ー 京都視覚障害者マラソン ー

 開催場所 距離
京都府 1.5、3、10 q
 フーのコメント
視覚障害者オンリーの大会で、一般の人の参加は伴走者としてしか出られない。
その反面視覚障害者は伴走者を調達しなくても主催者側で確保してくれるなど配慮が行き届いているので参加しやすい。
レベルの高い盲人ランナーは段々伴走者の確保が悩みの種なのですが、この大会は地元高校の陸上部がボランティアで参加してくれていたので、その点も安心。
(今でもそうだと思う)
走っている人ならば想像に難しくないでしょうが、伴走者というのは相手の人よりも数段実力が上でないといけないので特に女性ランナーは苦労されている人が多いようです。(伴走者とあまりに身長が違うと走りにくいから)
私も伴走経験が多少有りますが、タイム的に余裕が持てるペースでも、相手の歩幅と腕の振りに出来るだけあわせた方が良いので(最低でも引いている方の手は相手の腕の振りを邪魔してはいけない)、かなり走りにくいし身長差があれば尚更のことです。
伴走者が保たない場合は複数人数で交代したりもするくらいですから。
そう言った意味でレベルの高いランナーを確保してくれるのは非常に助かるのではないでしょうか。
ただコースが少し問題で、盲人の大会の割には非常に走りにくい。
コース上で幅が狭い所がかなりの割合を占めるし、一部は路面が土なので雨が降るとかなりぬかるむのも問題。
それに盲人ランナーは、ただでさえ狭いコースを伴走者と併走するわけだから、レースしようなんて思うとかなりつらい。
接触転倒なんて事はいつ起こってもおかしくないような環境でした。
その他コース指示も、すこぶる頼りなかったしで、私が出た年は踏んだり蹴ったりでした。
障害者に対する配慮が良い分余計に残念でなりません。
主催者の苦労は分かりますが基本は「安全に大会を施行する」ことではないでしょうか。
状況が変わっていないなら、とても他人に勧められるレースじゃないです。

(注・・・5qの部は今は無いようです)