先日兵還連の審判講習会がありましたが、審判に対するクレームやヤジ、「どこそこの審判は下手やから何とかならんか」「もっと上手な審判を振り当ててほしい」とか・・・勘違いも甚だしい言動を見たり聞いたりするたびに思うことは、先ず審判は対戦チーム以外の中立チームが受け持って互助の精神で運営しているのだから上手下手はお互い様と思えないのかと・・。リーグ戦の審判の中にはプロ野球、高野連関係、全軟連などで審判経験のある方もおられるが、たいていは選手と兼任で、チームから選抜されてこのリーグに入ってから審判の役を仰せつかって、初めて審判服をまとってやってる人たちなのだ。

審判のことだけではなく、まず考えてもらいたいと思うのは、還暦野球、古希野球が盛んになって、いまは軌道に乗って全国組織に発展し、60歳になっても野球がしたければいつでも野球ができる環境が整っている。先ずその環境(組織)に、それを築いてきた先人に感謝すべきではないかと思うのです。

野球がやりたくても一人ではできない、二人いればキャッチボールやトスバッティングくらいはできるが、野球という団体競技を楽しむには二チーム、最低18人が必要で、グランドの調達、審判のこと、用具、費用・・・・自分ひとりや数人の仲間で、野球ができる条件、環境を整えるのは大変なこと、ましてや60を過ぎて・・・・、恐らくあきらめて、「ああ、野球がしたいなあ〜」で終わってしまうでしょう。

それが今、60過ぎても、たった一人でも、野球がしたければどこかのチームの門戸をたたけば、ちゃんと野球ができる世界に再び飛びこめる。ぶつくさ文句を言う前にそんな恵まれた環境をよーく考えてもらいたい。近頃は我がもの顔で好き勝手な言動で振る舞う人が還暦、古希球界に増加して情けない思いをすることがあるのは残念です。

宝塚GSで監督をしていた時、「もうすぐ70歳になる・・あと何年野球ができるだろうか」と考え、もう一度試合に出たいという気持ちを抑えきれず宝塚を飛び出しました。そして芦屋還暦野球クラブ(芦還)に入会させてもらったのは、ここに今の恵まれた環境、還暦野球の、兵還連のルーツがあると知ったからです。

芦還は兵庫県で最古、全国でも指折りの古い還暦野球チームと聞きます。芦還は昭和59年(1984年)に現会長の塩津二郎氏(88才)が創部、その後チームを託され、現在は全国でも珍しい女性代表でチーム在籍20年余の村山女史を中心に、存続の危機にもさらされた事もあったと聞きますが、誇りと品格、気力を失うことなく26年間守り続けられてきた伝統の力の中で、最後の野球を楽しみたいと、そしてルーツを守る仲間の一人に加わりたいと思っています。

もう一度言います、60、70でも野球ができる還暦野球、古希野球の恵まれた環境と、何よりも野球ができる世界を提供してくれる家族に、健康に感謝の気持ちを忘れないでほしい。と