- 【音楽ファイル形式の選定】 "WAV"→"FLAC"へ
- 従来"WAV"形式を使っていたが、"N-50"では、画像を含むタグ表示に対応しているのでタグ情報付きで音質劣化が無い可逆方式の"FLAC(Free
Lossless Audio Codec)"形式を使うことにした。
- 【"FLAC"の圧縮率の決定】 Level 0(Fast)=高品質に
- "FLAC"の圧縮率を調べてみた。"dBpowerAMP"の Key CD にもなっている"Billy
Joel / 52nd Street (24KT GOLD CD) "の1曲目"Big Shot"、"WAV=41.01MB(100%)"を使ってチェック。
"Exact Audio Copy"では、高品質=26.53MB,(65%) 低品質=23.66MB(58%)、別設定で Level 0=26.52, Level 6=23.67MB(58%),
Level 8=23.64MB。高品質でも低品質でも圧縮率7%の差と意外と小さく、Level 6 と 8 とでは殆ど差が無い。
DSDプレーヤー"Audio Gate"でも色々変換ができるが"FLAC"の圧縮率は設定できない。26.12MB(64%) とEAC高品質より若干圧縮しているようだ。面白いことに、ハイサンプリングでの変換も可能で、例えば"96kHz/24bitのFLAC"=82.28MB…する気はないが遊べる…。
"dBpowerAMP Music Converter"では、Level 0=26.50MB, Level 8=23.63MB で"EAC"とほぼ同じ。 ところが、"無圧縮モード"がありビックリ。当然、"WAV"と同じはずだが情報エリアが増えているのか"41.04MB"と微増。
NAS対応HDD"BUFFALO Link Station LS-V1.5TL"の容量は1.5TB、使える容量は若干少ないものの
CD(WAV)約2,000枚の容量なので無圧縮でも良さそうだが、HDDはいつの間にか不足するもの。 "FLAC"は可逆圧縮なので音質劣化はないと信じて、"高品質
Level 0 (Fast)"で統一することにした。"illustrate"の設定ガイドでは、速度と圧縮率のバランスがとれている"Level
5"を推奨している。
- 【問題1】リッピングソフト"Exact Audio Copy"での不具合「文字化け」
- 今までも時々リッピング精度が高くて評判のフリーソフト"EAC"を使っていたが、今までは"WAV"への変換→今使っている"KENWOOD
UD-E77WSD"では"FLAC"に対応していないので。 今回は"FLAC"に対応すべくエンコーダーを追加、やっとのことでオプション設定をして、CDからタグ情報付きで"FLAC"にリッピングしたが…
「画像がうまく埋め込めない」、「"N-50"で日本語ファイル表示、ファイル名ではなくタグのタイトルが一覧表示されるのだが、文字化け"????"。 選曲してタグ表示画面になるとタイトルも正常に表示されるのだが?」、という問題が発生。
仕方なく、"EAC"で一旦"WAV"にリッピング→ファイルコンバーター(Efficient WMA
MP3 Converter)で"FLAC"に変換→CDを入れたままタグエディタ"MP3Tag"で編集することで問題は解決できたが、面倒である。 …FLACのエンコーダが原因かもしれない。
- ★対応策;リッピングソフトの変更:"dBpoweramp Reference R14.2"(有料版)の採用
- 上記問題に対応すべく他のソフト、"EAC"と並んで評価が高く、"LINN"も推奨している"dBpoweramp"、とりあえずフリー版を使ってみることに。
"EAC"に比べジャケット画像の検索数が極端に少ないものの"EAC"の問題「画像を含むタグも文字化け」も発生しない!
早速、高機能の有料版"dBpoweramp Reference"($38.00)を購入。 "LINN"にある日本語取説"http://www.linn.jp/pdf/ds/dbpoweram_r14.pdf"も参考に、マジックを塗ったエラーディスクも作成してきちんと設定(したつもり)。
おまけの"Music Converter"…"WAV"→"FLAC"変換には他のものを使っていたが"dBpoweramp製"を使ってみた。
スタートメニューの"MusicConverter.exe"は、GUI画面が無く、起動すると即ファイル選択画面が現れ、選択後変換設定画面になるだけのシンプルなものだが、"Multi-CPU"対応のためエンコード中にCPU毎、私の場合4CPUが同時に変換している進捗が表示され感動、変換が速く優れものだ(^^;; DVDから抽出した"WAV"ファイルを変換するのに使用。
→同梱の"DMCFileSelector.exe"を実行すると"Explorer"風のファイル選択画面がでてくる。
- 【問題2】ディスプレイのファイルリストがタグのタイトルで表示される
- ディレクトリー内にトラックNo.をつけた曲名を入れているが、"N-50"のファイルリストの表示は、"FLAC"の場合、ファイル名ではなく”タグのタイトル”を表示しているようでトラックNo.が付いておらず、その結果、トラックNo.順ではなくタイトルの昇順、即ちアルファベットが先で曲順とは異なって表示される。 アルバムの曲順はそれなりに考えられているので曲順で表示したい。
- ★対応策;タグのタイトルをファイル名と同じに変換
- タグのタイトルに"トラックNo."を付けることで、曲順通りに表示されるようになった。
しかし、そのためには、リッピング後、タイトル名をトラックNo.付きに変換するという手間が増えるがタグ編集エディタ"MP3Tag"で簡単にできるので我慢しよう。
"Pioneer"に確認したら、サーバー(NAS対応のHDD)側の情報を表示しているだけとの回答。NAS(HDD)側の仕様のようだ。
- ◎CD-Rからのリッピング
- 以前にレンタルCDからコピーしたCD-Rをリッピングすると、多くが精度が悪く"X Insecure"表示になる。コピー時のデータ精度が問題なのか、CD-Rからの読取の精度が悪いのかは分からないが、必要なCDは買うか、もう一度レンタルしてリッピングし直す必要がありそうだ。
- 【問題3】FLAC(Tag情報入り)→WAVへの変換 2012/01/02-04
- 上記の通り、WAV-FLACファイル変換のテストを実施したが、Tag情報なしでの変換だった。
実際は、FLACファイルにはTag情報をいれいる。Kenwoodで再生しようとWAVに戻したら曲の最後に大きな雑音がでた。 そこで、フォーマット変換を上記と同じ音楽データを使って再確認。
最初に"dBpoweramp-Music Converter"で変換。WAV(original) 41.01MB→Flac(タグ情報なし 26.50MB/タグ情報&画像追加 26.56MB)→WAV 41.01MB/41.07MB、とタグ情報入りの"Flac"を"WAV"に戻しても元に戻らない。タグ情報エリアが残っているようだ。
再生側も、Kenwoodでは再生末尾に大きな異音がするが、PC再生(AIMP)では異音はしない、ネットワーク再生(NAS&N-50)では異音がするが小さい。
そこで、変換ソフトを手持ちの"E-WMA-MP3-Converter"に変えて、タグ情報入り"Flac"を"WAV"に変換してみると、何と41.01MBとオリジナルサイズに変換された。勿論、Kenwoodで再生しても末尾の雑音は無くなった。
★よくよく確認してみると
"dBpoweramp-Music Converter"での設定"Channels"を"[as
source]"にすると、タグ情報エリアが消えないが、"2 'stereo CD'"にすることで、タグ情報エリアが削除され元の"WAV"ファイルに戻った。
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