第
12
番札所
岩間山・
正法寺(岩間寺)
(真言宗醍醐派)
ご本尊:千手観世音 ところ:大津市
散 華
御朱印 (御詠歌)
御詠歌
松
風
の
音
岸
う
つ
波
は
岩
間
寺
の
い
づ
く
な
る
ら
ん
水
上
は
<ご詠歌略註>
水上は(みなかみ)は何国ならんとの問いに答えていうを、岩間寺にかけてよめり。さて岩間より流れ出る水が谷の岸を波打ちの音かと聞けば、松風の音であったとの歌也。
裏の意は観音は音を観ずるとの御名にて世の中の音を観ずれば、岩の間より流れ出て谷川のきし打つ浪の音も、峰の松風の音も皆法の音(のりのこえ)に聞ゆるとなり。
<観音霊験記・・・芭蕉翁桃青>
尚、絵の上段は、霊場の風景とお堂が描かれ、下段は、霊場の霊験記が書かれている。
次の霊場へ