ナショナル製(型式不明)ラジオレストア A

 

 

 次はキャビネット補修編です。

 ホントなら現状の塗膜を全て剥がし、新たに塗装をし直すと綺麗になるのだろうが、かなりめんどそう。・・・と物ぐさ心が出てしまった。古い塗膜を完全に取り去るのは難しそうなので、キャビネットはこのまま使うことにしました。近いうちに、家具用ワックスを試してみるつもり。

 

Repair_7 サランネット。

←でも、サランネットは交換しようと思ってました。

 ボロボロなので。

 しかし、これに合いそうな古くさい感じのサランネットがなかなか見つからない。

そんなある日、ホームセンターでいい感じの柄の暖簾を見つけました。

で、その暖簾で試してみることに。

←思ったよりしっくりきてます。

 

 

Repair_8 シャシをキャビネットに入れる。

ダイヤル目盛り板の塗装をし直し、いよいよシャシをキャビネットに収める時がきました。

 

とは言え、底面からネジ4個で固定されているだけなので簡単です。

ん〜。いい感じです。

 

 

Repair_9 裏蓋を作る。

 買った時から付いていなかった裏蓋を作ることにしました。

キャビネット裏側の上下部分に、たぶん裏蓋を取り付けるのに使うのであろう溝があります。

 が、ただの板のままではどう考えても取り付かないようです。

そこで、図のようにキャビネット上部の溝に合うような凸型の、上下にスライドするストッパー(的なモノ)を作り、それで固定することにしました。

 

ではでは早速作製です。

5.5mm厚のラワン合板で作った裏蓋です。下部分に電源コード、端子類を出すための逃がしを開けています。上部にはストッパー(的なモノ)を取り付けるためのネジ穴を開けています。上下に動くようにするために、長穴を開けています。

9mm厚のラワン合板で作ったストッパー(的なモノ)です。M4のネジで固定するため、ツメ付きナットを打ち込んでいます。

←キャビネットに、作った裏蓋を取り付けて様子を見ているところです。

 ・・・なかなかいい感じです。

←放熱のために、適当に穴を開けました。

←さらに、回路図を作成して内側に貼っておきました。

 

 

Repair_10 電源コードを替える。

 これで一応完了なのですが、当時物の電気製品に使われていたような丸型の電源プラグと袋打ちの電源コードを探していると、丸型の電源プラグは、“フロービス”という店でピッタリなのを見つけ、袋打ちコードは近所のホームセンターで照明用(部屋の電気(ペンダント)に使うコード)を見つけたので、交換してみました。

←これは元々このラジオに付いていた電源コードです。

 あちこち破けて危険です。

←買った袋打ちコードに買った丸型プラグを取り付けた図です。

 う〜。やっぱりコードはち〜と雰囲気が違うな〜。太すぎですな・・・

←実際に取り付けるとこんな感じです。

 ・・・まあ、よしとするか。

え〜感じのコードを発見したらまた取り替えよ。

 

 

●あと少しお付き合いください・・・なんとはなしに撮った写真。

←マジックアイ6E5の動作。

 左はあまり受信していない時、右は強く受信している状態です。

 マジックアイカッコいいなあ。でも、寿命はかなり短いらしい・・・

←サランネット上部に付いているナショナルの古いエンブレム。

・・・なかなかオシャレなデザインです。

←交換したパーツ類。

 ・・・いままでご苦労さまでございます。

←斜からのアングル。

←ダイヤル表示窓も綺麗になりました。

 

◆最後に、現物から起こした回路図はこちらです。・・・何かの参考にしていただければ・・・

 

 

 

 

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