「廃線と廃駅の調査」

第9回 近鉄奈良線旧生駒トンネル

〜お百度参り〜



[4] まとめ

GNG:事前の打ち合わせでは、トンネルを観にゆくという話だったので、山の斜面にトンネルがぽっかり口を開けているだけの風景を想像していたんです。ですから、駅のプラットホームがそのまま残っているのを実際に観ると、妙に嬉しくなりました。

IXE:ただ「廃線跡を歩く」ことはできませんでした。ほんの100m程度しかありませんでしたから。さすがに我々でもトンネル内に強行突入することはできませんでしたし。しかし、トンネルはツタがまいて雰囲気は抜群でしたね。

ゑゐぢ:「廃線跡を歩く」というよりは「廃駅跡を歩く」といったところでしょう。個人的には物足りない調査でした。
心霊スポット旧生駒トンネルとして、夜中に行って幽霊が出たなんて話がありました。我々の調査目的とは相反する話ですし、私はそういうことは信じない人間です。
事実として、工事中から東大阪線(現「けいはんな線」)の開通後に至るまで、旧トンネルでの事故は少なくないため、そういう雰囲気があるのも確かです。実際トンネルの入口には、花が供えられてるくらいですから。

追記:前述のとおり現在は旧孔舎衛坂(くさえざか)駅ホームへの立ち入りは禁止されている一方で、不定期に旧生駒トンネル内の見学ツアーなどが行われています。


←戻る ↑目次へ →次へ
back扉へ

Copyright (c)1998-2025 GWWERKS. All Rights Reserved.