東播小学生親睦バレーボール大会

2007年2月4日
場所 明石市立二見北小 その他3会場






東播連盟主催の最後の大会でもある東播小学生親睦バレーボール大会が開催されました。

最後の東播地区での大会となります。

結果からいうと今年度『も』優勝をする事はできませんでした。

ほんとこの大会の優勝だけがまだ無いのよね(汗)

毎年色々な事が起こってくれる。昨年は家族のご不幸がありお休みのメンバーが発生して

それに追い討ちをかけるようなネンザ発生で準決勝戦コートに立てず・・・。



今年は何もないように思うが強いて言えば前日の招待大会で播磨町に帰ってきたのが

21時30分。朝の6時30分出発して6試合14セットをこなして体調面に問題が

あったのか?というくらいですかね。保護者さんなんて昨晩はもうヘロヘロでお風呂も

はいらんとカップヌードル食べてバタンキューでしたわ!って言ってた(笑)

子どもらにも大人以上の疲れがあったこととは思うがそんなのは言い訳にしかなりませんね。

しかし今大会の試合運びを振り返って見ても


予選1試合目 21-12.21-6

予選2試合目 21-11.21-18

予選3試合目 21-12.20-21.15-4

会場決定戦 21-12.21-16

準決勝戦 19-21.21-12.14-15



朝一番の試合と準決勝戦以外の試合を見ると2セット目にあきらかに踏ん張りが効いていない。





決勝戦は播磨ジュニアに勝利した黒田庄さんと

ペガサス明石(男子)さんに勝利した加古川愛華さんの対戦となりました。

Bコートが片付けられ決勝戦が見やすくなったベンチの後ろで試合を拝見させて頂きました。

愛華さんに黒田庄さんのどちらのチームさんの想いもネット越しに私には伝わってきます。

圧倒的な強さで春先にスタートをした黒田庄さんでしたが大黒柱ともいうべきメンバーさんの

不慮のアクシデントをチーム一丸となり支えおぎない続けてここまで頑張って来られた。

そしてこの東播最終大会にて憎し播磨ジュニア(笑)を倒して決勝戦にたどり着いた。

片や今年度春先からグングンと技術に精神にと成長を積み重ねて来られてこの東播最終大会の

最終試合のコートに立たれた愛華さん。

どちらにも勝って欲しかった。コートチェンジをする度に両ベンチのみんなの顔を

間じかに見るたびに『がんばれ!』って願いましたわ。

1セット目愛華さんの勝利。2セット目黒田庄さんの勝利。

そして3セット目・・・

攻防の末、徐々に点差を詰めてくる黒田庄さんを振り切った愛華さんの勝ち。

もう14点のマッチポイントを愛華さんが取った時点で私も目頭がウルウル状態。

そしてゲーム終了と同時にコーチさんと子ども達が飛び跳ねて抱き合っている姿を見て

涙が頬を流れ・・・藤原監督と握手をさせてもらった時にはもう洪水のように涙が

止まりませんでした。私は『おめでとう御座います』っていうのが精一杯だったのに

藤原監督は気丈にも涙を堪えて

僕に・・・

「播磨ジュニアに負けんようにとこれまで頑張ってきた」

「愛華は無くなるけど愛華の分まで愛華の精神を受け継いでくれ」と

もったいないお言葉を頂きました。

愛華というようなチームは藤原さんにしかつくれませんよ・・・。(涙)



播磨ジュニアが新チームになるたびに当然保護者さんも変わっていく。

保護者が変るたびに藤原さんを見て「恐そうな監督さんやね・・・」という保護者に

毎年僕が返答する言葉は、

「うん!恐いで!間違った行動や態度をしたら。そら恐いで」

「でもな、愛華の選手もその保護者さんもしっかり監督の言うことを理解してるねん」

「間違ったことは言っていないって理解してるねん」

「保護者さんもたとえ応援の人数が少なくても全力で子ども達を大きな声で応援するねん」



表面だけ規律正しいチームも居てる。指導者が居なければだらけるチームも居てる。

でも愛華の子達は歴代いつの時代の子も指導者に対してだけではなく、

僕のようなただのおっさんであろうが元気よく姿勢正しくあいさつをしてくれた。

嬉しかったですよ・・・。

裏表がなく真に愛華精神をみんなが持っている。親も子もね!!



いろんな大会でお会いするが遠く離れていても(あっ、愛華さんが来たな!)って

わかるほどの大きな声が出せる。そんなあいさつだけではなく

試合間の待ち時間であろうがしっかり次のゲームに備えた行動を自分達でとっている。

この決勝戦でもこんな事があった。

愛華のある選手が多少乱雑にボールを相手サーバーに片手で転がした。

これも僕から見るとそんなに乱雑とも思えなかったのだが

(すんません。うちの子らにくらべれば丁寧なくらい 恥ずかしい限りです・・・。)

すかさず「こらぁ!!なんちゅうボールの返し方しとるんじゃ!!!」

そしてすぐにタイムを取って再度

「相手チームに失礼やないか!!!わかっとんのか!!!こらぁぁぁ!!!」

この一言だけを言ってましたね・・・。

大事な局面の大事なタイムアウトの場を使ってまでも・・・。



やはり藤原さんにしか愛華のようなチームは作れませんわ・・・。

寂しいですわ・・・・本当に・・・。



播磨ジュニアも愛華さんをいつも目標に頑張ってきました。

精神はとても追いつけませんが(それではダメなんですが)

せめてプレーだけでも!と・・・。

交流の輪を広げて頂いたことも数知れずです。

ありがとうございました。



うちの娘が播磨南ジュニア(知ってる人も少なくなってるやろな 笑)から

播磨ジュニアに移籍する時のうちの嫁の僕への殺し文句が

「これで愛華のような上手なバレーを教えてもらえるで♪」でした(爆)


あの当時からの数々の愛華さんとの試合や練習試合などの思い出が

この決勝戦を見ながら思い出されて涙が止まらなかった・・・・。

ここ数年の愛華の保護者さんの頑張りを同じ保護者のはしくれとしても

各大会で見ていたので(よかったね!報われたね!)って思うと涙を抑えられませんでした。



播磨ジュニアの歴史を語る上で加古川愛華さんはとてもとても大きな大きな存在です。

だから愛華さんには失礼だったかもしれませんがこうして播磨ジュニアのホームページに!

僕の心に!刻んでおこうと思います。

本当にお世話になりありがとうございました。


またいつか必ず・・・。




優勝:加古川愛華

準優勝:黒田庄ジュニア
3位:ペガサス明石
3位:播磨ジュニア