桜の咲く哲学の道
花びらを投げて笑った夜があり
寒さに腕を組んだ夜がある
また春が来て今年はひとり
音もなく心がふるえる
だれか聞こえるなら
だいじょうぶだよと抱きしめて欲しい
お前は正しいのだとささやいて欲しい
ほんのり浮かぶ夜桜に
意味もなく心がふるえる