「主要手法・考え方」の年譜 | ||||
ここでは、主要手法・考え方が出現してき年代順に並べて時代背景の参考にすると同時に、各手法・考え方の「対象」と している部分を理解すれば、「生産管理・経営管理・情報管理・意思決定・プロセス改善・資源管理・生産理論・付加価値管理・ 組織運営・顧客管理・内部統制」 等など 全て、「業務プロセス改善そして改革・全体最適」を目指した「手法・考え方」である と判断出来る。 |
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表記内容 |
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年(年代): | 手法・考え方: | スペル: | ||
対象: | 内容: | |||
1960年代 | MRP | Material Requirements Planning | ||
生産管理 |
資材所要量計画 / 資材所要量計算法。 生産に必要となる部品の総量を算出 しそこから有効在庫量と発注残を差し引くことで発注が必要な部品数量を算出 する方法、または仕組み/システム。 |
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1970年代 | MIS | Management Information System | ||
経営管理 |
経営管理のために導入されたコンピュータシステム |
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1970年代 | DSS | Decision Support System | ||
情報管理・意思決定支援 |
MISの発展系。MISとの最大の違いは、エンドユーザが直接コンピュータを操作 して情報を取得するようになったことである |
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1978年 | トヨタ生産方式 | |||
生産理論・JIT |
この時、一部公開される |
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1970年末 | OPT | Optimized Production Technology | ||
生産スケジューリング |
イスラエル人物理学者エリヤフ・ゴールドラット博士が開発した生産管理用ソフト |
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1980年代 | BPM | Business Process Management | ||
プロセス改善 |
ビジネスプロセスに「分析」「設計」「実行」「モニタリング」「改善・再構築」という マネジメントサイクルを適応し継続的なプロセス改善を遂行 |
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1980年代 | MRPU | Manufacturing Resource Planning U | ||
製造資源計画・管理 |
製造資源計画/製造業で資源要素を管理対象として製造に必要な資源計画や 管理を統合的に行う仕組みもしくはシステム |
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1980-1990 | EIS | Executive Information System | ||
経営管理 |
MISの発展形として提唱された経営管理のためのコンピュータシステム。 |
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1980-1990 | SIS | Strategic Information System | ||
情報管理 |
戦略的情報システム / 戦略情報システム。経営戦略・事業戦略の1つの柱とし て活用され、競争優位を獲得するための手段としての情報システム。 |
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1983年 | SCM | Supply Chain Management | ||
情報管理 |
生産から最終需要(消費)にいたる商品供給の流れを「供給の鎖」ととらえ、参 加する部門・企業間で情報を相互に共有・管理する。全体最適が目標。 |
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1984年 | TOC | Theory of Constraints | ||
制約理論・生産理論 |
「もっとも弱い部分(制約条件)こそ利益創出のレバレッジポイントだ」とするイス ラエルの物理学者エリヤフ・ゴールドラット博士が提唱する経営直結の 経営哲学。 |
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1985年 | VC | Porter's Value Chain | ||
付加価値管理 |
価値連鎖 / バリューチェーン分析。企業の様々な活動が最終的な付加価値に どのように貢献しているのか、その量的・質的な関係を示すツール。 |
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1989年 | BI | Business Intelligence | ||
情報管理・意思決定 |
業務システムなどから蓄積される企業内の膨大なデータを、蓄積・分析・加工し て、企業の意思決定に活用しようとする手法 |
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1980後半 | ABC | Activity Based Costing | ||
間接費配賦管理 |
活動基準原価計算/間接費を正確に配賦するための方法 |
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1987・1992 | EA | Enterprise Architecture | ||
組織運営 |
巨大な組織の業務手順や情報システムの標準化、組織の最適化を進め、効率 よい組織の運営を図るための方法論 |
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1990年 | DWH | Data WareHouse | ||
情報管理 |
情報分析と意思決定を行うための大規模データベース |
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1990年 | BPR | Business Process Re-engineering | ||
プロセス改善 |
スピード、品質などのパフォーマンスを向上させるために、ビジネス・プロセスを 根本的に考え直して抜本的に再設計することである。 |
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1992年 | BSC | Balanced ScoreCard | ||
経営管理 |
経営戦略立案・実行評価のフレームワーク。 さまざまな指標により、経営実績 を定量化する手法 |
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1993年 | OLAP | Online Analytical Processing | ||
分析手法 |
オンライン分析処理 / 多次元分析処理 |
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1995年 | KM | Knowledge Management | ||
情報管理 |
知識管理 / 知識経営/形式化されていない情報(暗黙知)を形式化し、共有・ 再利用可能にするための情報管理 |
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1990年代 | SFA | Sales Force Automation | ||
営業支援 |
営業支援のために使う情報システム、またはそのシステムを使って営業活動を 効率化するツール |
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1990年代 | ERP | Enterprise Resource Planning | ||
経営資源管理 |
企業資源計画/企業のすべての経営資源を効率的に計画し、管理するマネジ メント・システム |
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1990年後半 | CRM | customer relationship management | ||
顧客管理 |
顧客との間に、長期的・継続的な「親密な信頼関係」を構築し、その価値と効果 を最大化することで顧客のベネフィットと企業のプロフィットを向上させることを目 指す総合的な経営手法。 |
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1997年 | PDM | Product Data Management | ||
情報管理 |
概念設計から製造全般にわたる各種のエンジニアリングデータを一元的に管理 するというコンセプト |
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1998〜1999 | ASP |
Application Service Provider |
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システム機能サービス |
特定及び不特定のユーザーが必要とするシステム機能を、ネットワークを通じて 提供するサービス。 |
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2002年 | SOX | Sarbanes‐Oxley act | ||
内部統制 |
コーポレートガバナンスの在り方と監査制度を抜本的に改革するとともに、投資 家に対する企業経営者の責任と義務・罰則を定めた米国連邦法。 |
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2004年注目 | SOA | Service Oriented Architecture | ||
システム設計 | 大規模なシステムを「サービス」の集まりとして構築する設計手法。 | |||
2005年ごろ | SaaS | Software as a Service | ||
ソフトウェア機能サービス |
ユーザーが開発者などからソフトウェア提供を受けるに当たり、必要な機能のみを選択して利用できるようにしたソフトウェア。 |
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上記データのうち、「内容」部分については、下記サイトを引用しています。 引用 : @IT > 情報マネジメント > 情報マネジメント用語事典 |
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