萬代山岳会第14回山行 白滝山

 萬代山岳会第14回山行は、2001年7月15日(日)に白滝山で行われた。 前回と同じ坊村から伊藤新道を通って白滝山に登り、滝見不動をまわって白滝谷を下ってくるというコースである。
 参加者は、いつもの「いっちゃん」と山登りのベテラン「山女(?)さん」、その2人に次ぐ健脚の「将来の山女さん」と 登りに弱いHの4人に、「いっちゃん」の愛犬アリス嬢である。

 午前9時にJR堅田駅に集合し、「いっちゃん」の車で坊村の登山口まで行く。アリスは既に興奮気味の様子で、 車の中をうろうろしている。
 坊村からしばらくは、車の通れる広い道をダラダラ登る。 前回2回の登山の後、アリス嬢がぐったりしていたという話から、今回Hはアリス嬢の助けを借りるのをやめ、 アリス嬢は早々に引き綱から解放される。


伊藤新道出合にて

ちょっと休憩
 
 アリス嬢はいつものように元気に走り回り、登山道とは違う方へ走って行ってしまうこともたびたびであった。 登りに弱いHは引っ張ってくれるアリスがいないためか、いつも以上に登りでへばり、小休止を頻繁に取る。 「山女さん」と「将来の山女さん」はそのHの後ろを、文句も言わずついて来る。
 午前11時50分、白滝山山頂手前で昼食を取る。アリスもみんなのお弁当をじっと見つめ、「お座り」をしては食べ物をもらう。
 午後12時40分、昼食を終えて白滝山山頂にて記念撮影。


アリス嬢がおねだり

白滝山山頂にて(1022)
 
 午後1時25分、音羽池に到着。池のまわりの木には、たくさんの蛙の卵がぶら下がっていて驚く。 滝見不動では多くの登山者に出会い、そこから少し下って夫婦滝を間近に見る。


音羽池の木の枝には蛙の卵が一杯

夫婦滝の前で

ぐったりしているアリス嬢

 午後2時30分頃、ここまで来たら後一息、というところで急に雨が降り出し、4人と1匹はずぶぬれに。 萬代山岳会の日帰り山行では、始まって以来の雨である。雨宿りできる小屋にたどり着き、雨がやむのを待つが、夕立にしては いつまでも降り続くため、「いっちゃん」と傘を持っていた「山女さん」は歩き出す。雨具を持っていた「将来の山女さん」とHは 仕方なく雨具を身につけて、小雨になったところを駐車場に向かって歩き出す。
 午後3時30分、皆が車に到着し少し身体を暖めた後、堅田駅まで送ってもらって解散。  まだ着ている物がぬれている3人は、冷房のよく効いた電車の中で寒さに震えながら、それぞれの自宅へと向かう。

 登りに弱いH以外の人にとっては、特にきつい山行ではなかったが、最後の雨にみんなげんなり。 雨女あるいは雨男が誰なのか、気になることろである。 また、アリス嬢は今回も、家に戻ってぐったりしていたとのこと。Hが引っ張ってもらっていたせいではなかったことが判明し、 胸をなで下ろす。