ー 京都シティハーフマラソン ー

 開催場所 距離
京都府 ハーフ
 フーのコメント
関西圏の一般参加できるハーフマラソンではおそらく一番有名な大会でオリンピック、世界陸上級の一流ランナー達も出ているマジ大会。
恥ずかしながら私は今まで2回関門に引っかかり完走出来ていなかったけど平成21年ようやく完走出来ました(苦笑)
そんな私が大会レポなどおこがましいのですが完走もしたことだし予備知識的に知っておいた方が良いこととか書くことに。
まあレベルを高めに設定されたレースはありがちなことなんですけど知らないで参加されている人が私も含めて結構毎年おられるようなので。

まずコースは平安神宮からスタートして基本的に平坦で走りやすいコースなのですが2時間フラットがゴール関門なので「2時間以内で完走できる方」というのが参加条件になっています。(平成21年のみ2時間15分)
しかしこの「2時間以内」というのがくせ者で、じゃあ2時間くらいで完走できるランナーも出られるのか?というと出場は出来ますがまず完走は無理です。
大体他の大きい大会もそうでしょうが招待選手、登録選手の後に一般選手が並んでスタートするわけですが、その一般選手も申告タイム順にゼッケン番号がふられますので遅いほど後ろからスタートすることになります。
まあ申し込みの時のタイムは自己申告ですので速く書けばいいのですが、それでもMAX8000人出場するわけですからかなりの混雑が予想されます。
(大体最後尾ブロックから実際のスタート地点まで3分前後)
ここまではよくある話なのですがいざスタートしても京都という性格上大きい通りをそう何本もしかも長時間通行止めには出来ないためか、まずスタートからしばらくはかなり道が狭い&数回直角に曲がるため大渋滞が起こります。
ここで折角ばらけてスタートしている数千人が団子状態にされ大きい通りに出てもしばらくは大渋滞が続き自分のペースで走るのは困難になり私の感覚ではこれが大体5q近くは続きます。
一年目流れに逆らわず走っていたら5q通過30分(!?)で、2年目前年の教訓を生かして人の間を縫って縫って飛ばしましたがやはり5q通過30分(何故だ〜!)でした。
更に自分のペースで走れないためジョグのような緩ペースなのに精神的にも肉体的にもかなり消耗します。(ここで既に5分以上のロス)
更に更に交通規制で大きい通りが止めておける時間が短く時間を過ぎると加茂川の河原に降りて道の下をくぐるのだけど、これが激しく狭い!
これが大体2カ所あってここでも大渋滞が起こるためかなりのロスがあるのです。
と言うわけで大会要項を読んで、「楽勝!」と思っている人も危ない、「何とか完走できそう」という人はかなり完走が難しいでしょう。
私のようなギリギリランナーズ(今命名)は、要項読んでいれば分かりますが関門ギリギリで通過すると後々帳尻が合わなくなり結局関門で引っかかることになります。
特に10q、13.8q関門は厳しく、前述のロスのため遅いランナー程オーバーペースを強いられるためです。
まあ大会主催者の思惑が見え見えで、つまりギリギリランナーズは関門に引っかかるように出来とるわけで2時間ゴール関門が閉まった頃には遅いランナーは回収されて戻って来てるって寸法な訳です。
2002年などは通過は無理でも関門まではと頑張っているランナー達に、オフィシャルが「ここより後ろのランナーはもう走っても無駄ですから道路の右側によって道を空けてください」等とほざいてくださったくらいですから。
(さすがに翌年はそれはなかったけど・・・)
2時間切るか切らないかというレベルのランナーは出る方はかなりの気合いで臨む必要があるでしょう。
ただし、13.8qの国際会議場からは比較的直線続きでしかも緩やかに下っているため後半ペースアップしやすいためここさえクリアできればという感じですね。

あとこの大会は申し込み締め切りが異常に早いことも有名ですので注意しましょう。
確か12月17日くらいだったはずです。
それと例年の替え玉登録に業を煮やしたのか登録料先払い制(しかも5000!)が導入されましたので重ねてご注意を。
(抽選に落ちたら返金。でも手数料500円取られる;)
更に登録が当日朝ではなく前々日、前日ですのでこれも注意が必要です。

と、いろいろ書いていますが実は平成21年の大会をもって休止が決定しています><
市の補助で何とかやってるくらいの赤字続きだったとかで2年ほど見直しがされ平成23年に復活ということですがどうなることやら・・・。