イギリス England <ロンドン>
<ロンドンの印象>
ロンドンには、ドイツ滞在中に仕事でストックトンへの出張の都度、多分3回ほど行きました。
というのは、ストックトンにはロンドンで飛行機を乗り換えなければなりませんので、少しだけ時間的な余裕を持たせておけばロンドン市内を見学することができたのです。
ヒースロー空港に降りて、ロンドン市内へはタクシーに乗ったのですが、かの有名な「黒塗りの箱型オースチン」ではなく、普通の乗用車タイプの車だったのでガッカリしました。そこで、ロンドン市内でわざわざオースチンのタクシーに乗ってみましたが、クラシックな雰囲気で車内もとても広くとてもGOODでした。
最初ロンドンに行ったとき、ピカデリーサーカスから出発していた2時間ほどの市内観光ツアーに参加しました。市内観光用のバスは、赤い2階建てのバスで2階の部分は屋根が無いオープンカー形式のバスでした。その後で気に入った場所をゆっくり見学しようと思ったのです。
バスから見て一番びっくりしたのは「ロンドン橋」。名前をきくと由緒ある立派な橋のように思っていたのですが、普通のコンクリート製の橋なので「何これ!」と言う気持ちでした。南国土佐(高知)のハリマヤ橋よりびっくりしてしまいました。
自分一人でゆっくり見るときの交通手段は地下鉄、1日券を購入すると安くて便利。ゆっくり見たところといえばやっぱり定番の、「バッキンガム宮殿」「ウエストミンスター寺院」「セントポール寺院」「タワーブリッジ」「ロンドン塔」「大英博物館」「ピカデリー広場」「ソーホーの町並み」でした。
古い歴史を持つ国の首都だけのことはあり、どの建物もその中にある品々も壁画もとてもすばらしいものでした。特に、セントポール寺院の天井の壁画と大英博物館の展示品には心を打たれました。
<ロンドンの地下鉄>
世界で初めて蒸気機関車が走ったイギリスですが、地下鉄はロンドンが世界で一番です。地下鉄が出来たときは世の中に電車はありませんでした。ということは、地下鉄に蒸気機関車が走っていたのです。昔に本でも蒸気機関車が走っていて、トンネルに入るとその煙がすさまじいので慌てて窓を閉め、トンネルと抜けると新鮮な空気を求めて窓を開けるといったことをしていました。長距離それもトンネルの多い路線では、顔も真っ黒になります。
その蒸気機関車を地下鉄に入れたというのは、にわかには信じられませんが事実です。すばらしい発想だと感心してしまいます。産業革命の国ですもの。
もう一つ珍しいのが、下の写真集にものせていますが、地下深い地下鉄のホームから地上までのエスカレータです。昔のことだからなのでしょう何と木製のステップなのです。以前火災があったときエスカレータのステップが木製のため燃え上がってさながら煙突状態になり大火災になったと聞いています。でも木製のエスカレータを作る技術力がうらやましい。
<大英博物館>
大英博物館は、とても大きく、広く、ゆっくり回ろうとすると一日費やしても足らないでしょう。私はロンドンに行く度に見学しました。入館料が無料で寄付を集めているのですね、勉強したい人にはとてもすばらしいことだと思います。
90年に日本エリアが出来たとのことで見学に行きましたが、もう少しましなものを展示して欲しいと思いました。掛け軸に鎧兜、刀が少しだけ、現在はより良くなっていると信じたいです。
一番の驚きは、エジプト周辺の遺跡から見つかった品々を、壁画とか建築物の一部まで運んできたことです。世界の大国イギリスならではのことでしょうね。私には、「略奪」と言ったイメージが浮かんできたと同時に、イギリスが自国にこれらの遺跡を持ち込んでいなかったら、墓荒らしなどに荒され何も残っていなかったのだろうから、イギリスのやった「略奪?」は正しいことだったのでしょうね。そうでなければ、今私達の目に触れることはなかったでしょうから。
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ピカデリーサーカス 2階建てバスが写っていますが、観光用は2階の屋根がありません。 |
ロンドン市内観光バスのチケット・£7.00 |
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地下鉄といっても地上も走る。これはヒースロー空港に行くときの写真。電車は天井の角が丸くチューブと言う名前が良く似合う。 | 地下鉄の一日券。£2.60と割安です。 1990年2月18日の分です。 |
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大英博物館 幾たびに訪問、入館料が無料。広いし膨大な展示品、すぐに時間が過ぎてしまいます。 |
大英博物館で一番印象的だった「ミイラ」 普通の布で包まれたミイラと異なり肌、髪の毛が分かる。ちょっと気味が悪いですが・・・ |
大英博物館・ロゼッタストーンの前で 警備員の方に写していただきました。 教科書に載っていますね。 |
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あの有名な「ダイアナ妃」が挙式を上げた「セントポール寺院」。内部の天井の絵が美しく、ロンドンに行くたびに訪れました。 | 地下鉄・セントポール寺院駅構内のエスカレータ。最大の特徴は「木製」の階段です。そのため大火災が起きたことも。 |
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バッキンガム宮殿前で 近衛兵の交代らしく、赤いマントを来た兵隊さんの一隊が通った。 |
船が通るときに橋が開く「タワーブリッジ」 中央の合わせ目まで歩いてわたりました。これだけのメカニズムを作り上げた技術者に敬礼! |
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