デジスコアダプター自作(2005年11月30日)

 現在のシステムで使っているアイピースは50ワイドDSでデジスコらしく大きく撮れるがシャープさに欠けるため×30程度のアイピースがほしいと思い、Turbo Adapter 30XWFAを購入したが、E5000の時に使っていた30ワイドMCが利用できないかと考えました。
 しかし、30WMCをカメラブラケットFSB-1Aに装着してみるとテレ側で一部利用できるだけでケラレで使いものになりませんでした。
 ながらく考えてクールピクス5200とアイピース30WMCを持ってホームセンターで両者を接続できる部品を探しました。
 最初は径の違う塩ビ管をつなぎ合わせることを考えましたがカメラとアイピースの距離が長くなりケラレが出るように思い、様々な部品を探し回りました。そのうち径の違う水道管をねじ込んでつなぐ塩ビ部品を探し当てました。ただカメラ側の部品の径がやや小さいこととアイピース側の径がやや大きいことが難点でした。
 とりあえず購入して持ち帰り自宅で工夫しました。まずアイピースにゴムパッキンを巻き接続部品にねじ込むことで解決しました。カメラ側は塩ビ部品の内径を削り大きくしカメラ側のレンズ径に合うようにしました。
 次にカメラを固定しレリーズを取りつける工夫が必要でした。カメラブラケットを作る必要があります。デジスコ・コムを参考にアクリルで作ることにし、5mm厚のアクリル板とカッター及びグルーガンを購入し、電動ドリルを使って塩ビ部品を入れる円形の穴を作りゴムバンドで固定するようにしました。カメラの支えはアクリル板をグルーガンで接着し補強のため穴を開けて釘を埋め込みました。
 最後はフィールドスコープとカメラの中心線を確保するため、プラスチックハンガーを小さく切ってアクリル板に接着しレリーズを固定するアルミ板をネジで固定して何とか完成しました。
 ワイドからテレ側まで全くケラレはありません。×50に比べて×30ではピントのヤマがつかみやすいようです。

 右側にアイピース、左側にカメラが付きます。
 

 


 カメラ側から見たところです。
 右側とカメラ台に黒く写っているのは調整用のハンガーから取ったプラスチックです。
 円の周りの黒いのはゴムパッキンで塩ビ部品を固定しています。



 アダプターにアイピースを装着したところです。
 ゴムパッキンのために意外としっかり固定できます。

















 スコープとカメラを連結したところです。最もらしく見えるでしょ?


全体像です。



自宅の二階から撮ってみました。ワイド端です。


カワセミを撮ろうとしたのですが会えませんでした。代わりにキジに会えました。