3月 5日(水)−16日(日)
 5日、朝方からいつものポイントへ、心配していたように彼女の飛来回数及び滞在時間が短くなった。その中で飛びモノを狙うが中途半端で全滅、止まりモノのみ。いつも彼女が下流にも飛び去るので、新しいポイントを探しに移動する。
 すると未完成の道路に架かる橋の周辺に無数の糞跡を発見、両岸がコンクリートブロックで流れが緩やかな深みになっている。ここであれば通行車両や人に邪魔されずに済みそう。

 8日、強風及び小雪、朝方から下流新ポイントで待機するが彼女現れず、近くで堰堤工事をするとのことで、いつものポイントへ移動して待機するが強風と小雪・雨のため不適と判断して帰路につく。途中の工場上空で小鳥を襲う猛禽類を発見、急いで車を止め滑空中を撮る。小雨の中、ほぼ真上の被写体を運転席ドアを開けて支えとして撮る。後のチェックでチョウゲンボウ♀と判る。カワセミは撮れなかったが良いモノをゲットできてやれやれ。
 自宅裏庭でメジロが小さな声で歌っている。600mmでは焦点距離が長すぎて合わず、300mmに替えて写す。後でPCでチェックすると、少しピントが甘いことが分かった。
 手持ちではあるがファインダーでは合っていたのに、考えるに遠近両用めがねで撮ったところに問題がありそう。というのも、遠近両用レンズは遠方から近場まで焦点が合うように作られており、ファインダーから覗いてピントが少々ずれていてもめがねをずらせば合ってしまうのではないか。今後の反省点である。

 9日、下流新ポイントで待機、昨日と同じく強風と小雨・小雪が舞う。しかたなく、いつものポイントで待機するも現れず、途中近くの枯れ草(セイタカアワダチソウ)にホオジロのような鳥が止まる。しばらく観察してホオジロと違うことに気づきあわててカメラを向けてセットするが枝に邪魔されAFではダメ、急いでMFで撮るが焦点が甘かった。ベニマシコ♂であった。収穫なく帰宅。
 子供を駅に送っての帰路、第2ポイントへ行く、いつものジョウビタキ♂がしばらく相手をしてくれた。

 13日早朝及び昼休みに第2ポイントで鳥見、なんと先日撮り逃がしたベニマシコの雌雄ペアが居るではないか。これも先日の経験で直ぐに分かったのはありがたい。いい数枚が撮れた。その他に、いつものジョウビタキ♂、アオジ♀、モズを撮る。後に確認するとモズ♂の尾羽が極端に短い又はないのが分かった。
 仕事で通った溜め池で飛行中のカワセミを発見、復路でも見かけた。今度、行ってみよう。

 14日、13日と同様、アオジ、ジョウビタキ♂、モズを撮る。ベニマシコも撮るが昨日ほど近くでは撮れなかった。

 15日、朝から雨、どうして休日になると雨なのだろう、ストレスが貯まる。昼頃、買い物の帰路にカワセミポイントをのぞく、水は少し濁り糞跡も少ないがある。このまま降らなければ明日は条件としてはよいだろう。帰路、工場近くの休耕田でアトリの群れを発見、車内から初ゲットでも良いモノは撮れなかった。集団で突然飛び立ったときはすごい羽音がした。さらに道すがらモズを発見、最初は♂で近くに♀がいた。♀は羽を細かく振るわせて甘えるような声を出していた。♂が餌を持ってくるかと待ったが♀も飛び去ってしまった。

 16日、早朝に日が差す。待ちかまえてポイントへ、1時間ほど待機して待望のカワセミがやって来た。このころには曇りだしISO400でないと難しくなっていた。久しぶりである。ファインダーでのぞくと、ナントいつもの彼女ではなく彼氏である。それも相当の美男子である。何度かダイブしたが魚はゲットできなかった。一度だけホバをしたが視界の外であった。飛びモノを何度も狙ったが全滅、一枚だけ頭がないが羽の開きやピントがすばらしいのがあった。残念!

 対岸で農作業が始まりカワセミも来ないので13日に見つけた溜め池へ行ってみる。車で15分程か。到着すると4つの溜め池があり釣り人の車が多い。大きな溜め池を回ってみる。シジュウカラやメジロ、ウグイス、カイツブリ、その他不明種と野鳥が多そうである。一度だけカワセミが鳴きながら近くの竹藪へ入った。近くで竹を切っている土地の人が「カワセミ撮りか」と声をかけてきた。それによると2つの池にカワセミが居り竹藪の土手に巣を造っているのではないかとのこと、また天気の良い日にはオオタカ(?)が来て近くの木に止まることもあるが、休日は釣り人が多くてだめだとのことであった。またもや雨が降り出し帰宅した。今日は久しぶりにカワセミが撮れたので満足である。