萬代山岳会第21回山行 ポンポン山


 寒さのために冬眠していた萬代山岳会の日帰り山行は、春の日差しに誘われて2004年3月21日(日)、 2度目となるポンポン山で行われた。 参加者は、プラス思考でアバウトな「いっちゃん」と、久しぶりの参加となる「山女さん」、去年の 12月に 新しい靴を購入して今日の日を夢見ていた初参加の「さんベー」に、まだ半冬眠状態の 「のび太」の4人である。 うす雲が広がる中、時々晴れ間も見え、歩くと少し汗ばむというハイキング日和であった。

 午前8時30分、JR高槻駅に集合し、高槻市営バス「JR高槻駅北」停留所から「原大橋」 行のバスに乗り、「神峰山口」で下車。9時30分、舗装された道路をポンポン山に向かう。


ポンポン山に向かって出発

神峰山寺手前の勧請掛
 

 午前9時20分、まずは神峰山寺に到着。さらに舗装道路を本山寺へと向かう。
 午前10時15分、本山寺に到着。ここからやっと土の道になる。 高槻のスギの古木の前で小休止を取った後、スギ林に囲まれた尾根を通って、ポンポン山に 向かう。新しい靴も足になじみ、さんべーはニコニコと歩いている。


本山寺入り口

高槻の古木・スギ
 

 午前11時15分、ポンポン山にたどり着く。「正しくは賀茂勢山というが、頂上に近づくに つれて足音がポンポンとひびくことから、通称ポンポン山と呼ばれている」と看板にある。 ポンポンという音を確かめるため皆で足踏みをしてみる。 少し早めではあったが、ここで、昼食にする。広々とした頂上では、日曜日ということもあり、 他にもたくさんの人がお弁当を広げていた。 それぞれが持ってきたおにぎりを食べながら、いっちゃんの沸かしてくれるお湯で、カップ麺を味わう。


スギに囲まれた尾根

ポンポン山頂上(679)
 

 午前12時、ポンポン山を後にして、阪急水無瀬駅を目指し若山神社の方向へと下り始める。

 午前12時20分、釈迦岳に到着。その後は、スギ林や枯葉の積もる道をサクサクと気持ちよく 足を進め、途中、うっそうと生い茂る木々に囲まれた山道を川に沿って大沢に下る。のび太はいつもの ように重力に身を任せて下っていく。


釈迦岳(631)

枯葉の積もった山道を下山
 

 山道から舗装道路に出たあと、山女さんは農家の家の前で販売されていた椎茸を購入する。
 午後1時10分、島本町立キャンプ場に到着。キャンプ場には使用しないように縄が張ってあり、 トイレにも鍵がかけられている。 ここからまた、山道に入って、水無瀬渓谷に向かう。
 午後2時10分、水無瀬渓谷に到着。川原で水の流れる音を耳にしながら、荷物を降ろして休憩する。
 午後2時30分に乙女の滝の前に出て、細く長い滝を眺める。


水無瀬渓谷

乙女の滝の前の乙女(?)たち
 

 午後3時、若山神社に到着。ここからは、前回の二の舞にならないように、まっすぐ 阪急水無瀬駅へと向かう。 島本町役場の前を過ぎ、JRの線路を越えたところで、方向を阪急水無瀬駅からJR山崎駅に変更。 結局、舗装道路を1時間近く歩いて、駅にたどり着いたのは午後3時55分。 ここで、無事に解散となる。

 今回は、舗装された道を歩いている時間も多かったが、暑くもなく寒くもないといった気候で、 気持ちのよい山歩きができた。 初参加のさんベーも「楽しかった」とニコニコ笑顔で、次の山行が楽しみである。