毎日新聞第32回兵庫県少女バレーボール大会

2007年03月3,4日
主催 たつのバレーボール協会、毎日新聞社






3月4日(日)二日目(決勝)の朝7時。

集合場所の片隅(かたすみ)で座っているハルに監督がたずねる。

監督「だいじょうぶか?」

ハル「昨日病院から帰ってきたくらいから少し楽になった・・・」

監督「・・・・。」

監督「よっしゃ、はづきをAチームの方へ連れていくから・・・」

(4年生親子全員ハモリながら)

「え?えぇーーーーーーーー!!???」





話は前日の3月3日(土)にもどり・・・

毎日新聞第32回兵庫県少女バレーボール大会の予選の日。

6年生にとっては最後の大会です。いや、最後の大会というより

播磨ジュニアの主体練習も終わるという事になります。

3月一杯は部員ではありますのでサーキットトレーニングとボール拾い

には来てもらいたいのですが(^o^)そういう意味では播磨ジュニアでの練習も

終わるという事・・・・。さびしいね・・・。

みんなの雄姿(ゆうし)を目に焼き付けておこうと思った。

しかしこの最終大会もいろいろとあったねぇ〜。

朝、集合場所に集まった時にサキがユニフォームのパンツの新旧をまちがえて来るし

予選会場につくなりアヤカがシュ・・シュ・・シューズ!!を家にわすれてくるし(^_^;)

マネージャーのシューズをかりて事なきを得ましたがそれもこれも

波乱(はらん)の幕開けやったのかな?ハルがあんなことになろうとは・・・・。

朝からハルのお腹の調子が悪いみたいと親や本人からは聞いてはいたが

予選試合の時間がせまってくるにしたがって調子もどんどん悪くなっていくハル・・。



1人うずくまるハル(汗)


熱は無いからインフルエンザではなさそう。痛みの場所から判断するに「胃」。

案の定公式3分間練習でも元気がでていない。

予選1試合目。

1セット目気丈に頑張るが2セット目になるとコートに立っているのも

辛そうな感じでした。この1年間の試合の流れで何回も出てきた事のひとつに

1人の不調が全員に乗り移るという事象がある。

熱しやすく冷めやすくというのか、集中力の使い方を知らないというのか・・・。

みんなフォローしようという気持ちはある?のだろうけど空回りしてしまうのです。

まさしくこの試合もそれ!でした。

21-12、21-17で勝利するもこの1試合の得失点で予選2試合が終了した龍野さんの

失点数を上回ってしまったので1位シードでの予選通過は無くなりました。

あとは失点少なく予選全勝をして明日の出場を目指すだけです。

予選2試合目最初はコートに立ったハルでしたがもう限界のようでベンチに下げた。

ベンチというより審判の許可を得て会場を後にして緊急病院へ・・・。

最後の大会を6年生全員揃って戦わせたかったが大事な子どもの体調より

優先するものなど無いしね。ハル不在ではあったが予選2試合目21-5.21-7で勝利。

明日に進む事が決まったことを確認して本会場である市立龍野体育館に移動し

明日のトーナメントの抽選をおこないました。


107チームの参加から53チームが明日のトーナメント戦に進みます。

1位突破したチーム同士は1回戦からの対戦が無いような枠組みですが

2位抜けのうちとすればどこを引くのか多少は気になるというものです(^_^;)

しかしこの大会でチーム全員が目指すべきところはリベンジ戦そして上位入賞!!なので

どこを引き当てようがかまわなかったが、抽選の結果を見るとここ近年では珍しくも

有力チームさんと言われるチームさん達が見事に散らばりましたねぇ〜。



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そして迎えた2日目の決勝トーナメント戦。

点滴と薬で少しは良くなったハルではあったが極力体力を使わせないようにベンチ控えと

させて代わりに入った4年生エース候補が頑張っていたようです。しかしトーナメントを

勝ち上がっていくに従いキツイ試合にもなりハルの登場とはなったが準々決勝にて

終わってしまいました。試合状況をきくところによれば秋の県大会の再現のような試合

だったとか?それを聞くだけでアッチャー・・・(>_<)と深いため息がでました。

でも・・・君ら「らしく」てええやん♪

皮肉でもなんでもなくほんとそう思います(笑)

勝利だけをとらまえて言うと、1回戦で負けようが準々決勝で負けようが準決勝で負けようが

決勝で負けても悔しさは同じ。107チームの中で1チームだけが最高の勝利を味わえるだけで

あとの106チームは皆一緒のくやしい思いをする。でも106チームいれば

106個の思い出ができている事も事実でしょう。

優勝チームさんに負けないくらいのそれぞれの思い出を106チームが持ったことでしょう。

小学生最後試合は悲惨(ひさん)やったなぁ〜という思い出でええやん♪

こんな思いはもうしたくない!って中学で頑張ればええやん♪

1年間を振り返ってみても今回のように谷底に突き落とされるような行動やプレーも

見せてくれよったが、感動させられるプレーも沢山見せてくれました。

ありがとうね!おっちゃんほんと礼を言うわ。

これだけ「期待」と「裏切り」と「喜」と「怒」を味わせてくれたチームも久しぶりでした(^_^;)

また君らの事はあらためて・・・。

本当にお疲れ様でした。



結果:播磨ジュニア ベスト8

優勝:龍野少女
準優勝:太田少女



第28回ジュニアバレーボール東条大会



話は冒頭の3月4日(日)早朝7時にもどり

監督「よっしゃ、はづきをAチームの方へ連れていくから・・・」

(4年生親子全員ハモリながら)

「え?えぇーーーーーーーー!!???」

テラ「ハズキのお父さんBチームの車出しの担当なんですが・・・」

監督「どないかなれへんか?」

急遽(きゅうきょ)、私の車を提供。この日は嫁のバレーの大会も重なっており

嫁より数日前から「車はうちらの配車で使うからダメよ!」と言われていたが

「あほんだら!!ジュニアのほうが大事なんじゃ!!!!」

とは言えず、

「ごめんな・・・車お・ね・が・い♪」と交渉したしだいです^_^;

会場にむかう道中の車の中で『長尾か・ん・と・く』と、

さてどうしたもんかのう〜と頭を悩ます『テラコーチ』(笑)

攻撃ができない・・・。一応どのポジションの子でも播磨ジュニアですので(笑)

アタックは打つのですが、まだ威力が・・・。

一応新チームでライトアタッカーとして育って欲しい子はいるのだが

3週間前に手を床についたときに手首の細い骨を骨折して

ようやく前日にギブスがとれた状態ですので今回はベンチで応援にまわって

もらおうと思っていましたがレフトエースがいないこの状況でしたので

本人に確認して手首を反(そ)らなければ全然痛くないとの事で1セットだけ

ブロックとぶな!レシーブしなくてよい!と指示をしてコートに出して様子を見ようと

送り出したがやはり怖々(こわごわ)とプレーをしている姿を見てここで無理をさせて

完治が遅れたらこの子にも親御さんにも更に申し訳ないのですぐにベンチに下ろしました。

予選1試合目: 12−21、12−21
予選2試合目: 12−21、 6−21

予選2敗とはいえ、卒業前の6年生を相手にまずまずの試合内容でした。

「さすが、ハリジュニさんの子達ですね♪」ってお褒めの言葉もいただきました。

当然決めるアタックなんてないので、拾ってつないでへなちょこアタックでも

チャンスボールでも良いので相手に返す。ボールを落とさない意地を見せる事。

得点はほとんど相手さんのミスで頂きました。

でも何本かはすばらしいサーブが決まってましたね!それよりも

サーブミスが記憶にのこっている限り4セット中で2本。だと言うことがすばらしい!!

マオはレシーブカットが大きくなっても自然と練習とおりのジャンプトスができてました!

しんどいセッター練習だとおもうが着実(ちゃくじつ)に

マオの力となってきている証(あかし)しでしょう。

ミキも小指の付け根にアザができるくらい突っ込んでボールあげようと努力した。

アヤカもみだれたセミのトスにも反応してなんとか相手コートに打ち返した。

ユキもいつ上がってくるかわからない(数少ない)オープントスに対応すべく

一生懸命バックから回り込む動きを常時(じょうじ)していた。

サキのクイックも数本決まったね♪積極的に(クイックに)入っていくことが大事なんよ!

そしてよくセンターとしてアタックも拾ってくれた。

ライトアタック1本は絶対決めるわ!と前向きに行動したフミも最高です。

ベンチまで「ライトぉ!」って声が聞こえたぞ!合格じゃ♪

ユカにカレンも体調がよければみんなに負けないくらいの活躍はできるとテラさんは思う。


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足を運んでくれた4年生の保護者の皆様にはまたもや勝利の瞬間をお見せできず

申し訳なかったですが、今日のプレーを見ていると勝利する日もまんざら遠くでは

なさそうだと確信しました。やりよるわ〜このチビちゃん達(^o^)


昼食も済ませた頃、6年生もトーナメントを勝ち進んでいるとの連絡も入り

それならば、下級生の親も子も揃って最後の応援に行こう!と、たつの市へ車を走らせました。

東条町から地道をいくら飛ばしても気が焦る・・・

「ごめん!どうしても6年のあの子らの最後の姿を見たいねん。山陽道使ってもよいかな?」

との僕の申し出に快く承諾してくれたお父さん、お母さんに感謝。

でも山陽自動車道の三木インターのゲートに入るか入らないかというところで

「準々決勝で負けた」との連絡が入る。

後ろに連なる保護者さん(の車)に『バックして播磨町に帰って!!』と手を振る私の手には

しっかり高速の券が握り締められてました。

あと1分、いや30秒連絡が早かったら・・・(T_T)

私の車だけわざわざ志方町の北に位置する「加古川北インター」まで行き遠回りして帰りました。

同乗している4年の子達に帰って練習があると伝えると「今のうちに寝とこ!!」と

慌てて身体を休める努力をしてました。というか、急に無口に(^_^;)