
ドイツ・ハナウとケルン & オランダ・アムステルダム |
今回の出張は、担当している2件の仕事が共にドイツのメーカー、一社はフランクフルトの近くのハーナウにある会社、もう一社はデュッセルドルフの近くのレムシャイトにある会社だが、効率よく一回の出張で両社と打合せを行うとしたため、出張にしては珍しく土日を挟むスケジュールとなりラッキーでした。
また、天候も、この時期のドイツとしては暖かく、関西地方並みの気温で8-10℃程度。仕事の日は曇天&小雨だったが、観光の土日は晴天に恵まれ日頃の精進の良さを証明した(本当かな?)。
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- 12月6日 関西空港(10:40)→Francfurt(15:10)→Hanau(ハーナウ)
- 7月にドイツに行ったときは、夏時間だったためか1時間早い出発で両替などで手間取りバタバタした。今回は、同じ飛行機便(LH741)でも1時間遅くなっていたが、前回と同じく家を7時ごろ出発したので関空のラウンジでゆっくり過すことができた。前回、手荷物を預けないように肩掛けバックを持って行ったが肩が痛くて困ったので妻のキャリーバック(国際便の最大寸法ギリギリ)を使ったがやっぱり楽チンだった。
12時間の長く退屈な飛行の後、定刻通りにフランクフルトに到着。手荷物が無い場合2 階が出口になっているが、タクシーは到着出口に待っているということなので1階に下りてタクシーの運転手を探す。意外と簡単に見つけることができ一安心。ドイツのタクシーは色々なタイプがあるが全部ベンツ。アウトバーンは少し混雑していたが30分強でハーナウ(Hanau)に到着。4時過ぎなのに薄暗くなり始めていたが思ったより明るく暖かい。10℃と言うことで日本と変わらずビックリ。緯度的には北海道より北、樺太あたりなのに・・・夏の暑さ同様、異常気象らしい。
ハーナウは、人口9万人ほど、グリム兄弟の故郷としてメルヘン街道の出発点として有名な街。街は茶色の三角屋根の木枠作りのドイツらしい家が立ち並ぶ街ではなく、四角い2階建てくらいの商店がきれいに並んでいる。人口の割りに商店が多 いのにビックリ。とても過しやすい綺麗な街です。
ホテルは Zum Riesen。ナポレオンも泊まったことがあるという由緒あるホテル。主人夫婦とも日本に留学していたことがあり日本語も通じ、親切で、安く(1泊EUR79=1万2千円)とても良かった。
到着時間も早かったので、近くにあるグリム兄弟像があるマルクト広場でクリスマスマーケットが開催されていたので散策。小さな広場だがメリーゴーランドも2基仮設されており多くの人で賑わっていた。早速、パンに挟んだソーセージを買って食す。美味しい。さすがソーセージの本場だ。多くの人が、ビールではなく、コーヒーカップを手にしており不思議に思っていたらクリスマス限定の「グリューワイン」・・・赤ワインに甘味と薬味をいれた飲み物でホットで飲む。自家製らしく、店によって味が違うらしい。酒に弱い私は同行者が買ったものを味見。私にとっては珍味だが、結構美味しいらしく大勢の人が楽しんでいた。
19時に商社の人と合流しドイツ料理店で夕食。フランクフルトでは有名?な「リンゴ酒」をトライ。リンゴのワインでフルーティで不味くは無いが、私にとっては白ワインの方がすっきりして飲みやすく感じた。時差を解消すべく、23時前に寝たが2時、3時と目が覚めるも頑張って就寝。
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- 12月7日 ハーナウ
- 朝7時過ぎに起床、曇天と言うこともあるが8時過ぎでも暗く緯度の高さを感じた。フランクフルトが近いせいか、ひっきりなしに飛行機が通り若干うるさく感じる。窓の外は小雨模様なのか路面が濡れて
いた。ホテルの朝食、生ハム、ソーセージ、チーズがドイツを感じさせうれしい。
今日と明日の2日間の予定で1社と打合。ホテルからは10分ほどで会社に着き、早速仕事を開始、英語の下手さに疲れる(^^;;。
日中もパラパラ雨が降っていたようだ、昼食は社員食堂で長いソーセージ、キャベツ、ジャガイモ、最もドイツらしいメニューだが日本人には大盛り過ぎる。19時過ぎまで仕事。英語の下手な私には疲れる。
ドイツ人に聞くと、クリスマスプレゼントは、セント・ニコラウスの祝日の12月6日にするそうだ。そう言えばクリスマスマーケットも12月23日まで。イブ2日は静かに家で過ごすのが正統派なのかもしれない。
夕食は、パエリアを食べようとホテル近くのスペイン料理店へ。入り口には冷蔵ショーケース(-1℃)に大きな魚が陳列されていたがどう見ても新鮮そうに見えない。大丈夫か? 食べたことの無いスープがあったので注文。「にんにくとシェリーのスープ」、にんくにがたっぷり、でも臭くなく美味しい。パンも入っておりとても美味しいが量が多く、お腹がいっぱいになってしまい、オードブル、メインが十分に食べられなくなってしまった。オードブルには子鰯のフライ、イカのリングフライ、マッシュルーム、など。メインは、海鮮パエリアだが水けが多くあまり美味しとは思わなかった。
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- 12月8日 ハーナウ
- 今日もお仕事。昨日は少し遅くなったので、今日は8時仕事スタート、まだ暗い。ドイツ人は朝早いのは悪くないが、夜遅くまで仕事をするのが嫌いらしい。何時も仕事時間は一日10時間以内、週40時間以内と言う。それでいて活発な経済活動をしているのだから労働生産性が高いということだ。
今日も時々小雨が降っている。
夕食はイタリア料理。大好きなオニオンスープを注文するも量が多く皆で頼んだピザを少し食べただけで満腹。こんなに少食になってしまったのか?ちょっと不思議だったが多くは食べられなかった。メインを食べようと思ったらスープは止めておかなければ。でもオニオンスープはパンも入っており美味しかった。ピザは、マズマズ。
ホテルに戻り、主人に明日の鉄道の旅について聞く。実は、明日は土曜日で休みなので、ケルン経由でアムステルダムに行く計画をしているのだ。ハーナウからケルンに行くには、ライン川沿いを通るのと特急ICEで行く方法がある。冬季でライン川下りは閉鎖されているので、ライン川沿いを通ってローレライを見たいとも思っていた。一方、今回はドイツ駐在時に見損なったケルン大聖堂をぜひ見たいと思っていたのだ。ライン川沿いの鉄道を使うと時間がかかり、ケルン滞在時間が無い、またアムステルダムに夜遅く着くのも勧められないと言うことで、特急ICEでケルンに行くことにした。主人は親切に鉄道の予約をしてくれたがタイムオーバーで予約できず。翌朝早めに行って買うことにした。
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- 12月9日(土)ハーナウ→ケルン→オランダ・アムステルダム
朝7時半に駅に行き、列車を座席指定の切符を購入。
ハーナウから8:09に普通列車に乗車しフランクフルトへ。ドイツの列車はアナウンスが無いと思っていたら、アナウンスがありビックリ、民営化によりサービス精神が高くなったのかも知れない。
フランクフルトでは特急ICE220への乗り換え時間が少しあったので駅前を散策。ICEは、2等より清潔で快適とのことで1 等を予約、アムステルダムまでEUR139、約2万円とチョット高い。車内の明かりは白熱灯の間接照明で柔らかく、前の席の後ろに、目の前にテレビが付いている・・・でも1局しか入らない、ドイツ語のテレビ放送では理解できないのでCNNニュースか、音楽ビデオがあればと思う。フランクフルト〜ケルン間はICE専用線で列車速度も速く1時間ほどで到着。ケルンには定刻10:15に数分遅れて到着、約4時間滞在できる。今日は、先日までの曇天小雨模様と打って変わって晴天の観光日和。
ケルンの駅を大聖堂方向の出口に向かうと、ガラス張りの駅舎の中から巨大な大聖堂が目 の前に見えビックリ。駅舎を出て大聖堂全体を見るとあまりの大きさ、塔の高さに唖然とし着て良かったと感激。駅側の入り口より大聖堂に入る。冬なのに大勢の観光客で賑わっており、こんな時期に何で?と不思議に感じた。有名なステンドグラス「バイエルンの窓」・・日差しの方向がよくとてもコントラストが強く美しく見えた。「大聖堂の絵」、「東方三博士の聖遺物」・・何が入っているのかな? 等など、、多くの遺産が。でも、高い天井にはフレスコ画は描かれていなかったのが少し残念だった。中を一回りした後、南塔に登る。入場料EUR2。塔の高さは150mだが、登れるのは100m、階段509段。階段が狭く、長くしんどい。塔の上から見るケルン市内は雄大なライン川を含めすべてが美しい。
大聖堂を出て、目抜き通りのホーエ通りは歩行者専用道であるが、人に溢れ自由に歩けない。特に買うものも無いので、しばらく行ってからライン川方向に左折。すると、クリスマスマーケットが。同行者がビール好きで、ケルンのビール「ケルシュ」を買った ので味見、ピルツなのだが後味に少し香りが残る独特の味わい、不味くはない。さつま揚げのようなものを作っているお店が合ったので食べてみることに。ハッシュドポテトのようなもので、粒状のジャガイモに多分つなぎに小麦粉を入れててんぷらにしており、結構美味しいが3枚一組は多過ぎる。傍には屋外スケートリンクが仮設で作られており、やっぱり冬は寒いんだろうなと思った。
次いでライン川に架かるドイツァー橋を途中まで渡り、大聖堂を眺める。橋の下には観光船が係留されている。ライン川下りが無いのに・・・と思ったら、ディナー観光と かデュッセルドルフ間の定期船もあるらしく、一度乗ってみたかった。ライン河畔は美しく整備されており散策に良く、湖畔沿いに駅に向かう。駅の傍に行くと、大聖堂の南側にもクリスマスマーケットが立っていた。結構大きい。ここも観光客?で大賑わい、歩くのも大変なくらい。またもや大好きなソーセージを食べる。また、ビールのつまみ?として有名な粒塩がかかっている8の字状のパン「ブレッツェル」があったので食べたが、大きい上に、塩が強く、半分ほどでギブアップ。ごめんなさい。
ケルンをと言っても、大聖堂とその周辺だけですが充分堪能したので、14時18分発の特急ICEでアムステルダムへ。今度は、3人掛け2列、6人のコンパートメント。幸い同行者と2人の貸しきり状態でゆったりできた。

途中の駅(オーバーハウゼン)では、製鉄業で使う溶けた鋼を入れる鍋2基と溶けた鉄をいれる混銑車1台、展示しておりビックリ。後で確認したら、あの有名なクルップ社(現在はテッセン社と合併してテッセン・クルップ社)のあるところで納得。車窓からは、緑広がる広大なドイツらしい風景や、180度の虹も見え、飛行機には無い良さを堪能。車掌が一度切符の確認に着たくらいでオランダとの国境は意識できない。
しかし、薄暗くなる車窓より見る家々が少し変わったころでオランダに入ったのではと感じた。建物のこげ茶色の外壁に、白く幅広い窓枠が、また運河と運河沿いの自転車専用道がオランダを感じさせた。特急ICEと言っても、ケルン〜アムステルダム間は、一般鉄道の線路と共用しており、速度も150km/hと新快速並みで決して早くは無いが乗り心地は良い。一般鉄道も日本の新幹線とか私鉄同様標準軌なのだから。列車は3時間ほど走り定刻どおり17時過ぎに到着。明日デュッセルドルフに向かう切符を先に予約しておこうと切 符売り場へ。しばらく並んだ後、列車の予約もできて支払うとカードを出すと国際切符売り場に行くように言われがっかり。現金なら良かったのか? ホームにある国際切符売り場は整理券を持って多くの人が順番を待っている。待つこと30分、明日の切符を購入、今晩のうちに買っておいて良かった、明日買おうとしたら乗り遅れたかもしれない。デュッセルドルフまで1等でEUR62.8(約1万円)。オランダに入ってから気になっていたのがやたら単語の中に「J」の文字が入っていること。どんな発音なのかな?
すっかり暗くなった駅のキオスクで夕食用のサンドイッチと飲み物を買ってタクシーでホテル nH city north に直行。一方通行が多く回り道をする場合があると聞いていたものの予想外に遠い。翌朝のタクシーは早く安かった。ホテルはエレベーターも部屋のカードを挿さないと動かないし部屋の階までしか行かない仕組みでセキュリティが厳しい。安いホテルを探してもらったのだがEUR135(約2万円)と超高価。
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- 12月10日(日) アムステルダム→デュッセルドルフ
- アムステルダムの滞在時間は8時間ほどしかないので朝早くから動くことにした。7時30分ホテルを出発、駅に着いても真っ暗、どこも開いているはずは無い。でも日頃の行いが良いのだろう晴天になりそう。駅前で貸し自転車を借りて市内観光をする予定だが、開店の9時までは約1時間、時間つぶしに駅近くの「涙の塔」に行く。 運河沿いの風景はとても素晴らしく、ドイツとは全く異なる雰囲気に満足。聖ニコラウス教会も閉まっているようだ。振り返って駅を見ると、アムステルダム駅は確かに東京駅そっくり、東京駅がモデルにしたとのこと。駅前の運河から運河巡りの観光船乗り場を
チェックし、メイン通りのダムラック通りを王宮までぶらぶら歩く。開店準備をしているお店、早くから開店しているファーストフード店など人が動き始めているが人出はまばら。それはそうだろう、日曜日の薄暗い早朝なのだから。駅前も大通りも道路が整備されるのだろうか運河が埋められ工事中で興ざめした。王宮は威風堂々とした大きな建物でその周りがダム広場、大きなクリスマスツリーが飾られていた、が、ドイツのようにクリスマス一色と言う感じはしない。結局どこにもクリスマスマーケットは見当たらなかった。
やっと9時、駅にあるマックバイクで自転車を借りる。何人と聞くので不思議に思ったら、各国語の説明書が用意されており日本語のページを開けてくれた。レンタル料、保険料などの説明が丁寧に書かれており、さすが観光都市と感じた。1日1台1500円程、盗難保険を掛けると1.5倍と言うので保険を掛けて借りた積もり・・・返すとき二人で2千円強とビックリ、怪訝に思ったがまあ良いかと思って支払った。ラッキー? オランダは自転車王国、自転車を利用する環境が整っており利用する人が世界一多いとのこと。アムステルダムの大通りはトリムを含む自動車道の他に自転車専用道と歩道があり、自転車専用の信号機まである念の入れよう。もっとも運河沿いの細い道は自転車も車道を走るのだが自転車が前提になっており安心して走ることができる。自転車は手ブレーキと足ブレーキの2種類あり街では半々位のようだ。私は勿論安全第一に手ブレーキを使用。
自転車による観光スタート。駅よりダムラック通りを真っ直ぐ下がりハイネッケン・エクスペリエンスを右折、ゴッホ美術館を目指す、天気も良く快適なサイクリングだ。チョット行き過ぎ、コンセルトヘボー前に出た。とても有名なオーケストラだ、時間があれば聴いてみたいものだ。少し戻ってゴッホ美術館へ。写真撮影は禁止、ルーブルとかオルセーは良いのに何で?ケチ! ゴッホってとても多くの絵を描いたんですね。特に死ぬ前の数年間の絵が多く展示さ れていた。面白かったのはミレーの絵をモチーフにした絵があったこと。タッチは勿論違うが、先達の絵を見て勉強したのですかね。かの有名な「ひまわり」「自画像」を見て納得。でもこの絵の前が人だかりにはならないのが不思議な気がした、日本では有名な絵なのに、世界では別なのかな。入場料1500円はチョット高い。
次いで隣接している国立ミュージアム。ここは有名な「レンブラントの夜警」が展示されている。これを見るのに入場料1500円、ゴッホ美術館と一緒にしてくれれば良いのに。レンブラント生誕400年らしくここも結構人出が多かった。1600年代の写真の代用のように思える写実的な光と影の絵は一種独特だ。「夜警」の絵の大きさにビックリ。また教科書で出てくるもう一つの有名な絵が、「牛乳を注いでいるフェルメールの台所女中」、意外と小さかった。絵は本物をサイズを含めて見ることが大切だと思う。
次いで、アムステルダムと言えば「アンネ・フランクの家」です。でも、標識も看板も無く人が並んでいなければ見過ごしたかもしれない。長蛇の列、30分程待って入場。入場料1千円強。4階建て位だが、結構狭い感じの家、中には当時を偲ばせる資料が展示されていた。各国で翻訳されているアンネの日記も展示さて、一部は日本語文庫本も売店で売っていた。家を出ると長蛇の列はなくなっており、さっきは何だったんだ、団体さんがいたのかな?
美術館とアンネの家の行列で結構時間がかかったので観光船は取り止め。
次いで、ゴッホのアルルのハネ橋と良く似ていると言う木製のマヘレのハネ橋に、数kmのサイクリング。途中ハネ橋は幾つか見たがマヘレのハネ橋は大きくて美しかった。1時過ぎで腹が減ったので昼食。普通のレストランに入った積もりだがフィッシュ&チップスもどきがEUR10と観光客用の価格設定か?
次いでレンブラントの家の前まで行ったが資料館のようで残り時間も少なかったしそれほど強い興味がなかったので入場せず。計量所のあるニューマルクト広場から旧教会の辺りある有名な飾り窓を目指す。ニューマルクト広場から北に進むと結構大きな中華街に入りビックリ。適当に道を選んで旧教会方面に行くと偶然飾り窓の真ん前。真っ赤な薄いネグリェジェを着た恰幅のいい女性が目に飛び込んできた。じっくり見るのも気が引けるので自転車で見ながら通り抜ける。昼間だからか営業中だからかわからないがカーテンが閉まっている窓が多く、窓から見えたのは4,5人程。白人ではない細身の女性もいたが、大柄で年増に見える女性が多くお相手はご遠慮させて頂きたく思った。
約1時間程時間があるが予定していた観光は終了したので、駅に戻り、自転車を返して、昨日行った国際切符売り場で時間つぶし。ここだけは椅子がある無料で休息できるのだ。
16時34分発の特急ICE125に乗車、6人掛けのコンパートメント、外国人1名と日本人2名と我々2名の5名だが窮屈感はない。暗い車窓を見ながらデュッセルドルフへ。ビストロ(食堂車)でコーヒーを買って飲む、400円弱だが量も多く美味しい。
デュッセルドルフには定刻18時46分に少し遅れて到着・・・在来線と兼用だからね。ホテル
ESPLANADA は駅から500mと近いとのことだったので歩くことにしたが暗くて方向も良くわからず、途中で駅に引き返しタクシーでホテルへ。意外と時間がかかりビックリ。タクシー乗り場の案内がある出口に出たのだが逆だったようだ。
ホテルで商社の人と合流し、食事に。アルトシュタットで食事。自家製のアルトビールを出す店
Hausbrauerei Zum Schluessel、席に着けば文句なしでアルトビールが出る。従って私の目の前にもアルトビールが、大麦を焦がした茶褐色のビールはコクがある。食事はこの時期限定の「だちょうの肉」を頼む。濃い目の味で煮た肉で結構野生的な味がした。店を出て代える途中、日本人商社マンがグリューワインを飲んだことがないと言うので別の店に入る。店によって味が違うといっていたがこの店のは渋すぎてイマイチ。
着いた時はクリスマスマーケットが賑やかだったが帰るときには閉まっており残念。タクシーでホテルへ。
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- 12月11日 デュッセルドルフ→レムシャイト
- 早朝、デュッセルドルフから鉄道で東に1時間ほどのレムシャイトへ。昨日とはうって変わり朝からしっかり雨が降っている。刃物で有名なゾーリンゲンで乗り換え。あの有名な双子マークの工場も駅の傍にあったよ。この辺は、中学校の社会で習ったルール工業地帯なのだ。
レムシャイトの中央駅は何も無く寂れていた。更に出迎えの車で1時間走ったところに2社めの訪問先があった。前回訪独した際と同じ会社なのだが前回は本社、今回は別の工場なのだ。 昼食は工業団地の食堂のようなところで短く切ったスパゲティの上に豚肉たっぷりソースを掛けた料理。夕方まで仕事をし、リムシャイトのホテル Mercure へ。ホテルのロビーに、レントゲンの胸像がある。何とX線で有名なレントゲンの生まれたとこだったのだ。X線の単位、レムは、レムシャイトからとったのだろうか?博物館もあるとのことだが、時間も無いしパス。 夕食は何故か別のホテルのレストラン。ノンアルコールビールを飲んでみた。普通ノンアルコールビールは私でも不味く感じるのだが、ここのは美味しくかった。食事は、店の黒板にチョークで書かれていた「茹でた牛肉にチーズソースをかけたもの」、ソースが絶妙でとても美味しくいただけた。
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- 12月12日 レムシャイト→デュッセルドルフ
- 雨も上がったが、曇天で寒い。とは言っても8度位か、この時期としては暖かい。
朝早くから仕事。昼食を食べずに一気呵成に仕事を終わらせようとしたが、終わったのは何と2時半と意外と時間がかかり腹が減った。駅に向かう途中、広い丘陵を見ながらゴルフ場が簡単に作れるなと言っていたら、ゴルフ場が左に見えビックリ。コースは唯広くセパレートなし、一度ラウンドしてみたいものだ。遅い昼食は、田舎町の小さなレストランで簡単に取り、リムシャイト中央駅の一つ手前の駅 Remscheid-Lennep に。中央駅よりこちらの方が小ましで人も多かった。 ゾーリンゲンでの乗り換えは何故か列車が一本間引きされており30分以上寒空で待たされる。
デュッセルドルフに着き、荷物を預け、アルトシュタットへ。一昨日食事をしたところがアルトシュタットだったということは私以外分かっていなかったようだ。アル トシュタットにある「ハイネの家」を目指しつつ、駅前の大通りで日本の商社も多く、三越もあるインマーマン通りを抜け、ライン川方向に。途中、常設市場の中を散策。アルトシュタットの中も散策、大勢の人で賑わっていた。デュッセルドルフのライン川はケルンより更に広大、橋を歩いて渡りきる気持ちにはなれない。
ところで、ハイネの家は何と一昨日食事をしたお店の2軒隣りでビックリ、ガイドブックでは酒屋となっているが本屋だった。食事は安心して入れそうな明るい店に、何と日本語メニューもあった。肉が飽きたので、大海老とサーモンの焼いたものを注文したが、海老の大きさに失望。その後、一昨日は閉まっていたクリスマスマーケットに行く。ドイツは至る所クリスマスモード一色。ブラブラして、タクシーで駅に行き荷物を取って、タクシーで一昨日と同じホテルに。
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- 12月13日 デュッセルドルフ→フランクフルト→12月14日関西空港
- 土産を買う時間を確保しようと早めにホテルを出発しデュッセルドルフ駅から列車で空港へ。デュッセルドルフ空港ではあまり良い土産物屋(特にソーセージを売っている店)が無くチェックイン。結構持ち込み品検査が厳しく、カバンに入っている目薬を出すように言われ、出すと透明のポリ袋に入れてくれた。
11時20分発まで時間があったので免税店でチョコレートだけ購入。ソーセージは無かった。ラウンジで時間をつぶして搭乗しようとしたら整備遅れで30分程待たされる。フランクフルトの乗り継ぎは1時間25分なのでソーセージを探す時間が気になる。LH809はビジネスといってもエコノミー3列の座席の中央の列をテーブルにしただけでイマイチだが、1時間足らずの飛行なのに軽食がでた。フランクフルトでは、取りあえずソーセージを売っている店を探すが見当たらない。前回購入したした店がチューリッヒから到着したゲートの方向にあったのを思い出し、逆方向に急いで行って探した。前回2軒あったがが、先に見つけたお店でソーセージを確保。もう一軒の方が沢山の種類を売っていたと思うが時間がなく諦めた。
尚、右の写真は、ハーナウのクリスマスマーケットで購入したサンタの人形。安かったが、ネジを巻くと、オルゴールが鳴りながら回転する。
時間が無くなり、ラウンジに寄らずにしばし待つが少し遅れて搭乗開始。LH740、13時40分発。帰路はジェット気流の影響だろう、往路より短い10時間半の旅と言うよりかごの鳥、たまに乗るとうきうきするが何回も乗ると苦痛になる(贅沢かな?)。 機内で妻と息子の嫁にペンダントを購入。 翌14日8時55分定刻に関西空港に到着。疲れましたが楽しかった1週間でした。
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以上 |