昔 の 子 供 の あ そ び (屋外の遊び)

◆ グミとり

グミにも種類が多く、一番多いのは稲苗代をつくる頃に熟すナワシログミである。
グミには刺があるので難儀しても、子供には時間は問題ではない。 ひとつとっては口に入れて種をはき出すことを繰り返す。 
しかしグミの渋味は食べ過ぎたら便秘すると注意されていた。 栽培種のグミは実が大きい。  



◆ 桑の実とり

戦後は蚕を飼わなくなったので桑畑はなくなった。それでも岸のあちこちには、大木となったクワの木が残っており、立派な実をつけるが、今の子供は食べることを知らなくなったようである。 お菓子が多いからだろうか。 昔の子供は桑のみを食べたくて、桑つみを手伝ったもの。  
                                       


◆ 勲章草

大豆の葉っぱや八重葎(やえむぐら)、そのほか短い毛のようなとげのある草を胸に貼って、「はい、くんしょう」 と胸を張る。
陸軍や海軍の軍人にあこがれていた子どもたちは、そうした葉っぱの勲章で、さも自分が大尉や大将になったような気になって、夢を膨らましたものである。




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