強 化 練 習

2005年8月7日〜8月13日
場所 播磨小学校 体育館
  

 
  
今年も1週間の強化練習が行われました。

熱中症にもならず、ケガ、病人も出なくてなにより!というつもりでしたが

ケガ人が出ちゃいましたね・・・・。

うちの大事なセンターポジションのエリカが足首の剥離骨折・・・。

強化練習も中ほどに差し掛かった8月10日だったかな?

Bチームの練習相手として反対コートに入ってブロックをしていたとき

相手の足に乗ってしまったようです。(乗られたやったかな?)

幸いにも石膏でガチガチに固め松葉杖のお世話というような重症でもなく

二足歩行で歩ける程度の固定安静という状況です。

でも今月一杯はコートには入れないでしょうね。

播磨ジュニアにとっては大事なポジションでもありこの強化練習で一回りも二回りも

成長を期待していた子だけに残念ではある。

でも強化練習中はコートの外で筋力トレーニングをしながら大きな声でみんなを

声援してくれていた。やれる事をがんばりつつ完治を目指してください。


(チューブトレーニング中)


強化練習という名前はついているが、一日練習でも無し、泊まりの合宿形式でもなく、

練習メニューも土、日の練習メニューを元にプラスαしているだけ。でも、

この1週間連続の練習を頑張るんだ!やり遂げるんだ!の気持ち付けを

彼女達がしてくれるだけでも大いに意義のあるものになりました。


  


練習メニュー

13:00 ●コート、練習準備 (15分)
コート設営に手間取っているとついつい手伝いたくなるが、ガマンして子どもに任す。
13:15 ●ランニング (10分)
体育館内を10週、ジョグとダッシュ走法。
13:25 ●ストレッチ及びサーキットトレーニング (20分)
コート外周及びエンドライン間を使用してのモモ上げジャンプ、後ろ向き走法、足の交差、前後ダッシュ等
13:45 ●サイドステップ及び8の字ステップ (20分)
・中央ネットをくぐりながら前進しつつ低い姿勢と足のステップ(ツーステップ)を確認。
・3人組みになって8の字にぐるぐる回りながら軸足やクロスする足を確認。
14:05 ●壁打ち (5分)
練習開始から約1時間が経ち初めてボールを使用。フォームの自己確認とウォーミングアップ。
14:10 ●パス (15分)
・ペア対面にてパス(アンダー、オーバ、アンダー&オーバ)
・低学年は対面は行わず別メニューとし、足の運び、軸足、手の向き動きの練習。前後左右のボールレシーブ。
14:25 ●レシーブワンマン及びツーマン(セッターワンマン含む) (40分)
個人能力を考慮しながらの全メンバー対象にボール出し。
15:05 ●シート (40分)
6人のポジション取り、セッターの動き、カバー、ツートス、強打、軟打のレシーブ、フェイントフォロー
15:45 ●中休憩 (10分)
着替え、休息
15:55 ●サーブ (30分)
レギュラー6人は通しでおこない、その他は2班に分かれ10分置きにサーブと球拾いを交代。
16:25 ●アタックその1 (10分)
全員(低学年〜6年)対象に3名一組にてセンター位置に並びAクイック≠フタイミングにてアタックを繰り返す。
16:35 ●アタックその2 (25分)
レギュラー対象にレフト、センター、ライトのポジション練習。セッターのボールを打ちつつセッター練習も兼ねる。(オープン、平行、コンビ、A、B、C)
17:00 ●チャンスボール (30分)
攻撃パターンの使い分け。セッターへの返球重視のレシーブ。時折ブロック練習を挟む。相手コートからボールを入れてダイレクトスパイク練習もおこなう。
17:30 ●乱打 (25分)
Bチームを相手にするがサーブはコーチ、監督がおこない。レギュラーはサーブカットを重視。
17:55 ●クールダウン (5分)
シューズを脱いでの柔軟。ペアにてストレッチ。
18:00 ●ミーティング (5〜10分)
本日の練習を振り返る。

 
時間経緯、配分は私の体感でおおまかですがこんなものでしょう。

良くも悪くもこの数年、というか播磨ジュニア発足当時からこのメニューが基本。

瞬発力と持久力。そしてバレーの基礎。これだけの積み重ねが播磨ジュニアです。

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上記で述べた”Aクイック”でのアタック練習ですが小学2年生でもおこないます。

というか低学年であるからこそ、うちではこの”Aクイック”でのアタック練習なのです。

入部したその日に『踏み込みの足』を教え、『手の振り』を教え、『手首の返し』を教える。

そして選手が踏み込んでジャンプし、手を伸ばした所に監督がボールを上げます。

うちの低学年の子達上手に打ちよりますわ。監督のトスアップが絶妙なのでしょう(笑)

みんなアタック打ちたいもんね!それに”Aクイック”のタイミングって誰でも

ボールを手に当てられて感覚を覚えるには一番。スナップ打ちから始まって

高学年になるころには立派な全員アタッカーになっています。


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今年入った低学年のある子どもが自分のお母さんに向かってこんな事を言ったそうです。

「お母さん!練習を見に来るのならもっと早い時間に見にきてよっ!」ってね。

低学年は上記の【アタックその1】が終われば後は球拾いだけになります。

その子にすれば、自分が頑張っている前半を見てもらいたいのでしょう。

自分で頑張っていると自信があるので見てもらいたいのでしょう。

この子はきっと伸びる!そう思った出来事でした。

この子に限らず子ども達みんなは親に喜んでもらいたいのだと思います。

自分の子がミスをしても鬼瓦みたいな顔は指導者だけに任せて、

良いプレーを見せた時だけ拍手でも送ってやってくだされ(笑)


話が反れて行ってしまいましたので元に戻してっと・・・・


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1年を通して上記のような練習を継続して体に染み込んだ『瞬発力』『持久力』『基礎』に

もう一つプラスできればもっと播磨ジュニアは良くなると前々から思うものが一つ。

『思考力』・・・・。

この練習は、どのような時にどうやって使うのか?とか

監督から注意されたことは、こういう状況の時に起こるので注意しなければ!とか

その時、その時の状況がどうなっているのか?どう変化するのかを思い(予測)して考える力。

そしてその状況に応じたプレーができれば播磨ジュニアはもっと良いチームになる。



エリカの骨折はあったものの今年の強化練習週間も終わりました。

だが、これからの練習にたいしても気持ちはいつも『強化』であってほしいと思います。


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