登校日
〜一日の出来事〜


プロローグ


これを読んでいる人は、夏休みの登校日というものをご存知だろうか?
たぶん、いや絶対!ご存知でしょう…。
そう、一言で言うと“かったるい”が似合う“あれ”である…。
その登校日があった一日を、(ほぼ実話で)小説風にしてみようと思う…。


第一章 起床〜登校


今朝は、最初に目が覚めたのが、7:20ぐらいだった。
なぜか、俺の中では、早く目が覚めた。
今日は、登校日である。学校に行かねばならないのだ。
本来なら、行くのをどうしようと思うところだが、今日は、そうはいかないようだ。
それは、なぜか?担任の先生とたぶん話さねばならないことがあるだろう…。…、生徒会についてだ。
ならば行かなければいけない。
こう見えても、俺は、生徒会長なのである。
(自慢。 talk:みこと☆)
しかし、少し早いか?俺は、何気に寝てしまった……。

・・・・・。

・・・、ん?
!?
どうやら、少し遅いみたいだ…。時計を見ると、
8:37ぐらいだった。
(“ぐらい”とか言ってる割にやけにくわしいな! talk:みこと☆)
そんなわけで少しあせるところだが、…どうやら、寝ちまったようだ…。
もう一度時計を見る。8:43か…。
(もう突っ込まないように。 talk:みこと☆)
さて、流石にここは、慌てるところだ。
家から学校まで、歩いて20分。走って15分というところだ。
登校日は、9:30集合ということになっていた。
…、急げ!時間は…、やはりない!
俺は、飯を食い、制服を着て、荷物をまとめる…。
そうすると、急いで家を出た……。


第二章 登校〜教室


家を出てすぐは、流石にスピードを出してしまう。
…、だが、特にずば抜けて運動神経がよい、という訳でもない
(逆に、そんなに悪いわけでもない)から、
そんなスピードがいつまでも続くはずがなかった…。
ということで、俺は歩くことにした…。
……、おぉ!そういえば、まだ俺の紹介とかしてなかったな!
俺の名前は、光 御子
(そのまんまだな!! ←って自分で言うな!!! talk:みこと☆)
14歳の中学3年生なのである。
まぁ、自分で言うのもなんだが、ごくごく普通な少年では、ないかと思っている。
さて、そんなわけで、通学路のちょうど真ん中あたりの踏切まで来たとき、
クラスの女子を見かけた。まぁ、見かけただけである。
別に、特に挨拶もしないから…。
まぁ、これで俺にとって少し安心感が沸いた。
まだ、間に合う時間なのか!と。
それでも、まだ安心はできない。
踏み切りが開くと、その女子はいきなりダッシュした。
「おいおい…、マジかよ…。」
俺も後を追いかけたが、これがなぜか追いつけない。
なぜだ!?やけに速いぞ…!
やっと追い越す……。しかし、だいぶ疲れた。
「これで学校までもつのか?」
気にはなるが、そんな時間はないだろう…。
…、残念ながら…。
そして、勝負が決まる角…(俺はそう思っている)
そこを曲がると、まだ生徒がいる…。
「間に合ったか…。」
ここでもう少し走ると大丈夫だ。
……、そんなこんなでとりあえず、時間内に校門をくぐることができたのであった…。
教室より先に、廊下ですごい人数の生徒に出会う。
(少なくとも俺はそう思った。)
で、教室に入ると男子はいない…。
「みんな廊下ですか…。」
廊下に出ても(俺としては)あまり意味がない…。
教室で、もって来た本でも読むのであった。
(小説だがな。)


第三章 教室〜下校


さて、何もすることがないのに、学校へ来る…というのは、非常にだるいものである。
登校日なんてのは、いかんせん「夏休みは長期の為、一度学校へ顔を見せに来い」程度のものだと思う。
…で、折角来たのだから“何かする”ということで、夏休みの宿題チェックだ。
まぁ、お決まりのことではある。
俺が当然、そんな事をやってるわけもなく、何気なく教室を見ると…、
ざっと、2分の1…いや、3分の2という人数だった。
「ま、登校日としては、上々」
そんなところだろう。
………。
……。
…。
約30分…いや、そんなになかったかも知れない……。
やっと、お目当ての行事だ。
そう、生徒会で、夏のリーダー研修会についてだ。
…と、こっちは、また別の話になるのだが。
内容は、学校を涼しくする方法。
俺の学校には、教室に扇風機すら付いていない。
冬には、ストーブが出るにもかかわらず……。
…で、打開策。
1.教室の窓をはずす。
2.ベルマークを集める。
3.市に訴える。
この3つが、挙げられた。
この内容について、リーダー研修会で話し合おうということで、終わった――。
そして、下校。


第四章 下校〜帰宅


天気も上々。
気分は……、
「最悪……」
ったく、何でこれだけのために学校へ来なきゃならんのだ!
これでも、学校へは、家から20分かかるんだぞ!
「……何を」
頭の中で、怒ってるんだ?