夜

           

    冷たい微風が吹きぬける
         
    静かな夜
         
    小さな虫の音にも感動し

    わずかな物音にも心を奪われる

         

    それを一人で楽しむのはもったいなくて
         
    私は詩を書く
         
    詩を書くとき楽しさは数倍になり
         
    ただ夢中になる

         

    一人だけの静かな夜
         
    一人だけで詩を書き想う

    ほのかな喜びがわきおこり私を包む

         

    夜だからこそ感じる
         
    静かだからこそ感じる
         
    この小さな喜び
        
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