萬代山岳会第18回・3周年記念山行 武奈ヶ岳

 2002年11月17日(日)、萬代山岳会発足3周年を記念して、第1回目の準備会と同じコースでの山行が実施された。 登りは、イン谷口から大山口、青ガレを通り、金糞峠・中峠・ワサビ峠を経て、頂上に向かい、下りは、八雲ヶ原から金糞峠に戻り、 青ガレ・大山口・イン谷口へと向かうコースである。 例年になく寒い日が続く中、久しぶりにお天気に恵まれ、雲一つない小春日和の中を、いつものように「この天気はワシの おかげや」と言ういっちゃんに、山歩きが楽しみでソワソワして落ち着きのないアリス、毎年夏に2度の縦走を成し遂げる山女さんに、 ここのところの寒さに気持ちがなえているHの、3人と1匹という顔ぶれでの山行となった。
 午前8時45分、JR比良駅に集合し、いっちゃんの車でイン谷口へ向かう。9時にイン谷口を出発し、麓の赤や黄色の紅葉の 見事さに見とれながら、9時20分に大山口を通過する。


いざ出発!

紅葉を背に
 
 午前9時55分に青ガレに入り、無事に越えてから初めての休憩を取る。アリスは久しぶりの山行がうれしいのか、 リードから解放されると、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりと、相変わらずのはしゃぎぶり。休憩時には山女さんから チョコレートをもらい、ご機嫌な様子。
 午前10時25分に金糞峠、11時15分に中峠、11時15分にワサビ峠と、途中小休憩をはさみながら順調に進む。が、最後のワサビ峠で、 いくら呼んでもアリスが戻らず、行方不明に。山女さんとHは先に足を進めるが、いっちゃんはアリスを探すためにそこに残り、 少し待っても現れないため、もと来た道を引き返し、うろうろと主を探すアリスを見つける。


まだまだ登りはこれから

金糞峠で一休み

元気ないっちゃんとアリス
 
 午前12時20分、一足先に山女さんとHが山頂に到着。休日でお天気が良いこともあって、たくさんの人で賑わっている。 10分程遅れていっちゃんとアリスが到着したあと、昼食にする。頂上から西側を眺めると、山々が赤茶色に色づいており、東側に 目を移すと、幻想的に少し霞んで琵琶湖が浮かび上がる(頂上付近の写真がないのはいっちゃんのカメラが不調のため)。
 午後1時に頂上をあとにし、八雲ヶ原へと下る。いっちゃんは相変わらずの健脚ぶりで、アリスとともにどんどん 下っていく。こわごわ慎重に足を進めるHの後ろを、山女さんは「下りは膝にきて時間がかかる」と言いながらも、軽々と下る。 1時35分に八雲ヶ原に到着し、ここでトイレ休憩。ここからは、準備会のときのようにリフトは使わず、もと来た道を 下るため、金糞峠へと向かう。


お疲れさま!

 午後2時10分に金糞峠、2時30分に青ガレ、3時に大山口を通過。途中、いっちゃんが落としたカメラのキャップも見つかり、 3時20分に無事イン谷口へと下山する。いっちゃんの車で比良駅に送ってもらい、3時30分、ここで解散となる。
 今回の山行は、準備会の時よりコースタイムが短くなっており、楽に登れたとは言えないまでも、少しは山歩きに慣れたかと、 この3年の積み重ねを感じるものであった。これも、気長に付き合ってくれるいっちゃんや、厳しい指導をしてくれるOさん、 後ろから見守ってくれている山女さんなど、萬代山岳会メンバーのおかげと感謝している。これからも、細く長く山行を続けていく ことができればと願う。