天の川

   

満天の星空
     
重なり合い星々が河になって織姫と彦星の間にあった
     
七夕の願いを書き野菜を捧げ
     
空を見あげて晴天を喜んだ
     
その頃は祖父や祖母がいてよく笑う四人姉妹がいた

     

満天の星空を見たのは夢だったのか
     
そんなに遠い思い出になった

     

新しい家族のために女たちは生き始める
     
新しい家族も古くなり
     
忘れられ七夕飾りも忘れられ
    
会う機会が織姫より遠くなった姉妹たち

     

星空を見たのは夢だったのか
     
思い出をたどりながら今年は笹飾りをつけている
     
満天の星空