物流について

ここでは、1. 物的流通  2. 調達物流  3. 生産物流  4. 販売物流  5. 静脈物流

について説明しています。

1. 物的流通   (physical distribution)

現在の「物流」のことで、アメリカから「Physical Distribution」という概念が導入されて、最初に訳された日本語。 

「物流」とは、物的流通または物資流動の略語として用いられる。

輸送,荷役,包装,流通加工,保管の五つの機能から構成されている。

物流に関する主要な課題:

多回数納入による物流コストアップへの対応、環境問題・エネルギー問題への対応等があり、この問題に対処する

ためにも物流システムのトータルな改善・効率化が必要。 

特に、「物流コスト低減」による利益の確保が物流事業における大きな課題である。

※ 平成13年度国内貨物輸送量:62億トン、 トンキロ:5,807億トンキロ (トン数に輸送距離を乗じた仕事量)

2. 調達物流

生産に必要な原材料や部品を調達するための物流。

効率的な調達物流の例として、「看板方式」はよく知られている。

看板方式トヨタ生産方式のジャスト・イン・タイムを実現する管理の道具で、前工程へ後工程は、必要な部品

必要な時必要な量だけ引取り行き、前工程は引き取られた量だけ生産補充する。

調達物流の課題:

@ 在庫場所:倉庫に過剰に在庫があり、スペースの有効的活用がされていない。

A 荷受場所: 不定期的入車による混雑と納入伝票が不統一で検収に手間がかかる。

B 発注作業:資材発注業務が煩雑、発注先多く事務処理が煩雑。

3. 生産物流

メーカーが製品を製造するための生産工程における物流

工場内の原材料・部品・仕掛品・最終製品等の搬送、保管、包装、梱包等が含まれる。  

生産物流の課題:

多様化、高度化するニーズに対応するための「効率化・コストの低減化」

4. 販売物流

販売した商品を顧客先に届けるまでの物流。

注文に応じ、倉庫等に保管していた商品のピッキングや流通加工をおこない、顧客先へ配送する過程を言う。

ここでの品質は、顧客との取引条件が重要な要素となる。

販売物流の主な課題:

顧客との取引条件である、納品リードタイム、納品場所、納品時間、納品単位等について顧客

満足度と、物流にかかわるコスト問題のバランス性。

5. 静脈物流

廃棄物(ペットボトル、廃自動車、廃プラスチック、発泡スチロール、建設廃材等)の処理や

リサイクルに関わる物流。

静脈物流の問題点:

大量の使用済品を処理施設までスムーズに輸送する「輸送システム」の確立。