○基礎回りの用語を集めてみました。
○基礎の種類から説明します。
☆独立基礎
単独の柱からの荷重を、その柱の下部に設けた1つの独立した基礎で支えるタイプの基礎です。
☆複合基礎
2本以上の柱からの荷重を、その柱の下部に設ける1つの独立した基礎で支えるタイプの基礎です。
☆布基礎(連続基礎)
木造住宅などで使用される基礎の形式です。主要な壁の下に連続した同一断面を持つ基礎のことです。
☆べた基礎
この「べた」とは「全面」という意味です。
べた基礎とは「建物の土に面する部分全面にスラブを打ったもの」だと考えて頂くと分かりやすいと思います。
土に接する面積が大きく建物の荷重が分散されるため、地盤がやや軟弱な場合にも採用することができます。
☆杭基礎
地表近くの地盤が弱く建物を支持することができない場合、深い地盤で建物を支えることになります。この場合、その建物を支持することが出来る地盤まで鋼製杭やコンクリート製の杭を打ちこんで(実際には穴を掘って埋めるような感じ)深い地盤で建物を支えることになります。
☆土台(どだい)
木造建築の柱の下部に設置して、柱からの荷重を基礎に伝える役割を果たす部材のことです。基礎とは「アンカーボルト」で緊結します。シロアリや湿気の害から守るために防腐処理をすることが多いです。
☆アンカーボルト
建物の基礎部分と土台を緊結する金物のことです。
☆フーチング
コンクリートで出来た基礎部分の下端の広がり部分のことです。
☆捨てコンクリート (すてこんくりーと)
この捨てコンクリートは、構造上の意味はありません。フーチングの下端のレベルを一定にするために打ちます。
※建築業界では、コンクリートを流し込むことを「打つ」といいます。
☆割栗石(わりぐりいし)
掘った穴の底を固めるために用います。 割栗石の代わりに砕石を敷くことも多いです。
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○基礎の種類

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上の図は「布基礎」という基礎です。(別名:連続基礎・連続フーチング)
図では、短くとぎれていますが、実際はこれが建物周囲、主要な壁の下に続きます。 |
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