−指圧とは− |
指圧とは徒手で体表の一定部位を押圧して生体の変調を矯正し、健康の保持増進をはかるもので、按摩やマッサージの圧迫法を主体にした手技療法です。 按摩、マッサージを基にしているからには歴史は新しく、大正時代に日本で成立したものです。 TVでもおなじみだった浪越氏を開祖とする術で浪越流物理療法とも言えるでしょうか。 按摩と同義に捉えられることが多いですが、その術式は結構多彩で、前述した按摩の押圧法からマッサージ、カイロプラクティックやオステオパシーのような骨格系に対するアプローチまで様々で、それまでの型に囚われない姿勢が見受けられ独自の治療観があります。 まあ施術されている方としての按摩、マッサージとの大きな違いは、按摩、マッサージが施術点へ多様性複合圧(つまり揉むこと)をかけるのに対して、指圧は、施術点に一点に時間をかけてゆっくりと圧をかけることでしょう。 そのため一般的には非常にソフトで圧力の割には刺激感が少なく動的な治療が精神的肉体的に合わない患者さんにはより有効で、又、主な術が一点への垂直圧という性格上鎮痛、鎮静に優れています。 |
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