東北四大祭りツアー
「秋田竿燈まつり」「青森ねぶたまつり」「山形花笠まつり」「仙台七夕まつり」
ツアー名 | 寝台列車で行く東北四大祭5日間 ('07/8/4-8) 読売旅行社 に参加 |
動機 |
7月に送られてきた読売旅行社のパンフレットを見ていて、東北の四大祭りが目に留まった。 国内の観光地はどこに行っても似たようなものなので余り興味はないが、有名な祭りに興味がそそられた。 実は、私は新潟生まれと東北地方に近い出身なのに、不思議と東北地方は福島県(会津&猪苗代湖)以外行ったことが無かったのです。妻は、東北からは遠い岡山県出身なのに、ん十年前の修学旅行で訪れたことがあったのです。(と言っても殆ど記憶に残っていなかったですが)。 とは言え、二人とも東北の祭りは見たことがなかったことと、ツアーはスケジュール的に結構忙しないので好みでは無かったのですが、祭りの場合は観覧席が確保されているなどツアーの方が断然便利だと考えて申込んだ次第です。 また、時期的に8月4日〜8日と仕事の都合上グッドタイミングでした。昨年から一年がかりの大仕事2件が一段落。また今の仕事でお盆は休めず、丁度仕事の端境期間だったのです。 平日を連休して妻と旅行するのは何年、何十年ぶりか、思い出せないくらい昔のことである。四大祭りのツアーは何種類かありましたが、妻の意見を取り入れ、祭り中心の割安な「寝台列車のコース」を選んだ。 |
異常 気象 |
当初、往路は日本海側を通る寝台列車の予定だったが、7/16の中越沖地震によりJR信越本線の一部が不通になった。どうなるのか心配していたが、東海道本線の寝台急行・銀河と東北新幹線を使うことに変更された。実は、出発10日前の7/23から信越本線が全面開通したものの元の日本海経由にはならず。 直前に台風5号が来たため天候を心配したが、4日には東北地方を通過したのでホッと一安心。しかし、旅行中、曇り時々雨と不安定な天気が続いたものの、雨はバスでの移動中とか宿泊中で降り、観光と祭りの見物には殆ど支障なく、逆に気温25度前後と過しやすかった。 |
1日目 8月4日 |
![]() 息子にJR加古川駅まで送ってもらう。大阪駅までは新快速で、20分前に到着。既に添乗員と何名か集合していた。ツアーは、観光バス3台で、私たちは3号車で42名とのこと。後で聞くところによると、3台とも旅程は同じなのだが号車によっては宿泊するホテルが違っており最終日は3号車が一番良かったとのこと。 新潟生まれの私は、寝台列車「きたぐに」「日本海」を良く利用していたが、「銀河」に乗車するのは初め。銀河のB寝台は全部2段なので広くて、きたぐになどで使われている3段寝台より良かった。しかし、揺れの大きさが気になった…都市圏は速度の速い快速電車のためレール整備が良いせいだろう揺れが少なめだが、ローカル区間での揺れが激しかった気がする。 正規料金では、寝台列車の方が新幹線より少し高いんですね(ビックリ)。 ※「銀河」が'08年3月14日で廃止(星屑)されるという。感慨深い。('08/3/2追記) |
2日目 8月5日 |
東京駅で銀河→東北新幹線「MAX やまびこ103/8号車(残念ながら1階)」で郡山駅。 郡山駅より観光バスによるツアー開始→田沢湖→秋田竿灯まつりへ。 →晴天、東北なのにとても暑い、高速道路走行途中に32-35度の気温表示も。花巻「金婚亭」にて昼食。漬物が名物と言うことで炊き込みご飯とそばと漬物セット。 ![]() →田沢湖。小雨混じりで気温が下がり過ごしやすくなったものの、湖面は灰色、対岸は霞んでボンヤリとしか見えずガッカリ。名物「みそたんぽ」を食べる。きりたんぽを焼いて味噌を付けたもので五平餅と同じものだが美味しかった。予定外に、私たち3号車だけは運転手の好意により遠回りになるが対岸にある「伝説の辰子像」に立ち寄ってくれることになった。金色に輝く約2m程の身の丈の辰子像(左写真)はとても美しく見えた。感謝! →祭りのための交通規制が始まる前に移動する必要があるため、早めに秋田市中心街に乗り込み「秋田ビューホテル」にてバイキング形式の夕食を食べた。ミニサイズのきりたんぽと稲庭うどん、じゅんさい、いぶりたくわんなど郷土料理も多く美味しくいただけた。 →ホテルから祭りの観覧席近くまでバスで移動、最初の祭り「秋田竿燈(かんとう)まつり」を見物することに。 竿燈まつりは8月3-6日に開催。観覧席は、片側4車線の道路の中央分離帯に専用の雛壇式の観覧席が仕付けられている。交差点のところは単なる長いす。全部で152ブロックあり、私たちは100ブロックの29と30。席数は全部で4500程か?2000円/席で9百万円/日の売上げ?。 竿燈祭りの必需品は「鈴」。多くの売り子が鈴を売って歩いており私も購入。良い音色。 ![]() 今年は、秋田で国体が開催されるとのことで、祭りの開始に先立ち、国体のトーチの出発式が開催された。竿燈は大きなもの(大若)で提灯46個、50kg、12mもあり、差し手が竿燈の軸となる竹をバランスをとりながら、手のひら、肩、腰などにのせる妙技が見もの。子供たちは小型の竿燈でトライ。立てるときは、竹を継ぎ足して高く上がるようにし、横に倒して移動するときは継ぎ足しを外して短くしていた。演奏は太鼓と笛と鉦、掛け声は「ドッコイショ、ドッコイショ」。 19時過ぎから20時半まで、祭りの最後にはふれあいタイムがあり、観客が竿燈を持ったり太鼓を叩いたり祭りをやっている人と写真を撮ったりと見るだけではなくチョット参加した気分を味わえることができるのが素晴らしいアイデア。 →市内のホテルは満員?高価? バスで1時間ほど離れた横手市のホテル「よこてグランドホテル」に10時過ぎに到着。ツインルーム。祭りのツアーの場合、その日のうちに帰れれば良い方だと添乗員の弁。近くのコンビニで夜食を購入。 |
3日目 8月6日 |
朝7時20分から朝食(和セット)。8時30分出発→十和田湖→奥入瀬渓流→青森ねぶたまつりへ![]() →岩手山PAにトイレ休憩、岩手山は雲がかかり裾野しか見えない。 →平塚果樹園にてリンゴ(ふじと王林)のスライスの試食とリンゴジュースの試飲。ジュースはリンゴを直接ジュースにしたものではなく瓶入りのジュースだったのでガッカリ。果樹園だけで販売していると言う、「アップルデザート」を土産に購入、宅急便で送付。 ![]() →十和田湖全体を上方から見ることができる展望台がある「発荷峠」に停車したが霞んでおり見晴らしは良くない。霧の十和田湖。気温は22度と肌寒く、まだアジサイが満開で美しく咲いていた。 →湖畔近くの十和田荘で昼食。名物のきりたんぽ鍋など。歩いて20分位のところに高村光太郎作「乙女の像」(写真左)があるが滞在時間が1時間と短いため見学予定はなし。私たちは、二度と来ることも無いだろうし是非見たいと思いタクシー乗り場まで歩き、タクシーで近くまで行き待ってもらって見物した。1150円也。 ![]() →十和田湖とつながっている「奥入瀬渓流」に。時間も無く殆ど車窓からの見学になったが、トイレ休憩を兼ねて「石ケ戸」に停車。緑が綺麗、水は冷たく、生き返るような場所だった。右写真。物珍しさで、奥入瀬の源流水(ペットボトル)を購入・・・極普通の水だったが。 →八甲田山・萱野高原でトイレ休憩。長生き茶が無料、十六茶みたいなもの。みそおでんがあり大根を食す。生姜味噌をつけて食べるのだが結構美味しい。妻は冷水トマトを美味しそうに食べていた。その後、岩木山の展望台があったが見えないので撮影タイムなしで通過。 ![]() ねぶた祭りは19時から祭りが始まった。ねぶたは道路の広さにより大きさが制限されているため、多少高さが低く横幅が広いものになっている。跳ね人の衣装はレンタルがありフルセット3900円也。大きな太鼓と笛と鉦、特に8連の太鼓の音が素晴らしい。青森山田の跳ね人に、往年の歌手の「橋幸夫」が参加しておりビックリ。後で聞くと、親戚の子供が青森山田に入学して以来、応援団長をしているとのことである。まつりは21時半までとのことだが、車が停滞するので早めの20時半で見学終了。 →これまた青森市内ではなく、2時間近くかかる八戸のホテル「ルートイン本八戸駅前」で宿泊。完全なビジネスホテルでシングルルーム。 |
4日目 8月7日 |
朝7時から朝食(和洋バイキング)。8時30分出発→中尊寺→厳美渓→山形花笠まつりへ![]() →中尊寺。妻は修学旅行で40年前に来たことがあるのだが全く記憶に無い様子。祭りのせい?観光バスで大混雑していた。お寺のガイドさんの案内で本堂、金色堂などを見学。金色堂は風雨を凌ぐために建物で覆われているんですね。遠めに金色じゃないと思っていたら外観は覆堂だったのです。金色堂そのものは5m角程と意外と小さいが仏像が所狭しと多く並んでおり珍しい感じがした。 ![]() →昼食は、中尊寺の駐車場にある「平泉レストハウス」。お寺の近くだから?精進料理っぽい昼食でした。時間があったのでここで土産を買うことに。「くるみゆべし」が美味しいが高価なので自分用に、会社用には数がある「南部せんべい」に。嵩張るので宅急便で送ってもらうことにした。宅急便が無ければ手に持てる範囲と言うことでそれほど多くは買わないと思うのだが・・・ついつい多く買ってしまった。 →厳美渓。途中雨が降ったが見学するときには上がる何時ものパターン。うわさに聞いていた「空飛ぶだんご」は残念ながら休業。土産物屋で「いつくしだんご」を食す。つるつるした食感のだんご。 ![]() バスで花笠まつりの観覧席に、とても小さいキャンプに持っていくような折りたたみ椅子が並べられていた。席がパレードゴール地点だったため目の前に来るまで時間がかかるのでスタート地点に向けて歩きながら見物。待機場所まで行き舞い戻った。パレードの道路は2車線と狭い。掛け声は「ヨイショ、マカショ。」車にのせられた太鼓(1個)が踊り集団の間で打ち鳴らされ、花笠音頭がスピーカーから大音量で流れるが迫力はイマイチ。踊りは綺麗だが大人しい。参加型の祭りだと思う。見ているだけでは・・・。 帰りはホテルが近いので各自好きな時間に歩いて帰えることに。 |
5日目 8月8日 |
朝7時から朝食(和セット)。8時出発。仙台七夕祭り→帰路へ![]() 伊達政宗の像が無いかと探すと駅にあると言うので行ってみたら見掛け倒しといったら怒られる?石像があった。銅像は城跡にあるとのことだが時間が無い。最終地の土産は、勿論仙台名物の「笹かまぼこ」と「牛タン」、保冷パックに入れてもらいハンドキャリー。雨が上がったら完全に晴れて暑さが戻ってきた・・・今日から立秋なのに。 11時20分に集合するも、一人帰らず添乗員大慌て、20分程度遅れで全員集合、出発。 →郡山駅発14時33分発東北新幹線「MAX やまびこ116号/6号車(残念ながら1階)」→東京駅発16時36分東海道新幹線「ひかり381号14号車」 新大阪で解散と思っていたが、ひかり381号は岡山行きなのでそのまま乗り越し姫路に行くことにした。20時16分着、息子に迎えに来てもらい帰宅。翌日9日も休み。 |
追記 |
![]() 天満大池が会場のときは行ったことがあるが、加古大池に変わってからは初めて。毎年家の2階から遠目に見ていたのだが、東北祭りのつながりで会場に行くことにした。とても多くの露店と人出がありビックリ。19時30分から打上げ、1時間弱で帰った・・・1時間程度で終わったようだ・・・予算が無い? 間近で見ると大きさもそうだが、腹に響くような大きな音がたまらなく良い。 そうそう、会場の大池からは、20kmほど離れているのに「明石大橋」のイルミネーションが綺麗に見えたのでビックリした。この地区が高台と言うことと、周囲に邪魔物が無い田舎と言うことだ(^^;; なお、初めてデジカメで花火を取ったが、カメラ自体はCannon IXY 600と優秀なカメラでナイトスナップとか花火の撮影モードはあるものの手振れ防止機能が無いためと思っているのだが、夜景とか花火は不得意なのである。左の写真は、一番良かったもの。。 |