以前から計画していたスポークホイールのチューブレス化でしたが、
今日は1日フリーになり、気候も良いので、朝から「挑戦」しました。
「挑戦」と言ったのは、実はタイヤの脱着作業は20年以上のバイク歴の中で初めてなのです。
まずはフロントから始めます。ここで、まず最初のトラブル。
アクスルナットを外すためヘックスレンチを買っておいたのですが、
受け側の方も回ってしまうため、もう1本ヘックスレンチを買いに走りました。
めでたくホイールがフロントフォークから外れたので、作業開始です。
まず、強力両面テープを貼るため、しっかり脱脂をします。
何で脱脂するのが良いのか考えた結果、パーツクリーナーをスプレーしてウエスで拭きまくりました。
それから、スポークを調整できるようにニップルテープを貼ります。
ホイールバランサーにセットして回しながら貼っていきます。
下の写真は途中経過です。下の方が貼り終わっています。
次に、強力両面テープを貼っていきます。
説明書には貼り直しは効かないと書いているので、エアが入らないように慎重に貼っていきます。
それでも、結構エアが入りますが、タイヤレバーで押しつけていけば結構密着します。
下の写真が1周貼り終えたところです。
次に、保護テープを貼っていきます。
保護テープを持ったとき、これも両面テープ?と思いましたが、接着剤がない厚めのテープでした。
エアバルブをセットして、両面テープを貼っていったときと同様に、慎重に貼っていきます。
下の写真が1周貼り終えたところです。下の方にエアバルブが見えます。
その後、テープの繋ぎ目の所に、もう一度両面テープと保護テープを貼って、
最後にエアバルブを固定して完成です。
ちなみに、作業イスを持っていないので、子どもの釣り用のイスを拝借し、
下の写真の様にして作業していました。
はじめに「挑戦」を言っただけあって(?)タイヤの脱着作業が1番手間取りました。
外すときは割合順調にいったのですが、作業後にタイヤを取り付けするのに苦労しました。
衣装ケースに水を溜めてエア漏れが無いことを確認し、これでOKです。
これで、午前中一杯かかりました。昼食後はフロントフォークに取り付け、作業完了。
フロントだけで結構疲れてしまったのですが、昼からもフリーなのでリアにも挑戦です。
しかし、これからが悪夢の始まりでした。アクスルナットを外すのに必要なサイズのレンチがありません。
しかも、締め付けトルクが大きいので、手持ちのレンチではなかなか無理っぽそうです。
結局、トルクレンチと27mmのソケットを買ってきて作業再開です。
気合いを入れてタイヤを外します、いや、外そうとするが硬くて外れません。
困ったときのバイク屋さん頼みで、リアタイヤを車に積んで行こうと思ったのですが、
奥様と子ども達がお出かけのため、車がない!
スクーターには積めなかったので、バイク好きの親戚の叔父さんに車を借りに行きました。
事情を話していると、「材料と道具を持っていって、向こうで作業させてもらって、
またタイヤを取り付けてもらったら」と言われ、駄目モトで一式車に積んで行きました。
以前にこういった作業をしようと思っていることを店長さんと話していたこともあり、
気軽に場所を貸してくれました。
といってもピットを借りるわけにはいかないので、駐車場に止めた車の後ろで、
他のお客さんたちの邪魔にならないように作業し、タイヤを取り付けてもらって帰りました。
家に帰り、エア漏れのないことを確認し、バイクにホイールを取り付け、全部作業終了です。
めっちゃ疲れました。作業道具を片付けたら6時を回っていました。
こんなにしんどいとは思いませんでしたが、満足です。
これで数日経ってもタイヤの空気圧に変化がなければ・・・。
2009/10/3 追記
チューブレス化して1週間目。
前後とも空気圧測定すると、10kpa(0.1kgm)ほど減少していた。これはOUTEXさんでも聞いていたもので、
両面テープや保護テープが内圧でホイールに密着するための、いわゆる初期馴染みのようです。
あまり時間がなかったのですが、少し近所を走ってみたところ、違和感がありませんでした。
それどころか、気のせいかもしれませんが、倒し込みが軽くなったような気がします。
この調子で少し足をのばし、50kmほどワインディングを走ってきましたが、
チューブがない分、同じ空気圧でもタイヤが柔らかくなるのか、路面のギャップなどの吸収も穏やかなようです。
その反面、リアが少し流れるような感じですが、まあ、乗り方の問題でしょうか。
でも、リア荷重気味に乗ると、今までより少ないバンク角でコーナーを曲がれているように思います。
出足の加速が良くなったように思うのは、気分が良いせいでしょうか・・・。
余談ですが、今までにタイヤを交換して明らかに違いを感じられたのは、
バイアスからラジアルに交換したときですね。
当時XJ900Sディバージョンという、かなり車重のあるバイクに乗っていましたが、
あらゆる操作が、まるで400ccクラスのバイクのように軽く感じました。いや、ほんと。
2009/10/17 追記
5日ほど前にバイクを動かす必要があったときに、フロントの感触が変だったので、
空気圧を測定すると5kpaに減少していました。
夜遅かったので、とりあえずもう一度エアを200kpaに調整し、様子を見ることに・・・。
やはりビードが出ていなかったのかと、少しショックでした。
でも、今日になって衣装ケースに水を溜めてエア漏れを確認。
げっ!! 1カ所ニップルの隙間から、ごく小さい気泡が出ているではありませんか!
最初は、隙間にたまったエアだろうと思いましたが、一定の間隔で気泡が出てきます。
間違いありません。自分の施行ミスです。ビードが出ていなかったのではないようです。
また、タイヤをはずすのか・・・。と思いつつ作業をしましたが、2回目ともなると1回目よりは手際よくはずせました。
エア漏れの部分を目視確認しますが、どの方向から見ても漏れがあるようには見えません。
でも、エア漏れは間違いないので、その部分を剥がして予備のテープ等で補修しました。
さすがに強力に張り付いていたので、剥がすのも一苦労でした。
念のためにエアコンプレッサーを用意しておいたので、念のため空気圧を400kpaまで加圧し、
ホイールをまんべんなくボールのようにテンテンと弾ませて、再度エア漏れがないか確認したところ、
先程エア漏れがあったところからは、漏れていませんでした。
もちろん、他の部分も入念にエア漏れがないことを確認し、ホイールを装着。
試走に行こうと思ったら、ポツポツと雨が降り出し、いきなり豪雨です。走る前で良かった・・・。
まあ、また走ってみないことには分からないので、焦っても仕方ないかな?
2009/10/27 追記
きっちりとエアゲージで空気圧を測ったわけではありませんが、手で押してみたところ異常はありませんでした。
そこで、冬になると二輪車通行止めになるので、試走のため高野龍神スカイラインへ走りに行ってきました。
夜中から降っていた雨が上がり、天気も回復し、気温も上がるとの予報だったのですが、
さすがに夏でも涼しい高野山です。奥の院の駐車場に着く頃には結構寒くなっていました。
そこで、フリースを1枚着込み、ウインターグローブに変えてスカイラインへ突入です。
晴れたり曇ったり、時には霧まで出てきて、震えながら走ってきました。
走り込むと分かりますが、チューブレス化の恩恵でしょうか、やはり切り返しが軽いです。
路面状況はお世辞にも良いとはいえない中で、違いが体感できるのだからすごいと思いました。
また、若干足つきが良くなりました。多分チューブがない分、サイドウォールが柔らかくなっているのでは?
そのせいで、心持ちシート高が下がったのではないかと思います。
まさか、足が長くなるわけではないので・・・。そうならうれしいですが。
今度はRSタイチのイベントに参加がてら、周山街道を走ってみようと思います。
タンクにOUTEXのステッカーを貼っているので、見かけたらよろしく!