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ヤドカリを上手に飼うためのテクニックをより詳しく紹介します。日記形式ですこしずつ追加していきます。

ヤドカリ 貝殻

貝殻の塗装の実際。 2015.12.31 Thursday

貝殻をヤドカリにそのまま長期間使わせると、すり減ってだんだん美しくなくなってきます。そこで、ヤドカリに使う貝殻は、必ず塗装をして保護するようにしています。塗装に使うのは、自動車の補修用の製品で、「Holts Color Touch クリア A-4」という製品です。刷毛がついていて塗りやすいこと、丈夫で耐水性が高いこと、透明度が高いこと、などが使っている理由です。綺麗に洗浄した貝殻を、乾燥させた後、全面をこれで塗ります。1回の塗装ですと、ヤドカリが使っている間保ちませんので、2回または3回の重ね塗りをします。塗った後は、有機溶媒の臭いが完全になくなるまで陰干しにします。これには結構長くかかりますので、ヤドカリの貝殻が必要になった時に塗装していては間に合いません。そこで、多めに貝殻を用意して、暇な時に塗装して写真のようにストックしておきます。

ヤドカリ 貝殻

安全な強制宿替えの方法。 2015.9.12 Saturday

海から採ってきたヤドカリは、ほとんどが、傷んだ貝殻や地味な色をした貝殻に入っています。新しい貝殻を入れてやると、気に入ったのを選んで引っ越すことが多いのですが、引っ越ししないヤドカリもいます。ヤドカリを強制的に引っ越しさせる方法はネット上にもいくつか書かれていますが、貝殻に穴をあけて突っつくとか、貝殻の先を火であぶるとかで、ヤドカリを傷つける可能性の高い方法ばかりです。我が家では、安全な方法でヤドカリに引っ越しをしてもらっています。その方法を紹介します。
引っ越ししないヤドカリは、十分大きな貝殻に入っていて、それが気に入っています。写真左はそういった貝殻に入っているヤドカリですが、奥で隠れられていて、貝殻に十分な大きさがあることがわかります。そこで、強制的にこの貝殻を小さくしてやります。具体的には、貝殻の入り口の余った部分をニッパーなどで切り取って、貝殻を小さくしてやります。写真右が切り取った後です。これは少し切りすぎた感じです。ヤドカリにとっては、いきなり小さい貝殻に引っ越してしまったのと同じ状況ですので、急いで新しい貝殻を探して引っ越します。ヤドカリを傷つける可能性はほぼありません。しいて挙げるとすれば、触覚が細くて見にくいので、貝殻と一緒に切らないように注意すること、稀に、びっくりして貝殻から逃げ出すヤドカリがいるので、その場合も安全に引っ越しできるよう、別の小さい容器に海水を用意しておくこと位です。

ヤドカリ 貝殻

ヤドカリと一緒に飼える生き物・飼えない生き物. 2015.7.20 Tuesday

我が家の水槽ではヤドカリと一緒に色々な生き物を飼育しています。全てヤドカリと一緒に磯からとってきた生き物ですが、なかにはヤドカリとの相性が悪いものもいます。相性が悪い原因としては、ヤドカリが食べてしまったり、ヤドカリが食べられたりすることに限っています。ヨコエビ、ワレカラなど小型の甲殻類はヤドカリが食べてしまうことが多く、余り長く飼育することができません。また、イソガニやワタリガニなどの大型のカニは、ヤドカリを襲って食べることがありますので一緒の飼育は避けたほうが良いです。イソスジエビやスジエビモドキなど同じぐらいのサイズのエビは餌の取り合いはしますが、うまく共存します。魚類はほぼ全て一緒に飼えますが、大きくなりすぎて後で海へ帰すことが多いです。このほか、ウミウシのように餌が限定されてそれ自体飼育困難なものもありますが、磯で採ってきた生き物は、大多数はヤドカリと一緒に長期飼育できると考えて良いようです。

ヤドカリ 貝殻

ヤドカリの好む貝殻、好まない貝殻. 2015.6.25 Thursday

ヤドカリが入る貝を選ぶ基準は、大きさが第一のようですが、それ以外にも様々な要素があるようです。写真の上の段は、我が家の水槽でホンヤドカリが特に選んで入る貝です。左から、キヌヨフバイ、リュウキュウムシロガイ,イボヨフバイ,トクサバイ,コゲイロナガニシ,ヒメヨフバイ(上段),コブムシロ(下段),キイヨフバイです。殆んどがムシロガイの仲間ですが、貝の形、入り口の形がどれもよく似ているのがわかります。真ん中の段は、お気に入り度が中くらいの貝のグループです。左端はイガタマキビで、三角錐のような形が背負って歩くのに都合が悪いようです。次のイチゴナツモモは、割と好んで入るほうではありますが、このような平たい形の貝は、ムシロガイの仲間よりは人気がないです。次はクチムラサキサンゴヤドリ、ムラサキツノマタガイモドキ、ガンセキボラで、入り口の大きさの割に貝が重すぎるようです。軽い貝に比べると比較的よく利用されますが、ムシロガイの仲間よりは人気がありません。下の段は一番人気のないグループで、左端から、マレーマイマイ、これは陸産のカタツムリです。カタツムリは綺麗なものが多いのですが、海の貝殻に比べると概ね薄くて軽いので、ヤドカリに敬遠される傾向にあります。次はシロトミガイで、下の段では一番不人気度が低いものですが、このように巻き数に比べ口が大きく開いていく割合の大きい貝は、ヤドカリが殻の奥まで入り込んで隠れることができないため人気が落ちます。次のキマダライガレイシ,リュウキュウボタルは、口の形が縦長に広がりすぎているのが不人気の原因のようです。右端はマキミゾアマオブネです。アマオブネガイの仲間は、貝の螺旋構造が、オウムガイのようにまっすぐに近く、これが不人気の原因と思われます。ただ、人気度には結構差がありますが、他に選択肢のない場合は、どんな貝殻でも使ってくれます。水槽にいろいろな貝殻に入ったヤドカリがいるのも見ていて楽しいので、ヤドカリの好みを考えて、ムシロガイ主体で水槽に貝殻を供給するかどうかは悩むところです。

ヤドカリ 貝殻

苔取り用の貝. 2015.6.5 Friday

水槽には苔取り用に、貝を数匹いれています。近所の磯でとって来れる苔取り用の貝には、イシダタミ、スガイ、バテイラ(ガンガラ)、ヒザラガイ、トコブシ、などがあります。このうち、バテイラとトコブシは、食用の貝なので、磯へ行ってもとりつくされていることが多く、あまり手に入りません。
トコブシ、バテイラ、ヒザラガイは比較的大食漢で、これを入れておくと、水槽の中の苔がかなり少なくなります。反面、餌を大量に必要とするので、苔の発生の少ない水槽ですと、長生きしてくれません。
イシダタミとスガイは、磯で簡単に手に入ります。この2種類はあまり苔を食べませんが、苔が減ってしまっても、結構丈夫で長持ちします。苔を除去する能力はスガイのほうがやや上のようです。我が家の水槽では、主にスガイを苔取り用に利用しています。

ヤドカリ 貝殻

フィルターと温度管理. 2015.5.19 Tuesday

ヤドカリは地元で採ってきたものなので、基本的に温度管理は必要ありません。冬から夏まで、自然な水温の変化に対応します。ただし我が家の水槽の場合、設置場所と照明のせいで夏は水温が40℃ぐらいに高くなります。そこで、仕方なく夏場は冷却装置をつけています。写真の右側がそうです。冷却装置を使用するためには、外部フィルターが必須ですので、フィルターは外部フィルター(写真左)を使用しています。ヤドカリ自体は水をあまり汚さないので、フィルターは基本的に何でも良く、以前は上部フィルターを使っていました。
冬場は、ヤドカリ単独であればヒーターなしでも過ごせます。但し、気温が低くなると色々不都合が生じます。水槽には苔取り目的でスガイをたくさん入れてあります。気温が低くなるとこの貝の活動性が低くなり、水槽の苔が増えて汚れてきます。そこで、冬場はヒーターを入れて18℃以下にならないようにしています。また、様々な魚の稚魚を一緒に採ってきて飼っていますが、スズメダイやコトヒキなどは、海では冬には成魚になって暖かいところへ引っ越している魚です。ヒーターを入れないと冬は過ごせないようです。

ヤドカリ 貝殻

ヤドカリの餌について. 2015.5.12 Tuesday

餌は1日1回やるようにしています。ホームセンターやペット用品店で、ザリガニ、ヤドカリ、カニの餌、というペレット状の餌が売っているので、それをやるようにしています。ただ、この餌ですと、大きいヤドカリが独占してしまって、子供のヤドカリまでまわらなかったりするので、観賞魚用に売っている、細かい粒の餌を同時に与えています。
餌をやりすぎると、ヤドカリは新たに餌を与えても食べにこなくなります。したがって、与える餌の最適量は、餌を与えたときにヤドカリが急いで食べにくる最大量、ということになります。与えすぎると、水質が悪くなりますので、与えすぎには注意です。
あと、別に与えなくても良いのですが、たまに(1〜2月に1回ぐらい)乾燥ワカメやオキアミを与えています。乾燥ワカメは、食料品店で安めのものを買ってきて、そのまま水槽に投入します。与える量は1回に1枚ぐらいで十分です。オキアミはヤドカリはとても喜んでたべますが、与えすぎると水質が悪くなります。オキアミは、釣具店で売っている釣りの餌のうち小さいものを買ってきて使っています。我が家では最大20匹ぐらいのヤドカリを飼育していますが、1回に1匹もあげれば十分のようです。
オキアミは、買ってきたものをそのまま与えると水質が極端に悪化して水替えの頻度が高くなってしまいます。茹でるか、電子レンジで加熱処理をしてから使うと、水が汚れにくくなります。ヤドカリはどちらかというと電子レンジ処理したもののほうが好きなようです。

ヤドカリ 貝殻

海水について. 2015.5.9 Saturday

ヤドカリを飼育する海水についてのお話です。我が家は海に近いので、海水を海から直接汲んできても良いのですが、60 cm水槽にいっぱいの水となると、50 kg以上の重さになり、持ち運びが大変なので、人工海水を使っています。念のため書いておきますが、食塩水だとヤドカリは死んでしまいます。
私が使っているのはInstant Oceanという製品です。水に溶けるのが速いので今はこれを使っていますが、これまで使った製品はどれでも問題はなく飼育はできました。フィルターを使っているので、水の交換は年に3〜4回です。富栄養化して水槽に苔がたくさん生えてきたなあ、とか、水が透明でなくなってきたなあ、という時に交換することにしています。水槽に海藻を入れるようにしてから、水換えの頻度が減りました。
水の量は、水槽に一杯になるように入れます。子供向けの飼育の手引き書などには、少しだけ水を入れる、と書いていますが、それは間違いです。ヤドカリは基本、水から外へでませんので水を少なくする必要はありません。水が多い方が環境は安定するので、ヤドカリにとってはそちらのほうが快適です。
水換えの手順について説明します。
[1] 水槽から水を少しバケツに汲み出し、水槽の中の生き物を全てバケツへ移します。
[2] ホースを使って、水槽の中の海水を捨てます。
[3] 水槽を洗い場に持ち出して、中の砂利や水槽の壁面を水道水で洗います。
[4] 水槽を元の位置に戻して、水槽一杯の海水に相当する人工海水の粉末を投入します。
[5] ホースを使って水道水を直接水槽へ注ぎます。水槽一杯になるようにします。カルキ抜きは必要ありません。
[6] 棒などでかきまぜて、粉末が完全に溶けるようにします。
[7] ヤドカリは、これで十分に適応します。ただ、一緒に飼育している生き物の中には塩分濃度の変化に弱いものも稀にいますので、私は、ボーメ計を使って比重を調整するようにします。ヤドカリだけの場合は不要です。
[8] 水槽にヤドカリや他の生き物を戻します。これで完了です。
[9] 水槽の水は、蒸発してだんだん減っていきます。もともと入っていた水位を記憶しておいて、減ってきたら水道水を足して元の水位にもどします。塩分は蒸発してもなくならないので、足すのは水道水だけで良い訳です。

ヤドカリ 貝殻

ヤドカリの使う貝殻のメインテナンスについて. 2015.5.4 Monday

ヤドカリがしばらく使っていて脱ぎ捨てたた貝殻は、苔などが付いて汚れていますが、回収してきれいに洗浄した後、再利用しています。洗浄の仕方は次の通りです。[1] 水道水で簡単に水洗いします。[2] 住宅用のカビ取り洗剤の原液を密閉できる瓶などに入れ、そこに貝殻を漬け込みます。[3] 1日以上置いておきますと、貝殻がきれいになったのがわかります。[4] 貝殻がきれいになったら、取り出して、よく水洗いし、干して乾燥させます。 [5] 我が家の貝殻は、ヤドカリが引きずってもすり減らないように表面保護の塗装をしてありますので、傷んだ塗装を除去する必要があります。密閉できる瓶などに有機溶媒(マニキュア除光液を使っています。)を入れ、貝殻を漬け込みます。[6] 1日以上置いておきますと、塗膜が剥がれますので、取り出して、再塗装を行います。塗装後は、臭いがしなくなるまで、屋外でよく乾燥させます。
以上で新品の貝殻の完成です。

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