第27回近畿小学生選手権大会東播予選大会

2006年10月29日
場所 滝野総合公園体育館 他3会場





6時45分集合6時50分に出発。開会式会場に7時40分到着。

8時半受付の9時開会式なのに早っ!でもうちよりペガサス明石のお母さん達の

方が早くすでに玄関口でお待ちでした。早っ!


9月の中旬におこなった大会以来1ヶ月も試合から遠ざかっていました。

練習試合は2回ほどおこないましたが、やはり大会となると

身も心も引き締まるというかワクワク感が違いますね。

それも公式戦ともなるとさらに倍増されます。

昨年のこの大会はうちはチャレンジャーの立場だったので当って砕けろ!の

勢いのみでしたが(結果砕けたが・・・汗)今回は夏の優勝チームという

立場で向えなければいけませんので、多少プレッシャが掛かっていたのも

事実です。このように過去(優勝チームという)看板をぶら下げている

年代の時にはよくケガや病気に悩まされてベストコンディションで試合を

向かえる事のほうが少なかったのですが今年のチームはほんと病気やケガに

悩まされる事がなくこの日まできました。彼女達の実力も信じている。

体調面の心配も不要。ではプレッシャーなんて掛かるはずもないのですが

今回は別の不安要素もありまして・・・・・。

それは・・・・


監督がベンチにいないぃぃぃぃぃぃ!!!


お仕事の関係でどうしても休めない出張と当大会日が重なってしまいました。

9月の中旬頃にすでに監督不在になる事が解っておりましたが

子ども達や保護者さんにも知らせず伏せておりました。

知っていたのはマネージャーとコーチと私だけ。

家(嫁)にも黙ってました。(地獄耳のチビから漏れるのが心配で 笑)

要らぬ動揺や気の緩みを危惧してのことでした。

その後、練習試合が2回ほどあったのですが、監督もこの東播予選の

予行演習という感じでベンチにも入らず、なにも指示せず、黙って遠目で

見ているだけに徹しました。他の監督さんがベンチで盛り上げたり叱咤したり

しての練習試合風景でしたが播磨ジュニアだけは子ども達だけでベンチの

指示も盛り上げも叱咤も無し。空のパイプイスがあるだけ。

そんな状況で今大会対戦する可能性のある日野さんにセットを落とした。

監督が居る、居ないという意識が働いた訳ではないと思うが

やはり劣勢になったときにはなにかしらの影響が出たセットだと思う。

うちの保護者さんもなんで監督はベンチに居ってくれへんの?なんて思っていたかも

しれませんね。監督が手を抜いていたわけではございませんでした。

気を悪くされていた他チームの監督さんももし居られたとしたら

そういう訳でしたのでごめんなさいです。


大会2日前にみんなに監督不在での戦いになる事を知らせると

にやっ♪と笑う者、不安そうな顔をする者と様々でした。

上記の様な予行演習をしてもよい結果らしきものも出ていなかったので

今大会で唯一不安材料があるとすれば『監督不在』この1点のみ。


1回戦はシードのため2回戦よりスタート。

サーブにしてももう少し雑になるという(監督不在での)悪い面が出るかな?と思ったが

そうでもなくなかなか集中したプレーが出来ており一安心しました。

そらそうでしょうね。自分たちのプレーが出来ているときはベンチなんて仕事がない。

劣勢の時、ピンチの時、ここ一番の時、そんな時こそベンチを!監督を!

必要とするんですわ!彼女達は。

だから4回戦まではベンチの3名はただの『賑(にぎ)やかし』状態(笑)

ベスト4に残りました。

いよいよ県大会出場が決定される準決勝戦。

相手は日野さん

いきなり1−7と得点を先行された・・・。

世界バレーの日本対台湾ではないが、こちらのスパイクは見事にブロックされるわ

拾われるわで、こちらはというとコースに打たれるアタックを拾い負けする。

少々焦ったがこれはまだうちのミスでの失点差というより日野さんの実力での

得点であるのでいつものような気持ちの悪い焦りではなくきっとうちの子達も

徐々に本来もっている実力が出てくる!そうすればきっと負けるはずはないと思えた。

なんとか21−19で競り勝ちました。

2セット目に入るが、やはり日野の彼女はブロックが本当に上手い!!

「もっと頭を使ったらええんちゃうの?」とセッターに指示を出して得点ポイント比率を

変更してなんとかブロックを逃れて勝利。

これで県大会出場決定とはなったがあのでっかい優勝盾を目指しての決勝戦がある。

相手は黒田庄さん

いつも苦労する黒田庄さんのサーブも今回はなんとか上げる事ができ攻撃につなげられた。

うちには珍しく良いサーブも連続で決まった。県出場が決定されたという安堵感か

試合均衡するもベンチや選手もそう動揺は見られず勝利。


今回5試合をおこなったわけですが1試合が終了するたびにマネージャーより

海外(爆)にいる監督へ結果メールを送っていたがその返信メールがすべて同じだったようです。

監督も縁起をかついでいたとの事。じゃまくさかっただけちゃうのぉ???とは

思ったが本人がそういうのならそうなのでしょう(爆)

選手、保護者、ベンチの3人の安堵感より数倍の安堵感が監督にはあったことでしょう。

さっ!いよいよ君らにとっては最後の県大会です。

ある人からハリジュニのみなさんに全日本の柳本監督の言葉を伝えたいと

おっしゃってくれてましたので紹介します。


このメンバーで
このチームで
この状態で
戦えるのは
一生一度の機会なんだ。
by柳本監督


立つ舞台は違えど君ら6年生にとっても状況は同じ。もう二度とない小学生選手権大会。

悔(く)いを残すなよ・・・・。

中学も分かれてしまうんやで・・・。

ケンカや揉め事しとる場合でもないぞ・・・・。

団体競技で一番大切なもの・・・「和」

『このメンバーで!このチームで!』という「和」

心からメンバーに「ナイスプレー!」「ナイスアタック!」「ナイスカット!」

って言えるか?言ってるか?

君ら6人にはもう(小学生バレーをする上での)技術はいらん。

「和」を育てて欲しいねん・・・。

今おっちゃんが君らに足らんと思っているものは「和」や!!

これに練習はいらん。気持ち一つ持てばいい。

人を思いやる気持ち。人を気づかう気持ち。

これが君らに備(そな)われば、新たな技術よりも筋力よりも

何にも勝る武器になる。力になる!

「和」を持って!育てて!11月12日の県大会に臨(のぞ)もうや。


結果

優勝:播磨ジュニア
準優勝:黒田庄ジュニア
3位:加古川愛華
4位:日野スポーツ少年団