● 妻のストリップ


淫らに開かれた妻の股間に男の下半身が割って入り、やがて、勃起したものが潤みの中を抉っていくと・・

体から湧き上がってくる悦びを堪えきれず、夫の傍で喘いでしまう妻・・・


こんな淫靡な妄想に憑りつかれ、妻が他の男との愛欲に溺れてしまう姿に堪らない興奮を覚える熟年男です。

「妻を貫いた他人棒」のその後をお届けします。




現在に至るまで、妻を他の男に抱いてもらう「行きずりの男と成行きで・・」という交わりが、私の望み通りに事が運んだ確率は・・

男にそのことを持ちかけてみて、3回に2回ぐらいになるでしょうか。


妻の相手をしてもらう特定男性を探すのに、ネットを使わないとなればなかなか難しいもので・・

おまけに、妻と男との交わりの一部始終をその傍で眺めていたいという・・相手の男にとっては目障りな瘤つきのセックスなので、

私の望み通りに事が進展する確率は、どうしてもパーフェクトとはいきません。



このように思うに任せないのは、私自身が臆病なこと、そして、私が男に求めるハードルが高いことが影響しているのだと思います。


妻を寝取ってもらう相手を探すのに苦慮しているくせに・・

ある程度の男ぶり、女心を擽るような魅力や知性を備えている男でなければ、妻をその手に委ねる気にならないのです。


妻が、「あなたが選ぶ男性に、間違いはないわ。」と言ってくれるのも、この辺りのことに信頼を寄せているのですが、

お相手の方を探すのが大変です。



そんな男を探すとなると・・狭い地域の中で顔見知りの方と関わって、後で後ろ指を指されたくありませんし、

近隣の町にまで食指を伸ばすにしても、思わぬところから風評が立たぬとも限りません。


私の望み通り、妻を男に抱いてもらうには、女を求める輩が集まりそうな街通りをぶらついて、妻が男に言い寄られるのを待つか、

または遠出して、同好サークルに加わるか、女性専用サロンなどに行って妻の体をその道に長けた方に預けるしかないのです。



しかし、妻が男との交わりに喘ぐ様を、いつも傍で見ていたい男にとっては・・

危険な誘惑の罠が待ち構えているかもしれない未知の世界に妻を放り出すことは、余りにも冒険すぎます。


そう考えると、二人揃って温泉旅行に出かけたり、カラオケバーで意気投合した結果・・というパターンが、私たちにとって一番似合っているのです。




指折り数えて、妻を私以外の男に抱いてもらう9回目の体験は・・妻と二人で、某温泉へ出かけた時に迎えました。


今回は、別に妻を他の男に抱いてもらうことを意識して出かけた訳ではなく、

「たまにはゆっくり骨休みを」という気分で出かけたのですが、成行き上、自然にそうなってしまったのです。




こじんまりとした奥座敷で、二人だけの夕食が終わってからのことでした。親切そうな仲居さんが、私たちに声をかけてきました。



「旦那さん、この後どうされます? ホールに行かれますか? それとも、お楽しみに行かれますか?」



「“お楽しみ”って?・・」


妻が、仲居さんに尋ねます。



「ストリップショーのことさ。 もしかして、わかっていて、聞いたんじゃない?」



「まぁ〜 意地悪ね。 それで・・あなた、そんなの見たことあるの?」



「それは、男なら誰でもあるさ。 若い時に、度々って訳ではないけど、何回か見たことはあるよ。

どうっ? これも社会勉強だと思って一度見てみないか? まだ、見たこと、ないんだろ?」


「えぇ〜? 行ったことないから、わかんないだけど・・女の人もいるの?」



「ここ、温泉場だよ。 多分、お客さんの三分の一くらいは、女性さ。」




夕食が済んだのは、午後八時少し前でした。

旅館の方が手際よくステーションワゴンを手配し、私たちは同宿のお客さんと一緒に“○○ Music”に向かいます。



開演のブザーと同時に幕が開かれ、最初の踊り子さんがあでやかな着物姿で登場しました。

“芸者ワルツ”の曲に乗り、手にした唐傘の舞をひとしきり披露した後、ゆっくりと帯を解き始めます。


最後の単衣がはらりと脱げ落ちると・・踊り子はステージに身を横たえ、客席に向かって二つ指でゆっくりと淫裂を広げ始めました。



館内はほぼ満席状態で、卑猥な掛け声や雑談が充満して、騒然とした雰囲気です。私は妻と二人だけの会話を小声で楽しみます。


「ど〜う、初めて見る感想は? おまえもこの前、あんな風にしてただろ?」


「いやだぁ・・私もあんな風に見られていたんだと思うと・・」



「あの一番前の特等席・・“かぶり付き”って呼ぶんだ。前の男の人たち、食い入るように見つめているだろ?

あんな近くで、まじまじと見ると、たまんなくなるよ。」


「あなたが、わたしの姿を見ているのと同じくらいの距離ね。 男の人って、あんなのを見ると興奮するんでしょ?」



「そりゃ、もちろん“もっこり”してくるさ。 でも、これはショーだもの。 おまえが見せてくれるリアルさには適わないよ。

女の人が、あんな風に手指で広げて見せる時って、どんなこと思っているのかな?」



「あの踊り子さんが見せているのはお客さんでしょ? わたしが見られる相手はあなたよ。」



「それで・・どうなの?」



「こんなこと始めた最初のうちは、恥ずかしさやあなたに申し訳ないことをしているという後ろめたい気持ちでいっぱいだったわ。



「それで・・?」



それから段々と、『もう、知らないっ!』っていう開き直りのような感じになってきて・・

今では、正直言って、お相手してくださるその方へのどきどき感の方が強いの。」



ステージ上では、二人目の“塚ジェンヌ”風の男装の麗人が現れ、ステップも軽やかに、踊り始めました。




ショーを見ながら、ふと、隣の席を見ると、数人連れの男性客どうしが興奮を抑えられないように会話を交わしています。


一見、揃って30代後半のようで、私たちと同じ図柄の羽織を着ている所を見ると、先程一緒にワゴンでやって来た同宿客のようです。


私たちと男性客との距離が近いこともあって、自然と話し声が耳に入ってきます。きっと、私たちの艶めかしい話も聞かれていたことでしょう。



「あんなの観てると、今夜は寝つかれなくなるな。 最後の三番目が終わると、“生板ショー”があるはずなんだ。

おまえのだったら恥ずかしくないから、上にあがってヤッてこいよ。」



「そりゃ、興奮してはいるけど・・こんな大勢のお客さんを前に、上手くいく訳ないだろ?」



「平生、自慢している割には意気地がないんだな。こんな時こそチャンスなのに・・」



「最近は、営業法による取り締まりが厳しくなって、生本番は禁止なんだってこと、知らないのか?」



こんな会話を聞いていると、私の胸に秘めてある悪い虫が鎌首をもたげてきます。


(この男も、仲間が羨むようなものを持っているのか。世の中には、一物自慢が結構いるもんだな。

可愛そうに・・これじゃ旅館に帰ってから、その自慢のものが疼いて寝つかれないだろうに・・)




男の誰もが滾るものをじっと抑えて、帰りのワゴンに乗り込むと、商売上手な仲居さんが私たちに声をかけます。



「さあ、この次はホールへということで・・九時半頃っていうのは、段々お客さんが少なくなってきて、最高の時間帯ですよ。」



旅館までの帰りの車の中、私は妻に尋ねます。


「どうする? このまま、帰って寝るか? それとも、一杯やっていく?」



「そうねぇ・・あなたと久しぶりにってのもいいけど・・熱を冷ました方がいいんじゃない? ちょっと、寄っていこうか?」



引き続き、館内のホールに集まったのは、○○Musicに行ったお客さんの半分くらいでしょうか、

私たちを含めて六人が、それぞれの席に座りました。


そのうち、向こうの方のテーブルの方がにぎやかになったと思ったら、誰彼となく歌い始めました。



「あんな、叫ぶように歌っているのは、先程興奮したせいだろな。 どう、おまえも一曲歌ってみたら? 

みんな疼いていると思うから、セクシーな歌がいいな。」



妻がこぶしをきかせた「むらさき雨情」を歌い終えて席にもどってくると、先程 劇場で隣席にいた方たちの一人が、

グラスを手にして私たちの方へやってきました。



「奥様ですか? いやぁ、素敵な歌を聞かせていただきまして・・さぁ、一杯どうぞ。

あっちの方で、気が置けない仲間どうし楽しくやっているんですが、女っ気がなくて・・ どうです? あちらの席でご一緒しませんか?」




同宿の縁があり、男の愉しみを共有したのみならず、年下の方から親切に声をかけられたとなると・・断るわけにはいきません。



私たちを誘った男性が仲間の方に私たちを紹介し、男性客四人に私たち夫婦を交えた歓談が始まりました。



「先程、劇場でご一緒になった方々ですね。 あんなの観ると、アルコール抜きでは眠れませんよね。」



「そうですって。疼いてきて・・アハハっ、その上、奥さんのあんな悩ましい歌聞かされると、ますます苦しくなってしまいます。」



「どちらから、見えられたのですか?」


「オレたちですか? 壮年会の親睦旅行ってことで・・S県からです。」



そのうち、妻の傍に座っていた男性陣の一人が、妻に声をかけてきました。


「差支えなければ、奥様とデュエットさせてほしいんですが・・よろしいですか?」



(う〜ん? 確か、この男性は、先程の劇場で、ステージに上がることを勧められていた男だな?)



「奥さん、無理言ってすみません。デュエット、何がいいですか?」



「最近の若い娘の歌は、歌えなくて・・ できれば、大阪の歌が好きなのですが・・」



「それじゃ、『二人の大阪、浪速恋しぐれ』がいいかな? それから、『大阪恋めぐり』でもいいですよ。」



「一番、最後の歌で、お願いします。」



アップテンポの甘いメロディーに乗ってデュエットが始まり、妻が男性の方を気にしながら遠慮がちに歌い始めると・・

男性の目線が、妻の顔を覗き込むように、送られてきます。


三番目のフレーズになると、図に乗って来たのか、男性の手が妻の肩に添えられています。



『一度、出逢って、二度目で話し、三度、四度で寄り添った・・心を寄せ合う傘の中・・♪♪』

『酔わせて・・ゆらゆら・・・愛して、ゆらゆら・・・♪♪♪』



私も手にしたグラスの氷を揺らしながら、妙に息が合っている二人の姿を見ていると、かって目にしたある光景が思い浮かんできます。



(二人の間に漂っている雰囲気は、昨年 奈良・三重方面へ旅行した際、民宿近くのスナックで若い男性と歌った時と同じじゃないか?

今回は、そんなことを期待している訳ではないのに・・ひょっとして、今夜もそんな風になってしまうんじゃないだろな?)



その後も、他の男性の合間を縫って、妻と男性とのデュエットが続き・・

段々とホールにいたお客さんが引き上げていって、館内は私たちのグループだけになったようです。


そのうち、私も勧められて、やむなくマイクを握りながら、ふと妻の方に目をやると・・

先程のデュエットの男性と楽しそうに話し込んでいる妻の姿が、目に入ってきました。




妻が、助けを求めているのか、了承を求めているのかわかりませんが、そのことを私に打ち明けたのは、閉店の二十分ほど前でした。



「あなた、あの男性から口説かれちゃった。どう、しよう?」



(『どう、しよう?』とは、微妙な言い回しだな。そのことを受け入れる気が全くないのなら、断ってしまうに決まりきってるだろうに・・)



「どうしようって? そんなの、オレに訊くまでもないだろ?」



「主人と一緒だから・・とお断りしたんだけど、かなり強引なの。」



「それで、あの男は、何て言ってるんだ?」



「わたしのこと、可愛いって・・ それで、さっきのデュエットの続きをベッドでしようって・・」



「オレが夫だってこと、わかっているのか?」



「今夜、旦那に内緒で、どうかって言うの。」



「そんな、オレが傍に居るのに、内緒になんかできる訳ないだろう?」



「この後、お風呂に行ったようなふりをして、部屋に来ればいいって・・」



「・・・・ あの男だって、誰彼の別なく闇雲に声をかけてる訳ではないだろ? おまえに、脈がありそうなことを見抜いているんだ。」



(これだけ、ふしだらなことを続けていると、夫に対する背徳の意識が段々と麻痺してきて・・

ほろ酔い気分も手伝い、今夜のセックスの相手が、単に私から、デュエットの男性に変わるぐらいのことしか考えていないのかもしれない。

でも、こんな機会は滅多にあるもんじゃない・・)


私の心に封印しておいた醜悪な欲望が鎌首をもたげてきます。

その浴衣の下に隠してある愛おしいものを、荒々しい勃起で奥深くまで貫かれ、顏を歪めて喜悦に喘ぐ妻・・

こんな姿が脳裏に浮かび上がると、妻が他人と姦通する生々しい様を見てみたいという欲望が、もう止まらなくなってしまいます。



「そうか、そんなにあいつが言うなら・・ 今夜は、そんな風になるとは思ってはいなかったが、せっかくの差し入れだ。頂こうじゃないか。

あの男性にOKすることを伝えて・・ついでに『主人も一緒に・・』という条件を出してみろよ。それでもいいと、言うのなら・・」



「本当にいいのね。 お断りして・・このまま部屋に戻ることもできるのよ。」


「あの男もストリップを見た後で、おまえの浴衣姿に刺激されて、我慢できなくなったんだろう。

おまえさえ嫌でなければ、オレは構わないよ。」



「わかったわ、言ってみる。 でも、後悔なしよ・・」



妻にしても、ストリップ劇場で、今まで見たことがない同性の淫らな姿を目にした上に・・

男とのデュエットで、これまで自分が行ってきたことを象徴するような『不倫』の言葉を口ずさむうちに、その気になってきたのかもしれません。


私たちのボックスとは少し離れた所に行って、私から言われたことを男性に話し始めました。



(チラチラッと、その男性が私の方に視線を送ってくるのは、妻から聞いた私の性癖に驚いているのか、

それとも、そんな常識外れのことを行っている男の顔を、改めて見たいのか。)



こんな内密の話は、こちらの席ではできません。 私はビールを片手に、妻と男性が話している席に近づきます。



「驚かれたでしょうが・・そんな訳で、貴方が私の条件を飲んでさえくだされば、妻を抱いていただいて構いませんが・・?」



「いやぁ、改まってそんな風に言われると、困ってしまうなあ。『奥様とこっそり・・』と思っていたんですが・・

ストリップでの興奮が治まらず・・思いがけず素敵な女性とデュエットさせていただいたものですから、つい・・」



「それで・・お答えは?」



「別に、旦那さんが傍に居ても、一向に構いませんよ。」



「そうですか? 実は、悪いんですけど・・先程、ストリップ劇場で、あなた達が話していたこと、聞いてしまって・・

仲間の方から、ステージに上がることを勧められていましたね。

その方達が言っていた、『自慢のもの』を、後からトイレでこっそり見させていただく訳にはいきませんか?」



「うふっ、品定めってやつですか? 

友達が言うほどのものではありませんが、これから奥様にお相手していただくんですから・・仕様がないでしょう。」



隣どうし、小用を足しているような風を装って、男性がブリーフから取り出したものを覗き込むと、だらっと垂れた茎が露わになりました。


男性がしばらく擦っているうちに・・ストリップを見て興奮した余熱を保っているからなのか、段々と量感を増していきます。


次第に勃起していく強張りも驚嘆に値するものですが、次第にその先の膨らみが大きく張り詰めてきて・・

それほどものを持ち合わせていない男からして言えば、こんな野太い陰茎を見せつけられると、何とも言えない興奮が体を走ります。



(この前、奥飛騨温泉で目にした男のものに近い大きさだ。

妻にとって全く馴染がない、この赤紫色の膨らみが、彼女の膣奥深く滑り込んで、しとどに濡れた“ひだ”を擦り上げていったら・・

妻は身も世もないほど身悶えするにちがいない。


こんな場面を想像すると、普通のセックスとは別物の、下半身が痺れるような疼きが湧いてきます。


しばらく男の刺突を受け入れて・・そのうち、悦びの余り身を捩らせる妻・・

こんな姿を思い描くと、それを理性で抑えるなんてことは到底できません。


目の前の欲情を滾らせた強張りと、これまで睦み合ってきた愛おしい女淫・・

二つの性器が、もう僅かな時の後に一つに結ばれることを想うと、極度に欲情して、胸が震えてきます。


思いがけずとは言いながら・・妻に種を蒔かせて、今夜も破廉恥な夜を迎えてしまうんだ。



「ありがとうございました。それじゃ、30分後に、三階の『楓の間』でお待ちしています。その惚れ惚れするもので、妻を悦ばせてやって下さい。」





妻が髪を整えている間に、私は並べて敷いてあった布団をやや離し、枕元に避妊具を用意します。


その男性は、洋介という名前でした。

お互い、旅先での出会いということで、それ以上、素性を語らぬ方がいいだろうということになったのです。


妻は、どちらかと言うと、日焼けしていてがっしりしたようなタイプが好きです。

外見だけからしかわかりませんが、洋介さんの肩幅が広い筋肉質の体型は、妻の好みに合っているのでしょう。




「さあ、洋介さんの傍に行って・・さっきのショーの続きを見せてくれ。」



洋介さんは、枕元に立ったまま、私の声に促されて歩み寄ってきた妻の体を思いっきり抱きしめました。


洋介さんが妻の下半身を引き寄せ、それに股間を突き出すようにして密着させているのは、それまで抑えてきた疼きが最高潮に達してきているからに違いありません。


そして、多分・・妻の陰部に押し当てているものが、間もなくそこを貫くことを、それとなく納得させようとしているのでしょう。



やがて、二人は舌を絡ませあったまま、崩れ落ちるように布団の上に横たわりました。


敷布団だけの褥で、洋介さんが帯を解きほぐしていくと、浴衣の襟が肩口から抜けて、妻の白い裸身が浮かび上がります。


そのうち洋介さんは、片方の手で妻のうなじを優しく抱きしめながら、もう一方の手で、妻の淫裂に指を這わせ始めました。


閉ざされた両腿の隙間を掻い潜った指先が、妻の敏感な部分を愛おしそうになぞっていくと・・

妻は、その刺激に耐えられないような様で、太腿を擦り合わせます。



「あぁっ、あっ、だめえぇ〜っ! そんなことすると… あぁっ〜……!」



太腿を何度も捩り、交差させる淫らな姿を見ていると、本当にその刺激に耐えられないのか、

それとも、それよりもっと強い・・更なる快感をもたらしてくれる刺激を望んでいるのか、わからなくなってしまいます。



「奥さん、さっきのストリップのように『人に見られる』感じって、どうですか?」



「ぅ〜ん・・体が火照ってきて、自分がわからなくなってしまうの・・」


妻が、愛撫の合間に大きく息を吐き、切なげに呟きます。



「やっぱりそうですか? 旦那さんの視線を感じて、全身が熱くなるんでしょ?」



「・・ぅん、そうなの。 恥ずかしいけど、すっごく感じてしまう… あぁ〜ん…… ごめんなさい、あなた・・」



そのうち、洋介さんは、指尖を膣内に滑り込ませていきました。淫部の中は見えませんが、秘口に添えられた他の指の動きを見ていると・・

親指の腹でクリを刺激しながら、膣内に挿入した指の間接を折り曲げて、媚肉の壁を引っ掻くように擦っています。


もうそれだけで、背筋からゾクゾクと快感が駆け昇ってきて、妻の口から喘ぎが洩れてきます。



「ああぁぁ… すっごい、イィ〜っ……!」



「オマ○コの中が、小刻みに震えてますよ・・・気持ちいいんですか、奥さん?
ショーなんだから、旦那さんに見てもらわないと・・」



「はぁぁっ… あなたに見られながら、イッてしまいそう… わたしを見ててぇーっ・・!」




肉芽を、右手でつまんだり激しく擦ったりされると、最も敏感な部分なのですから無理もありません。

段々、蕾の芯まで疼いてきて、たまらなくなってしまうのでしょう。



「はあぁ〜… ちょうだい…! もう、我慢できないの・・」



妻は、洋介さんの指の動きに耐えながら、その行為の先を求めるように、自ら脚を広げ、淫らな部位を突き出すように男性の目に晒しました。



「ごめんなさいね、奥さん。 先ほど旦那さんから聞いたのですが、フェラをするのが苦手なようで・・

済みませんが、あなたの手で宛がって、そこに馴染ませていただけませんか?」



すると、妻の手が男の勃起に伸びていって、まるで寸時も早い繋がりを待ち焦がれているような仕草で、男の印を潤みの中に導きました。


掌のひら全体で男の勃起を包んでいますが、それでも完全には掌握しきれないようです。


熱く滾ったものの火照りを感じながら、これから分け入ってくる男のものを潤みの中で泳がせながら、妻は何を思うのでしょうか?



きっと、こんなに量感のあるものがもうすぐ疼きの中に分け入ってくることを思い浮かべ、妻の心は妖しいときめきに震えているにちがいありません。


その勃起したものが、壺口から滲みだす潤みを纏うと、猛々しい強張りが光沢を帯びて一層艶めかしくなっていきます。



(妻が、自分の手で、男のものを秘口で弄ぶなんて・・初めて目にする光景だ。

もうすぐ、おまえのその手で馴染ませた巨大なものが、疼きの中に分け入ってくることを待ち焦がれているんだろ?


おまえにとって未体験の・・そして、私にとっても得体が知れないその巨大なものが潤みの中に没入していく瞬間こそ、私が持ち望んでいたものなんだ。)



「あぁ〜ぁ…… もう、だめぇ〜… ねっ、挿れてっ・・」



もう、これ以上焦らされることに耐えられなくなったのか、妻は枕元に手をやると、薄膜の中心を膨れ上がったものに被せていきました。


交わりを前に、もうすぐ自分を貫くであろう男のものを扱いながら・・

妻の脳裏には、過去に体験した男とのめくるめく記憶が蘇ってくるのか、

それとも、その時とはまた別の・・異質で、もっと凄い悦びが全身を駆け上ってくることを期待しているのか?




やがて洋介さんは、両足で妻の股間を広げると、右手で怒張の根元を支え、淫らに広げられた両脚の中心に宛がいました。


後ろから見ていると、男の股間から垂れた怒張が、今にも両の陰唇の中に、突き込まれようとしています。


妻が、私以外の男から貫きを受けるカウントダウンの間、私のペニスは、限界まで怒張してしまいます。


もうすぐ、妻の艶めかしい媚肉が彼の肉棒を包み込み、これまで私が味わったものと同じ快感を男に与えるのか・・?

こんなことを思うと、嫉妬の余り、極度に欲情してしまうのです。


そして、男の茎が、しとどに濡れぼそった女陰に沈み込むまでの時間が待ち切れず、自分の膨らみを激しく甚振って自慰に耽ります。



そして、いつものように、妻が貫かれるその瞬間が訪れます。


その刹那、妻の目線が私の方に送られてきましたが、今回のそれは、つかの間で、すぐに私から顔が背けられ、瞼が閉ざされていきました。


その視線は、これまでと同じ、縋り付くような哀願を帯びた眼差しではありません。


瞬時のうちに私から目を離した妻の姿を見れば、私に許しを乞い、夫の覚悟を促すような切ない心情が、徐々に消えつつあることを実感します。




こんな息苦しい瞬間が過ぎて、洋介さんは女陰への挿入を試みようとしますが、先端の膨らみが余りにも大きすぎるせいか、膣口で滑るようです。



「あんっ…… いやっ・・」



そして、挿入に最適な微妙な部位を調整した洋介さんが、反りかえった欲棒を片手で握りしめ、固く引き締まった臀部を沈めていくと・・

私の目前で、淫唇を押し分けた肉塊が、“ひだ”の中にヌルリと埋没していきました。



「あっ、ああぁぁ… ちょ、ちょっと〜ぅ・・すっごい……」



覚悟はしていたものの、予想を上回る感覚の貫きを受けたせいでしょうか、妻の口からため息が洩れてきます。



「奥さんが馴染ませてくれたおかげで、すんなり入りましたよ。ゆっくりといきますから、しばらくじっとしておればいいですよ。」



洋介さんは、抜き差しを小刻みなものにして、泉の奥から湧いてくる潤みで馴染ませながら、徐々に巨大なものを侵入させていきます。


段々と、欲情の膨らみが奥まで滑っていって、その先端がこれ以上は無理だという所で遮られたようです。



「はあぁ〜っ… お願い、そこまでで やめてぇ〜・・」



そんな声を聞くと尚更、折り敷いている女体を更なる官能の世界へ導きたくなるのが男の本能です。


洋介さんは、妻に覆いかぶさると、これまでより幾分ビートを速くして腰を振っていきました。



私のこれまでの経験上、こんなに風に腰を振られると、大概“ぬちゃ、ぬちゃっ” という淫らな音が聞こえてくるものですが・・

洋介さんのものが並外れて大きいせいでしょうか、器の容量が目いっぱいになっていて・・

膣奥から滲み出た愛液が、火照った媚肉の襞を伝って、ぐちゅっと押し出されるだけです。



「きゃぁっ! 大っきぃっ〜… あぁっ、そんな風にすると……!」




最初のうちは、器の全てが張り裂けそうなほどの違和感のために、鈍い疼痛を伴った快感にとどまっていた妻の性感も度重なる刺突を受けているうちに・・

徐々に高まってきているようです。


そのうち、洋介さんは、腰に廻されていた妻の両足を肩に担ぎ上げると、緩急のリズムを刻みながら、容赦なく妻の身体を揺さぶり始めました。


結合した二つの性器が貫きの終点でぶつかる度に、潤み溢れたものが止め処なく流れ出てきます。



「ああぁぁ… あっ、あっ…  ぃやあぁ…… あなたぁ〜…!」



(おまえの濡れた媚肉は、挿入された男の茎を離すまいと、更に奥へと飲み込もうとしているのか。

自分の意思に反して一旦引き抜かれた肉棒が、再び突き込まれるときの感触は、例え様もない程気持ちいいのだろう。

突き込まれて、しばらく痺れたまま漂って・・そのうちやがて、どっと噴き出す快感を待っているのだろう?)




そのうち、褥の上で妻の体が抱き起こされ、男女の所を変えて、妻の背中が男の厚い胸板に押し付けられるような腹上位の姿勢になると・・

妻の両脚が、洋介さんの膝によって大きく割られ、閉ざすことなど許されません。


下肢は最大限に開かれ、正常位のときにも増して、淫らな結合部が露わになってしまいます。


「あっ… いやぁ〜・・こんなぁ・・・」


突然変わった体位に、妻は頑是無く頭を振り、細い腕が何かに縋るようにシーツの上に伸ばされます。


洋介さんが、遠目で私の顔を見つめながら、艶かしい淫穴にすっぽりと埋もれた欲棒を、ゆっくりと突き上げ始めました。


逞しい肉棒が、妻の股間に突き刺さり、抜き差しされる様子が余すところなく私の眼に曝されます。


一旦、埋もれた肉棒が次に露わになると、濡れた茎の艶は更に濃くなり、最後に亀頭が吐き出されるのを見ていると・・言いようのない興奮が襲ってきます。


じわじわと陰唇を押し広げながら強張りが引き抜かれていき・・その最後に亀頭が吐き出され・・

そしてまた、肉襞を押し分けながらそれが消えていく生々しさは、到底ビデオの比ではありません。



こんな動きがしばらく続くと・・「・・んくぅ…… あぁん・・・」という喘ぎが洩れてきました。


こんな喘ぎを聞いていると、想像を遥かに超えた巨根を受け入れた時の痛みが、とっくになくなっていることがわかります。


自分に悦びを与えてくれる男と上下の粘膜でつながる至福の陶酔感・・妻の官能を貪る欲情の炎が、劇的に高まっていきます。



「・・んくぅ…… ああぁ…… イイ……っ! 」



妻の背中をお腹に乗せて腹上位で交わっていた洋介さんが、むっくりと上体を起こし、妻を股間に跨らせると、自然に後ろ向きの座位になり、

強張りが、淫らに濡れた女陰の中心を突き上げると、妻もその動きに合わせるかのように自ら腰を振り、更なる高みへと昇っていこうとします。



交わりの合間に、洋介さんは、妻の肩越しに私に視線を送ってきますが・・

それは、「愛する奥さんが犯されるところをしっかり見てください。」という私に対する気遣いなのか、

それとも、結合部を食い入る様に見入っている私の姿を見て楽しんでいるだけなのか、詳しいところはわかりません。


でも、彼の黒光りした男の分身が、愛液に塗れた女陰に抜き刺しされる様子だけは鮮明に見えます。



苦痛と快楽が入り交じった妻の顔・・ 繊眉が歪められて、堅く瞑られた眦の端から、涙がほおを伝っています。



「あっ、あっ、あぁあ〜…… 気持ち、イィ〜っ…… もう、だめぇ…」



こんな妻の歓極まった様を目にすると、先程 男から貫きを受ける刹那、私への哀願の視線をつかの間しか送ってこなかったと、

彼女を恨めしく思ったことを謝りたいような気持ちになります。



(この涙は、本来望んでいなかった背徳の行為を犯してしまったことを詫びる、後悔の涙なんかじゃないんだ。

ましてや、自分の体が汚されて、堕ちていくことを儚む、悲哀の涙でもないんだ。

私の“切なる願い”に応えるために・・男の貫きを素直に受け入れて、悦びが昂じたが故の、随喜の涙なんだ。)



このように、見知らぬ男に抱かれて、動揺も狼狽も見せず、ただ愛される悦びだけに身を任せる妻がこんなに愛しいと思ったことはありません。




妻が、何度目かの絶頂を繰り返していることを察した洋介さんは、妻を股間から下ろし、最初の交わりのときと同じ体位に変えました。


男なら誰しも、噴走りの最終行為を、交わっている女と体を最も密着できる体位で迎えたいと思うのは当然なのでしょう。


妻の両足を目いっぱいに広げた洋介さんは、茎の全長を使って、以前よりもっと荒々しい動きで妻の下半身を刺突し始めました。


刺突の度に媚肉に擦られて、張り裂ける程に増大した勃起が、恍惚の余り我を忘れた女の象徴へ、容赦なく打ち込まれていきます。



「あぁぁ…… そっ、そうよ… いっ、いいわっ…

あぁっ、また、イっちゃう…… もう、どうにでもしてぇ〜!」



こんな淫らな言葉から、女体を吹き抜ける快感を察すると・・

圧倒的な質量で圧迫され、擦り上げられていくうちに、膣奥からと言うよりは、背筋から悦びの怖気が走って・・

そのうち、どっと噴き出す快感に身が溶けていく・・・

そして、しばらく官能中枢に届くまでの間、恍惚と彷徨って・・

佳境に達すると、それは灼けつくような快感となって、彼女の頭の中を真っ白にしてしまうのでしょう。



こんな風に、抵抗の術なく、ただ男の欲棒を受け入れるだけの女の姿を見ていると、受け身の性の悲哀すら感じます。


自分ではどうしようもなく、ただひたすらピストンの蹂躙に身を任せ、体を荒々しく扱われることに被虐の悦びすら感じてしまう女の体・・



「はあぁ〜 もうダメえぇぇ…… もう、イッちゃってるの〜っ……!」



「そうですか、奥さん? 女は、何度でもイケるって言うから、遠慮しなくていいですよ。 オレは、もうちょっとなんだ!」



洋介さんは、腰の動きをさらにアップビートし、止めを刺すかのように、女体への刺突を更に激しいものにしていきました。


もう、堪えるなんてことはできません。身悶えする肢体の中心にある女陰は完全に溶解して、頭の芯が眩むほどの喜悦に震えているに違いありません。



「きゃぁぁ〜! もう、止めてえぇ… おかしくなる〜ぅ……!」



たくましく突き上げてくる男の肉棒に身も心も翻弄されて、妻は背筋をグンとのけ反らせ、官能の極みに達した。



その妻の反応をみた洋介さんは、ギリギリまで溜めておいたものを、一気に吐き出すつもりなのでしょう。



「さぁ〜っ、いくぞ、いっぱい出すからな・・」



最後の一突きを、グイと女陰の中に沈み込ませました。



(あぁ〜っ、今この瞬間、ひときわ膨らんだ亀頭の目口から、欲情を込めた見知らぬ男の精が、膣奥深く吐き出されているんだ……)



男は、その絶妙な媚肉の味わいを堪能するかのように、深々と貫いたままじっと動こうとしません。


目に見えない奥深いところで、妻に対して吐き出されている、見知らぬ男の精液…


猛々しく荒れ狂い、妻に気が遠くなるほどの悦びを与えていたものが目的を果たしたことを思うと、

胸苦しい興奮、そして何て言っていいのか、後悔に似た心の動揺を感じます。



そのうち、妻の体腔深く幾度も吐射を繰り返した勃起が、秘裂からずるりと抜け落ちると、妻の体がぶるっと震え、

津波のようなオーガズムを味わった淫肉が、一、二度 ピクっと痙攣します。



すると、「はあぁ〜っ・・」 妻は、総身の体力を使い果たしたのでしょうか、大きなため息を吐いて、ぐったりとなっていきました。


二人は、呼吸を止めて、固まったように愉悦の余韻に浸っています。




しばらくして、男がお礼を述べて立ち去ると・・

目の前に見えるのは、何回もイッて、退廃的な妖しさを放っている女の体だけです。


めくるめく快楽を味わった女体は、ひどく消耗したのでしょうか、私は、寝乱れて放心したような妻の傍に歩み寄ります。



「ごめんよ。辛い思いさせて・・」



「うう〜ん、いいの・・ 私こそ、いっぱい欲しがって… ごめんなさい。」



「いやらしくて・・今までで一番興奮したよ。 あんなに凄いもの、受けきってしまったもんな。」



「いや…ん、そんなこと言わないで。 気持ちよくなってしまって・・ごめんなさい。」



「よかったよ… 淫ら過ぎて、上せあがってしまった。」



「「恥ずかしいこと、いっぱいしてしまって・・こんな私、嫌にならない?」



「オレが、思い描いていた通りのおまえだったよ。 今夜は、忘れられない夜になった。」



「ねっ、 今度は、あなたのを、気持ちよくしてあげる。」



男との交わりの後、しばらく放心状態だった妻でしたが、快楽の余韻を引きずるように、私に抱きついてきました。



(これまで、妻が他の男と交わるという私の求めを段々と拒まなくなったことに不安を覚え、経験を重ねるごとに変わっていく姿に怯えていたが・・

私への愛と恥じらいは、依然として彼女の中に存在しているんだ。)


私に愛されるために、男に汚されても、今ではそれを厭わない強ささえ身に付けた妻が愛おしかった。