ASP の考え方    
スペル Application Service Provider
出現時期 1998年〜1999年に登場
対象 システム機能サービス
主な関連用語 SOA、SaaS
内容 

特定及び不特定のユーザーが必要とするシステム機能を、ネットワークを通じて提供するサービス。

データセンターのサーバー上に置かれたソフトウェアにインターネット経由で接続し、料金体系は従量制。

出現の背景

1. 出現当初はその合理性と経済性から、中小企業を中心に爆発的に普及すると期待されていたが、その普及は低かった。

2. 当時ASPで提供されていたのはショッピングサイトなどで、いわゆる業務系アプリケーションは対象となっていなかった。

3. 当時はブロードバンド環境が未整備であった。

ASPのメリット

1. コスト削減

2. 運用管理作業はASP事業者側行う。

3. 導入の容易さ、迅速性

ハードウエアの調達、環境設定、ソフトウエアの導入、運用計画策定などの作業が不要である。

ASPのデメリット

1.    当時は高速インターネット回線がかなり高価であった。 

2.    提供されていたアプリケーションの性能・機能は、クライアントが満足するレベルになかった。

3.   業者が提供する仕様で利用するしかなく、基本的にカスタマイズは出来なかった。

4.   セキュリティ面での不安が解消されなかった。