トヨタ生産方式の考え方をベースにした業務分析と改善手法の研究 | ||
= 「見える化 から 視える化へ」の研究 = | ||
● 「トヨタ生産方式の考え方」を考える ∞Infinityの考え方 より | ||
「トヨタ生産方式の考え方」は、特に製造業に限ったものではない。 あらゆる業界で、様々な手法により「改善」を目指した方法が論じられているが、殆どがその一部の手法を 取り上げて狭い範囲で進めえられているに過ぎないのではないか。 「物・人・情報・金」がインプットされ、多種多様な結果がアウトプットされており、そのプロセスで 行なわれているマネジメント方法が数多く紹介されている。 ここで一歩距離をおいて眺めてみると、いたる処に「トヨタ生産方式の考え方」がみられる。 企業の最終目的の一つは利潤の追求であり、このために多くの努力がなされているが、そこにもう「ムダ」は ないのだろうか? 良い結果が得られたからといって決して「良し」としてはならないと考える。 一つの事柄についても多方面からアプローチをして、「ムダ」が低減された仕事を目指すプロセスにおいて、 様々な「ムダ」が見えてくる。「ムダ」が見えてくればそこにある問題が顕在化し、顕在化すれば更なる 「改善」が可能になる。
=「見えなくては」始まらない =
「物・人・情報・金」の流れの中で、「ムダの排除=改善のサイクルを回す」ことにより、これらの流れがスムーズになり スリムになってくる。 スリムになることは、ひいては「コスト低減」につながる。 このように考えてくると、その根底にはまさに「トヨタ生産方式の考え方」が存在することに気づかれると思う。 「トヨタ生産方式の考え方」は、全ての業界・全ての仕事人が日常の活動のなかで、これだとはっきりと 認識していないうちに取り入れている考え方であり、この考え方を理解し追及することが、企業の最終目的の 一つである利潤の追求に寄与することになる。 これは「トヨタ生産方式」の“儲ける”という意思の入った「モノの見方・考え方」である。
上記の考え方をさらに追求し膨らましていくことで、「トヨタ生産方式」の研究を進めたいと考えている。 先ず、一般に云われている様々な「手法」を分析し、「トヨタ生産方式の考え方」をベースにしてこれらに 対する理解を深めて行きたい。 |
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● データマイニング・統計解析 | ||
企業には多くのデータ(特に数値データ)があるが、その殆どがデータはあるがあまり利用されずに 眠っているのが現状ではないだろうか?
これらのデータを掘り起こし「命」を与えることで「データに付加価値が生まれる」。 ここで統計解析の手法を使用し、「意思を持つデータ」によみがえらせる。 各種統計解析は出来るだけExcelを使用し、カスタマイズし易いシートを考え、誰でもが使用できるレベルを構築していく。
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● フローチャートによる分析・改善 = 業務最適化 | ||
現状の仕事の流れを分析することで、観念的・概念的・感覚的に考えられていた「仕事の中身」の問題点を 顕在化させ、「見える化」することにより改善へと導く。
=「見えれば」改善できる=
先ず、フローチャートで現状の流れをそのまま書いてみることから始める。 → これだけでも価値がある。
私見ではあるが、「5W1H」にあてはめるとフローチャートが「見えてくる」。 「5W1H」への「インプット」、「5W1H」からの「アウトプット」をさらに展開することでフローチャートを完成させる。
特に間接部門での業務最適化において、各プロセスそのものの流れを顕在化させ、「インプット」と「アウトプット」を 追求していくことで「流れを見える化」し、「改善」のいとぐちを見出すことが出来ると考える。
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● 業務管理・業務改善の手法 | ||
6シグマ管理・QC七つ道具・5S・ムダの排除・ナゼナゼ分析等の各手法、及び統計処理実務による分析・解析。
ここは、各手法の説明(何が欲しい時に使うのか!)に事例を加味して考えていく。
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● 品質管理 | ||
6シグマ管理・QC七つ道具・5S・ムダの排除・ナゼナゼ分析・統計解析等による品質管理と改善。 | ||