に回すとある角度までで前方窓ガラス固定の壁に当たってしまうことです。
 でも、写真のような自由雲台ではレンズが左右に傾いてしまうが、ビデオ雲台ではそれがないので、現在のところは可として使用しています。


 WindowMountで上手く行ったことに味を占め、家族の不安視もなんのその、上下左右にトルクなく自由に動き必要なポイントでピタッと止まるというWimberleyのHeadを購入することにしました。

 日本国内でも販売しているのですが直接購入が安いというので同様にWimberleyのHPから注文することにしました。Kirkと同様のフォーマットで入力するのですが住所の中でStatesという項目入力が上手く行きません。小文字2文字でアメリカの州なのですが日本の都道府県の頭文字等を入れてもミスでダメ、何度もやり直して最後に--を入れてみるとOKでした。

 此処は改めて次の日にメールが来て商談成立、即発送ということで逐一インターネットでリアルタイムの商品位置が分かります。アンカレッジから大阪空港を経て自宅に到着しました。注文してからわずか4日で到着です、国内より速いではありませんか。

 次に費用ですが、The Winberley Head(雲台とC-30クイックリリースリリースクランプの セット)WH−101が565ドル、ロクヨン専用のクイックリリースプレートAP−452が79ドル、運賃82.5ドルの合計726.5ドルです。大阪空港で輸入手続き費用が2000円(こちらは宅配業者が集金してくれました)です。
 カード支払い明細では78余円ということで合計8万余円の買い物となりました。国内で購入すると10万余円のようですので2万円から安く買えたことになります。

 使い心地ですが、現在RV車の荷台にセットしてロクヨンを乗せて使用しています。
 これはすごいです、説明通り思ったポイントに何の抵抗もなくピタッと止まります。セッティングも簡単で文句ありません。ただ腕がついていきませんが。

 ちょっと心配なのは頑丈ですが重いということです。フィールドでロクヨンと同時に持って運ぶ自信はありません。

 どちらも使い始めて間がありませんので、適切な使用報告ではないかもしれません。また後日使い込んで書き直すことにしましょう。

 さて、表題の個人輸入の勧めについてですが、注文も簡単で自宅まで短期間で到着、まったく国内注文と変わりません。これも通信技術の進歩のお陰でしょうか。私には全く無縁で高い壁があると思っていました。案外簡単だったのですね。
 ただ、商品の保証は国内販売物とは異なります、それはHPにも明記されています。更に代引きもあるようですが私は代金をカードで支払いました。業者を信用したのですが、場合によっては冒険ですから、リスクを考慮してすべきでしょう。

 これは私の個人的な報告ですので、他の方が本ページを読まれて購入され被害を受けられても責任は負いかねますので、あくまで個人責任で実施してくださいね。