このホームページの基本方針(案)



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(1)使用方法について

いちおう扉ページに簡単な説明を加えていく方針で随時対応していきたいと思 います。ただ、どこまでやるべきか(できるか)というと難しい問題です。実 は管理人も、ここのBBSを使用するのははじめてであり、これがどう使える のか、どう使うのがいいのか、イマイチ分かってません。まさに、適切な使用 方法は皆で探していきたいというのが正直なところです。むしろ安心して気軽 に試行錯誤できる、そういう場として機能することも、このページの意義では ないかと、そんなふうにも思います。

ここのBBSの場合親スレッドと子スレッド(返信)があるのみで、返信の返 信といった場合入れ子構造になってくれないですね。いろいろな人が一言ずつ 挨拶して、それを皆で見ていくのには適した仕様ですが、返信を重ねて話を深 めていくには不向きに思えます。また返信があると必ずその話題が掲示板先頭 に来ますが、これも便利な反面、他の書き込みとの時間的前後関係が場所的に 入れ替わってしまい、掲示板全体としての時系列をとても追いにくいのは難点 です。しかしそんな見通しを全く覆して、盛り上がった会話が成立しそうにも 見えます。こうした仕様一つにしても、前もって言葉で言うより、使ってみれ ば一目瞭然なところがありますから、やはり実際に使ってみるのが一番です。


(2)同窓会における個人情報の取り扱い

パスワード付き『資料部屋』にて計画されているメンバーリスト(現在は白紙) において、現在の同期生の名簿情報を共有、逐次更新しようという件について の基本方針です。法的にはそもそも同窓会(同期会)は事業性を欠くことから 個人情報取扱事業者には該当せず、個人情報保護法の適用は無いと考えられて いるようです(仮に事業性が認められたとしても、我々の取り扱う個人情報は 5000件以下と思われますので、その意味でも個人情報保護法の適用はない ようです)。

しかしながら、同窓会という組織が個人の情報を保持していうという事実には 変わりが無く、法的に言っても一般的なプライバシー保護の観点からして何の 責任も負わないということにはなり得ません。昨今のインターネット環境では、 たとえ個人名、住所もしくは電話番号、メールアドレスにすぎずとも、それら を同時に把握されてしまうことが非常に危険な事態につながりかねません。こ のことは蔓延する悪質業者の架空請求のケースなどを考えれば明らかです。個 人情報保護法の適用の問題がどうあるにせよ、同窓会組織としてその法律背景 にある精神はきちんと受け継がなければならないと思います。パスワード強化 はもちろん難しくありませんが、やはり基本的に、そういう危ない情報は必要 最小限を除いてネット上に置かない、に越したことはないと思います。

名簿の逐次更新情報を共有しようという発想の出発点は、主として連絡先不明 者の捜索とその呼びかけにあります(企画者および管理人)ので、ネット上の 名簿に記載するのは氏名(旧姓)と連絡先の情報あり・なし、のみにするとい うのも一手(その方がいいか)と思われます。その上で、メンバーリスト上で 更に他の項目についても掲載して良い(このセキュリティ状態で満足である) といった希望が出るようならば、個別の問題として対応したいと思います。


(3)同窓会のホームページ(特にBBS)を一般に公開することの意義

このホームページは一般に公開されています。特に注意して欲しいのはBBS です。ここのBBSに書かれていることは「全世界に向けて書かれたつもり」 でないにせよ、「全世界の人が、誰でも分け隔て無く見る」ことができます。

BBSを公開しないのはもちろん簡単なことです。すでに資料室内にもここと はタイプが異なりますがメンバーのみの掲示板を設置してありますので、必要 に応じてそちらも利用していただければと思います。(そのうち、こちらと同 等以上の機能を持ったものに変更する予定です。)個人がかなり特定化される ような話題や、長くなりそうな議論、多くの意見交換が必要となる議論などは、 むしろ中でしていただく方がいいと思います。書き込みの時間的順序の明確な 掲示板の方が、相談事の効率は明らかに良いとも思います。公開の掲示板は外 の世界に向けた顔、外界とのインターフェースであり、つもる話、詳細、各論 はまあ中に入ってしていただく、というのがそもそも作成当初の意図でもあり ました。(ただし使用方法を制限するつもりは全くありませんでしたし、この 先も無いと思います。あくまでも目安ということです。)

パスワード付きの資料室内の掲示板はそれなりに使っていただくとして、こち らの公開された掲示板、外界とのインターフェースは必要なのか、という点に ついて最後に述べたいと思います。このインターフェースは以下の意味で有益、 重要、そして我々にとって必要であると考えています:

第一に、このホームページを知らない同窓生でもここを見つけてくれる可能性 が高くなります。BBSでの会話でも公開して半年、一年と続けば、google はじめ種々の検索エンジンにもそれなりに引っかかるようになるでしょうし、 そうなればこのページを知らない同窓生でも、ここを見つけてくれるかも知れ ません。

第二に、メンバーが限られた内輪の掲示板は、時として仲間内のみに通じる話 が行きすぎて、略語や隠語が支配する、仲間内から見て明らかな外側に向けて バイアスのかかった非難中傷が横行する、といった弊害を伴うことがあります。 外の世界に通じる掲示板を並行して持ち、常に新しく来る人を意識することは、 私達がグループとしての現在の自らの状況を冷静に見つめ直すきっかけになる と思います。すなわち、外向けの掲示板は外からの人を迎え入れるための玄関 口であると同時に、内部にいる我々も我々をもう一度外から見つめ直す、我々 が我々を見る入口でもあるということです。勿論、中学時代に戻って気兼ね無 く話をする、そういうのも当然あってもいいのですが、できることならば外に 向けて、誰が見ても公然と微笑ましい、公然とリラックスした、そういう大人 の側面というものも、すでに我々には常に意識されてしかるべきではないかと 思われます。

第三に、どうせなら、社会的意義を追求すべきではないか、ということがあり ます。といって、具体的に何をしたいとか、何が目的かとか、そういうことが 明確なわけではありません。さしあたって明確である必要も無いと思います。 我々が、我々として閉じてしまい、我々だけで満足してしまうよりも、むしろ 外に向けて開かれていることを好むという、そういうことに過ぎません。何が 目的なのか分からないからこそ、楽しいとも言えます。僕等のページが一体何 の社会的意義を持つんだと思われるかも知れませんが、たまたまネットをあち こち眺めていて偶然このページにたどり着いた人が、万一ここに何か書き残し たとして、そこから何が生じるか。ピンチかも知れませんし、チャンスかも知 れません。これはまさしく人生そのものです。我々が同窓生という仲間を形成 しているとき、その集団が社会に向けて開かれていること、まさにそれがその 集団の持つ仲間性、人間性、すなわち仲間の倫理を、そしてその集団としての 自由(freedom ではなく self-reliance)を培うものと思います。

以上、公開BBSの必要性ならびそこに込められた願いをもって、当該ホーム ページ公開の基本理念としたいと思います。


(管理人・企画者を含む同期生有志)


最終更新日 2007.6.1


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