男の料理(レシピ)

和風具だくさんオムレツ
パンプキン・スープ

豚肉丼
キャベツとアゲの味噌汁

(次回予告...)
[街中の飲食店]
[隠し味にクミン]


和風具だくさんオムレツ(3人前)
(材料)薄切り牛肉(150g、豚でもよい)、タマネギ(中1個)、ジャガイモ(1〜2個)、ニンジン(1/2本)、玉子(4個)、和風だし、塩、砂糖、醤油
1.タマネギ、ニンジン、ジャガイモを1cm各程度に小さく切る。
2.和風だしの素を少々振り入れ、ごくわずかの水(10〜30cc)を加えた
中ナベに1.の野菜と肉を入れ、火にかけ、砂糖大さじ1、醤油大さじ1強を振りかけ、蓋をして弱火で充分に煮て具を作る。(水は野菜から出る水分で充分なので入れなくても良いが、私は焦げ付きを避けるためほんの少し入れることにしている)
2.玉子に塩ひとつまみを入れよくく。(塩は白身をよくきほぐすため)
3.
油を引いたフライパンで3等分した溶き卵を薄焼き玉子の要領で焼き、フライパンを揺すると玉子がフライパンの上で滑る状態にしておく。
4.火を止め、右利きの人はフライパンの上の玉子の左半分に具を
乗せ、皿の上にフライパンを持ってきて手を痙攣させるように揺すって玉子が具を載せたままフライパンの左端から徐々にはみ出るように滑らせながら皿に移し、このようにして具の載った左半分が皿に載ったところで、具の載っていない右半分をフライパンの縁を使って具の上部に被せるようにする。(たとえここで失敗して具が全て先に皿に移ってしまったとしても、後で玉子を上から被せて形を整えれば大丈夫。ただし、道具を使ってフライパンから移動させようとすると、具が重いため玉子が破れたり具がこぼれたりしてうまくいきません)
5.ケチャップをかけていただく。
これ一品でかなりボリュームがありますよ。祖母から母へ、母から私へとわが家に代々伝わる洋食です。

(初出:「みんなの8区しんぶん」第19号<'95.6.12>)


パンプキン・スープ(4人前)
(材料)カボチャ中:半分、タマネギ中:1個、ベーコン:100g、クローブ(あれば)
1.ベーコンをミジン切りにしてカラカラになるまで炒める。
2.タマネギのミジン切りを加え、中火で透明になるまで15分かける気持ちで徹底的に炒める。
3.カボチャはタネを除き、ラップに包んで電子レンジにかけて柔らかくする。皮(みどりの部分)を除き、グジャグジャにしてベーコン、タマネギと共に鍋に入れ、水に溶かした鶏ガラスープ(又はチキンスープ)をひたひたに加え、中火で15〜20分煮る。
4.好みに応じて塩コショウ、また、風味をみながらクローブを振ってみたりする。
洋風家庭料理風のゴージャスな味が楽しめます。また、冬の間不足しがちなビタミンAが上手に取れます。

(初出:「みんなの8区しんぶん」第19号<'94.1.10>)


豚肉丼

 冷蔵庫に豚肉が残っていたので、丼にしてみました。沸騰した湯で豚肉を煮て、ザルにあげ、煮汁を全部捨てる。さらに上から水をジャージャーかける。改めて少量の水を煮立て、豚肉を戻す。おろし生姜少々を加え、砂糖少々と醤油、酒で味付け。溶き卵を回し入れ、半熟で火からおろし、丼に盛ったご飯に乗せる。あまり旨くないだろうとの負の期待は完全に裏切られ、相当に旨い。ポイントは煮汁を全部捨てることと、砂糖をごく控えめに用いることの二点。
(初出:「みんなの7区しんぶん」第62号<'98.2.16>)


キャベツとアゲの味噌汁
 「キャベツとアゲの味噌汁」。こう言ってしまえば一言で終わってしまいますが、これがクセになるほど美味しいのです。
 まず、たっぷりのキャベツをザク切りに。芯まで充分にやわらかくなるまで煮ます。次に刻んだアゲ、頃合を見計らって味噌を溶かす。
 アゲの油っけと汁に染みだしたキャベツの風味が味噌を仲立ちに見事に引き立ちます。これほど絶妙なコンビネーションは比類なきものといえ、この美味しさはすでに味噌汁の域を越えています。毎日でも食べたくなる逸品です。野菜もたっぷり採れますし。
 キャベツはよく煮て味を染み出させること、これがポイントです。

(初出:「みんなの7区しんぶん」第60号<'97.11.18>)