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Alicia
とお裁縫



私が生まれる前から、
母は自宅で洋裁学校をしていました。

毎日多くの生徒さんと
たくさんの業務用足踏みミシン。

数十台ものミシンが一斉に音を立てると、
それはそれはすごい振動です。

でも、その音と震動が私の子守歌でした。

服はいつも母の1点もの。
でも子供のころは
既成服に憧れてましたっけ(笑)。



幼児期になると、
邪魔しないように、と言われるのですが、
私も一緒になにかしたくて
教室の中をちょろちょろしていたのを
覚えています。

そんな大迷惑な私に対しても
生徒さんはいつも笑顔で、
そしてかわいがってくださいました。

きっと
「ものつくり」の楽しさから、
心の余裕が生まれていたのでしょう。



子供のころから身近にありすぎて
あまり興味のなかった世界。
でも、大人になってから、
段々と興味を持ち始め
今に至ります。


いまだに沢山ある
ミシン糸にボタンつけ糸に刺しゅう糸
デットストックと言われるような
布地にボタン。

etc etc…

そういった素材に囲まれて
暮らすのがいつのまにか
私の幸せに。

そうして
その作品を受け取った人が
「小さな幸せ」を感じてくれることが
私の希望であり、
幸せなのです。




Alicia