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その10.ネクタイの色で人心を操作する(2)

こんにちは、社会保険労務士の吉田です。

さて「ネクタイの色で人心を操作する」と、なんとも大げさな題で前回は、プレゼン等、自分の意見を強く主張したい場合に役立つネクタイの色についてお話ししました。
今回はその逆、相手に謝らなければならない場合や、言いにくいことを伝える際に効果的なネクタイの色についてお話ししたいと思います。

謝罪の際に効果的なネクタイの色は、ずばり「青」です。
「青」には苛立ちや興奮を押さえる効果があります。
奈良県では、街灯の明かりの色を青に変えてから、犯罪率が減少したという話もあります。まあ、この件に関しての信憑性については諸説あるようですが、青色に人の心を穏やかにさせる効果があることは事実です。

最近ですと、ベネッセの原田泳幸社長が、通常は赤色のネクタイを愛用されているところ、顧客情報流出事件の謝罪会見においては青色のネクタイを締めておられたのが印象的でした。

あと、同様に謝罪などの際に、効果的な色は「グレー」ですね。
グレーは、地味で目立たない色ですので、相手に対して、こちらの存在感を消してくれます。
ただ、同じ無彩色でも「黒」は避けて下さい。
意外にお思いでしょうが、実は黒は、「攻撃的」な色なんです。
拒絶、頑固といった意味もあります。
また、お葬式なんかを連想させてしまいますので、「やり過ぎ」感が出て、謝罪する相手の感情を逆撫でしてしまう危険性もありますのでご注意を!

では、今回はここまでにしたいと思います。
いかがでしたか? 前回、今回と社労士とは関係のないネクタイの色のお話でしたが、ネクタイの色一つでも、色々と意味があるんですね。
こうやって、身の回りの「色」の意味について調べていくと、色々と面白い発見があるかも知れませんよ!