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今回は、 作製したモノの紹介ではなく、加工一案の紹介でございます。参考のひとつにしていただけると幸いです。 |
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ある工作で、押しボタンスイッチ(タクトスイッチです)を前面パネルに出そうとした際、ふと“押すところが光ったらカッコいいな〜”と思いつき、試してみたところ意外とうまくいったので紹介します。 |
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左の写真のような、基板に取り付ける、 “プチプチ”(?)と押した時の感触のある、小さい押しボタンスイッチです。あらゆる電気製品の操作ボタンに多用されています。 |
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思いついた構想は、至って簡単です。 左の図のように、タクトスイッチの押す部分を透明の棒状のもので延長し、その先端部分を前面パネルに出し、操作ボタンとする。(この棒状の部品を、仮に“延長ボタン”と名付けます。) で、延長ボタンを下からLEDで照らします。すると、透明の延長ボタンが導光体になって、前面パネルに出た操作ボタンとした箇所が光るという算段です。 |
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@タクトスイッチを基板に取り付ける。 |
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とりあえず、タクトスイッチを適当な基板に取り付けました。基板をケースに取り付けるためのL字の金具も適当に作って、取り付けてあります。(アルミのアングル材などで作ります) |
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A“延長ボタン”の加工 |
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左の写真は、“延長ボタン”の素材です。プラモデルの透明部品を切り取った後の、本来は捨ててしまう、枠の部分です。 加工は、ニッパーで適当な長さに切って、ヤスリとサンドペーパーで仕上げるといいと思います。(私は、せっかく買った木工旋盤を使ってみました) |
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左の写真は、タクトスイッチと接合させる箇所の加工をしているところです。タクトスイッチには、真ん中に小さな穴が開いていたので、その穴に圧入するための凸を加工しています。 これも、端面をヤスリで平らにして、タクトスイッチにボンドで接着してもいいと思います。 |
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タクトスイッチと“延長ボタン”の接合ができました。 |
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Bケースに組み込み |
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ケースに、基板に取り付けたタクトスイッチと位置が合うように穴を開けます。 基板にLEDを取り付け、ケースに組み込んでみます。(LED2個付けてみました) |
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これで、光る押しボタンスイッチの完成です。 左の写真は消灯時、右の写真が点灯時です。ん〜なかなかカッコいいではないか。(^.^) |
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ちなみに、内部はこんな感じです。けっこう眩しいです。(*_*) |
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