ジャガイモ

        畑の準備:    冬の間に畑全面に苦土石灰又は消石灰をまいて耕し、土をよく風化 させておく。

                   植えつけ期が近づけば、うねの間隔60〜70cmにクワ幅の、

                   深さ15cmほどの溝を掘り、元肥として堆肥と化成肥料を施して、

                   4〜5cmの土をもどしておく。

        種イモの準備: 植えつけ時に、充実した芽がようやく伸びはじめている状態の

                    種イモを選定する。

                    種類は、一般的なものとして、メイクイン、男爵、等がある。

                    ジャガイモには、ある時期までは、芽が伸びないという休眠現象

                    があるが、これを過ぎると急に芽が伸びだす。

                    ちょうど休眠がさめ、頂部の芽が2〜3芽伸びだした状態が、

                    種イモとしていちばんよい。

                    早く休眠からさめたものは芽がすでに伸びすぎ、消耗がすすんで

                    いるために、よく育たない。

           

        植えつけ:  ふつうの地帯では2月下旬〜3月上旬に植えつける。(彼岸までに植えつけ)

              

        芽かき:      植えつけ後15〜20日たつと芽が地上に伸び出てくる。その後10〜15日たち、

                                       草丈が8〜10cmぐらいのときに、勢いのよい芽1〜2本だけを残して、

                                       ほかは取り除く。

                                       あまり早く整理すると晩霜にあったとき全滅しやすいので、少し様子をみてから

                                       作業をすすめる。

        追肥と土寄せ:  芽が15cmぐらいに伸びたころと、その後15日ぐらいたたころの2回

                    うねに沿って化成肥料をばらまき、クワで4〜5cmの深さに軽く中耕してから、

                    通路の土を株元へ5cmぐらいのたかさになるように寄せる。

                    この作業は育ちが早く、しかもイモのつく位置が種イモの上の方になるという

                    ジャガイモの特性上、欠かしてはならに大切な作業である。

                    しかし、早いうちに1回に多くの土をかけると、イモが肥大する部分の温度が

                    上がりにくくなるので、1回量をあまり多くしすぎないことが大切である。

        収 穫:      花が咲いているころからさぐり掘りして、新ジャガの味を楽しむ。

                                       茎葉がやや枯れはじめたころ、天気のよい日を見計らって掘り取り、

                                       外皮が乾くくらいの時間畑にそのままおいてから収納する。

                                       天日にさらしすぎると緑化して、品質をそこねるので注意する。


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