本文へジャンプ          阿部泰隆の経歴

御用学者総撤退(2011年11月23日)

※ 御用学者総撤退 

 大学教員は社会的活動として、審議会委員を挙げるのが普通であるが、それは御用学者として社会に害毒を流すので、最近は、審議会に参加することはなくなり、代わりに、21世紀政策構想フォーラム、司法改革フォーラム、日弁連行政訴訟センター等、民間の側から、法制度の改善を提言してきた。さらに、論文を執筆するとともに、研究者として意見書を裁判所に提出し、弁護士として、法廷において自説を実現することに精力を注いでいる。

 

御用学者

今回の福島原発事故で、原子力で飯を食っている原子力工学科、資源エネルギー庁、原子力保安院、原子力委員会、原子力安全委員会、東芝、日立、三菱重工などは、原子力村の仲間を形成し、原子力は安全に抑えられるとの前提で仲良くおいしい飯を食っていたことが判明した。原子力が危険であると主張する研究者は、反体制派扱いで、辺境の地に追いやられた。

法律学者でも、原発の安全性を危惧する論文を書くと、外され、むしろ安全派に立つと、研究会という名目で、多少の謝礼をもらって勉強させて貰え、囲い込まれた。電力会社お抱えのエネルギー法研究所なるものもある。ここの研究会に出席すると、待遇がよいらしい。

  ある先生は、地震の時は、原発に逃げ込むのが安全といっていた。もっぱら、安全派からお座敷がかかっていたのである。
  早川和男『権力に迎合する学者たち』(三五館、2007年)の表紙には「反骨的学問」のススメ、「学問」って儲かります?日本をダメにしたのは誰だ、これが「権力に迎合する学者たち」の生態! 行政権力出張型、権力迎合型、行政 追随型、沈黙型といった記載がなされている。東京新聞(2008年10月30 日)は、「こちら特報部 御用学者・評論家が増えるワケ、審議会委員、名誉売名講演依頼、特典いっぱい、任命権は役所、査定気になる」という特集を組んでいる。



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