島根県太田市 大森・温泉津の街並み
石見銀山とともに世界遺産に登録されている大森地区・温泉津の温泉街。
ともに、昔ながらのよさをたっぷりと残し、今に伝えている美しい街並みです。
石見銀山には、車で入ることができません。車を銀山遺産センターの駐車場におき、バスで大森まで行きました。そこから歩いて龍源寺間歩へ向かいました。 | |
龍源寺間歩の入り口です。夏場でも気温は13度ほどだそうで私たちが訪れた日は、とても暑いときだったので、入り口には内部からの冷気が見えています。 坑道の中もひんやりとしていました。のみで横穴を銀の鉱脈にそって掘り進めた様子がよくわかりました。 |
|
五百羅漢です。岩窟の中にたくさんの羅漢さんがいました。 | |
大森から代官所あとへと続く街並みです。私の好きな筒型ポストが、しっかりとありました。 虫籠窓の家並みが続きます。 |
|
こんな古い看板が似合います。 | |
今時、こんなたばこやさんを見ることはありません。 もちろん、今も現役です。 |
|
天領とかかれたぼんぼりがこの銀山の地が、幕府にとって大切な場所であったことを物語っています。 | |
銀山を管理した代官所の跡です。今は、資料館になっています。 | |
銀山を後に、温泉津へ向かう途中にあった鞆の浦です。 銀山からの最短距離にあり、天然の良港として銀の積出港として栄えました。 |
|
さて、温泉津の町に到着です。 ここは、温泉せんべい(いわゆる炭酸せんべいですかな)を売っているお店です。入り口にある大きな缶がかわいいです。 |
|
温泉津には、二つの共同温泉があります。その一つがこの元湯。温泉津温泉は、たぬきが受けた傷をいやしているのを旅の僧侶が見つけて発見した温泉だと言われています。 私たちが泊まったお宿にも「たぬきの湯」と言われるお風呂がありました。 |
|
温泉津の町です。重要伝統的建造物群保存地区に指定されているこの街並みは、何とも言えず風情があります。 | |
これは、もう一つの共同浴場「薬師湯」です。ここは、元湯よりも歴史が浅く、明治5年の地震でわき出た温泉だそうです。 | |
夜の温泉街も風情があります。 | |
ここは、鞆ヶ浦とともに銀の積出港として使われていた沖泊の港です。銀の産出量が増えた毛利氏の時代に栄えたようです 港の両側には、櫛山城・鵜丸城という監視の為の山城が設けられていたそうです。 |
|
港の近くには、海の神として信仰を集めた恵比須神社の本殿と拝殿が残っています。16世紀頃のもので、今にも崩れてきそうでした。 | |
温泉津は、江戸時代から焼き物も盛んに行われたそうです。 特に「はんど」と言われる水瓶が有名です。ここ焼き物の里には、15段と10段の二つの大きな登り窯が設置されていて、焼き物体験もできるそうです。 |
(2009.8.8訪問)