野里さんとの練習試合

2006年9月24日
場所 播磨小学校




本日はAチーム(6年生)Bチーム(4年生)ともにお手合わせ頂きました。


この日、当監督はお仕事が入り不在。

おまけにマネージャーに一部ママさんも自分達のバレーの大会で不在。

残されたコーチと私では、子どもらのモチベーションが保たれるのか

不安ではありましたが心配するほどの事も無く頑張っていました。


前日の練習終了後に監督より

「明日は監督はおれへんけど〜」の言葉に

『にやぁ・・・』と笑いを噛みころした笑みに

監督もつっこみながらも課題をもらっていました。

Aチームは今新たに練習をしているトスとのタイミングを沢山使って試すこと。

Bチームはとにかく元気に大きな声を出すこと。


6年のAチームはコーチに御願いして私はBチームを終日見てました。

なので今回はあまり6年生を見れなかったのでなんとも言えませんが

遠くで見る限りでもトスとのタイミングも合い体重が乗ったアタックに

なっていたように思います。一生懸命レシーブも頑張っていたし

監督がいなくても合格点ではないでしょうか。


Bチームも終日お相手をして頂きました。

野里さんはBチーム(5年生)だけではなくCチーム(4年生)も

組めているようで交互にお相手をしてもらいました。

うちのBチームはサーブカットの練習をした事がまだありません。

サーブをうけたのも7月のクラス別大会以来。

日頃のパス練習と6年のアタックを受けているだけでもサーブカット練習に

代わりうるものはできている!と自分には言い聞かせてはみたが

相手サーブで終わって試合になれへんかったら野里さんに悪いなぁ・・・

なんて思ったのも事実でした。

案の定、コース狙いや強弱をつけたサーブはまだまだ対応できておりませんが

思った以上にサーブカットできていたのにちょっとビックリ(笑)

今日は監督から出された「元気に大きな声を出すこと」だけを言い聞かせ

後は黙って見ておこうと思ったがどうも一人ベンチでみていると

考えなくてよいような事も考えてしまうし策みたいな事も頭に浮かぶ。

この時期のBチームと言えば試合ができる嬉しさに黙ってみていても

一生懸命やるものです。一生懸命やるから声も出る。だからもう一つ課題を

与えた。『自分達のミスをできるだけ少なくしよう!』

本来ならこの時期はミスを恐れるな!逆にミスをしても良いからガンガン行け!

というところだと思います。僕もそう思います。現に野里さんは

「お前はアタッカーやろ〜!力一杯打たんかぁ」ってコーチさんも仰ってました。

ご存知のとおりチビッコチームの我がBチーム。このメンバーで来年大きな

6年生を相手にしていかなければなりません。決定打が打てるエースにはまだ

なれないでしょう。ではどうやって強豪チームに向って戦っていくかといえば

やはり自滅点を限りなく少なくする。拾ってつないで相手に点を頂く。

だからあえて今のうちに21点の捕り方を少しでも身体で覚えてもらいたかったから

『自分達のミスをできるだけ少なくしよう!』の指示を出しました。

決定打ははるかに相手チームさんのほうが断然格上ではあるが点数を頂き良い勝負

になりました。でもミスばかりを気にするのもストレスになるのでこのセットは

ミスしても構わんから思いっきり行け!なんてセットごとに変えてみたり

我ながら神経使いまくりで疲れました(笑)

お昼に入り子ども達もセットの勝敗を午前に比べて気にする様子も薄れてきていたし、

試合慣れしてきたのか気持ちの表れも見えなくなってきたので少し悪知恵を入れた。


『お〜い、野里のCチームの子がうちらの方が強い!って言ってたぞぉ〜』

って教えてやった(爆)

「くぅ・・・ムカツク」、「次のセット絶対勝つわ!」

「よっしゃ!勝ってこい!」と送り出した。この日一番の元気と見違えるプレー(笑)

その後、

「来年頑張って戦っていかなアカンチームは野里のCチームなんか?Bチームなんか?」

「Bチームです。」

「んじゃ、もう一回Bチームに勝ってこい!」

なんとか最後までBチームの気持ちが切れずにすみました(汗)


今回は少々早い時期でのBチーム練習試合でしたがこのようにBチームがチーム形式で

動く機会が出てくると6年生の子や親にとっては少し寂しさも出てまいります。

過去の活動報告を読み返してはいないが秋以降→←3月以前のどこかで必ず触れている

はずだが「監督はもう6年生の事はどうでもええんやろか?」なんて親が思う事が

毎年でてくる。6年生は3月まで試合があるし最後まで良いプレーをして欲しいし

もっと上達もしてほしいと思わない指導者はおらんのよ。

でも来年にむけての基礎固めもしていかなければならない。親も悩めば指導者も悩むところ。

Bチームの親の期待感とAチームの親の寂しい気持ち・・・。いつか行く道来た道・・・。

このフレーズも毎年書いている気がする(大汗)

そんな事重々親も承知ではあるとは思うが、子どもは正直なもので

厳しい練習が下級生に行って自分達に余裕がでてくると、手抜きの練習もするものだが

それが当事者の親にしてみれば腹が立つ。我が子に対するジレンマを指導者にむければ

多少は気も晴れる。なぜもっと6年に目を向けてくれないの?ってね。

指導者の気持ちも理解しているからどこにも当れず「何をダラダラ練習しとんじゃ!!」

なんて子どもに八つ当たりしたことも幾度となく(大汗)

下級生に負けるなよ!!なんていつしか親も下級生にライバル心が芽生える。

私も保護者時代には通った道ですわ・・・・。


6年生は6年生で今まで球拾いをしていた可愛い後輩がコートに立って監督の

指導を受けている姿を見て『球拾いをしている下級生』という見方からいつの間にか

同じチームでありながら『ライバル心』が芽生える。

そうなると今まで気に掛けていなかった動作やしぐさ、言動にも腹が立ってくるようです。

「おっちゃーん!ほんま4年生っていうこと聞けへんねん!めっちゃムカツクぅ!!」

ってつい最近も愚痴られました(笑)

「そうか!おっちゃんがしっかり4年生に言うといてやるわ!」

「でもな・・・去年の6年生も君らの事同じようにゆうとったで!(笑)」

これも毎年の恒例みたいなもんですね。


また難しい季節がやってまいりますのう〜。

でもここを頑張りとおした親子だけが本当にご苦労様!!!と

《指導者、子、親という垣根》を取っ払ってお別れ会ができる。

三者の笑顔が見たいから頑張っていきましょうねぇーーーーー!!