● 妻が貫かれるその刹那


私は46歳、妻の理香は44歳の熟年夫婦です。

愛する妻の体を他人棒が貫く・・・私たちのその後の体験をお話させていただきます。





今、私は某ホテルの一室で、大きく広げられた妻の股間に男の腰が割って入っている姿を見ています。

いろいろな経緯を辿り、妻が見ず知らずの男にまさに貫かれようとしている瞬間を迎えているのです。

男の屹立した茎が、妻の花芯に向かって突き落とされれば、張り詰めた膨らみは妻の滑りの中に埋まってしまいます。





その刹那、縋りつくような妻の潤んだ目が、男の肩越しに私に向けられました。

まるで何かを訴え、求めているような切なさと淫らさが交じり合った纏わりつくような眼差しです。



これまで、私たちは、越えてはいけない禁断の領域での体験を数回もちました。

その都度、決まって妻は、「他人棒」を受け入れる寸前になると、焦がれるような潤んだ眼差しを私に向けるのです。

私は、妻から送られてくるこの視線を受けると、胸が締め付けられるような興奮を覚え、戸惑いながら、

何とも形容できない胸のうちを、妻の目を見つめ返すことによって届けます。





妻がこんな目で私を見つめる度に、妻が初めて「他人棒」を受け入れたときのことを思い出すのです。

それまで妻に対してこれといった不満があるわけでなく、夫婦生活も順調で、二人で過ごす時間に幸せを感じる毎日でした。



でもある時、突然 私の心の隙間に、妻に対する酷い妄想が芽生えたのです。

きっかけは、某Webサイトの乱交体験や寝取られ体験告白にログインしてからでした。



「最愛のあなたのパートナーが、あなたの手を握りながら今他人棒に貫かれようとしています。・・・」

の言葉が、すべて・・・私を変えてしまったのです。

この言葉を目にした時、心臓の鼓動が激しくなり、体中の血液が下半身に集まるような高まりを覚え、例えようがない性的興奮を感じてしまったのです。

頭の中を、妻が見ず知らずの他人と交わっている淫らな妄想が駆け巡ります。



「見知らぬ誰かに妻を愛してほしい・・・」



「その荒々しく勃起した肉茎で妻を貫き、気が遠くなる程の悦びを彼女に与えてあげてほしい・・・」



「露わな秘部の奥深く、勃起した男根から、白い欲望の精を奔走らせてほしい・・・」





妻を心の底から愛しているのに、こんな密かな思いを抱いているのは私だけなのでしょうか。

皆さんは、夫の視線を受けながら他人に抱かれ、悶え、思わず喜びの声をあげてしまう奥様の姿を見てみたいとは思いませんか。



あられもなく両足を広げ、その秘口に見知らぬ男の肉茎が添えられた時、妻は何を思うのでしょう。



そして、妻がすべてのことを受け入れ、「他人棒」による律動が、否応なく体の奥深くで始まってしまったら、妻は

湧き出る喜悦をどのように表すのでしょう。



こんな妖しい妄想が次から次へと、走馬灯のように脳裏を走るのです。

決して、妻との夜の営みが上手くいっていなかった訳でもありませんし、平常の家庭生活に不満を抱いていた訳でもありません。

至極、円満で良好な夫婦関係だったはずなのに、ちょっとしたはずみでこのような想いが湧き上がってくるのです。



「世の男性の誰もが経験していることではない。おまえは、獣道に陥ることを望むのか?」



と、私の心の中の良識が、禁断の妄想に歯止めをかけようとします。

しかし、「見ず知らずの他人と交わる妻の姿」を理性で打ち消そうとしても、絶えず付き纏う欲情は消し去ることが出来なかったのです。

台所で忙しそうに立ち働いている妻のエプロン姿を見ても、後ろから妻の乳房を抱きしめる男の姿を想像してしまうのです。



それほど、「寝取られ」との出会いは、私にとって強烈なインパクトがあり、催淫剤のようなものでした。

私が足を踏み入れたことがない魔性の体験を、数少ないながらもある人達は経験しているという羨望めいた気持ちが災いしたのかもしれません。

とにかく、このような動機で、私は「寝取らせ」の扉を開いてしまったのです。





今この瞬間も、愛する妻から、縋りつくような潤んだ眼差しが、私に向けられています。

妻からのこの切なく愛おしいような目線を感じる時、私は欲情してたまらなくなってしまうのです。

それは、決して短絡的な意思表示ではなくて、色々な情念を交錯させた謎の眼差しであって、

その視線の中に妻の思いのすべてが込められているように感じるからです。



妻が見ず知らずの男のものを受け入れる寸前に送る目線は、その時々によって変わるように思います。

そのことが終わった後の虚しさが襲ってくると、高まりが収まったその弱々しく消えそうな・・そして、暗く沈んだ・・また、潤んだようにも火照ったようにも見える眼差しがもつ意味を考えてしまいます。



「あなた、普通の夫婦間では禁じられていることを、わたし、今から始めてしまうのよ。あなたは、こんなわたしを許してくれる・・?」



妻の脳裏には、夫婦として睦み合う幸せを、自ら壊してしまうことへの後悔が、霞めているのでしょうか。

夫から勧められたとは言え、背徳を犯してしまう罪深さを詫びる贖罪の眼差しなのかもしれません。



「あなた、もうすぐ入っちゃう。いいの? これからわたし、あなたから離れて遠いところへ行っちゃうのよ・・・」



一端、そのことが始まってしまったら、自分の意思では止めようがないことを承知しておいて欲しいという夫の覚悟を促す眼差しなのでしょうか。

それとも、やがて身の内を駆け巡るであろう悦びを前にして、恥じらいを捨て去る決意の表れなのでしょうか。



「見て、みてっ、もっと見て! あなたが愛しているわたしが変わっていくのをもっと見てっ!」



流れのままに、猛り立った男の勢いに連れ去られる様を、夫の目でしっかり見届けて欲しいと願っているのでしょうか。

あるいは、夫の身勝手な欲望のために堕ちていく自分の姿を晒すことにより、配偶者の自省を求めているのかもしれません。



このような眼差しを送られると、妻が他人に寝取られる掻き毟られるような嫉妬心と、

夫への愛があればこそ酷いことも受け入れる妻への愛おしさが混じり合い、言いようのない甘苦しい興奮を覚えるのです。





愛する妻を他人に寝取ってもらう体験が数回に及んだ時、私はあることに気付きました。

それは、妻が「他人棒」による交わりを重ねた分だけ、妻の中の何かが変わってしまうということです。

夫婦で共有する時間はとても長いものですが、一時たりとも他人と肌を重ね、情けを分かち合うと、

パートナーが抱いている思い、考え方、ひいては人格、人間性のようなものに感化されるのは当然のことだと思えるようになってきました。



そして、二人の愛情を揺るがぬものにし、信頼の絆を深めるには、変わった分だけ修復しようとする夫の努力が必要だってこともわかってきました。



「理香・・・おまえのどんな姿でも受け入れるから・・・」



「おまえが妻という縛りから解放され、女として喜ぶ姿だけ見たいんだ・・・」



「おまえを愛おしく思う気持ちに、偽りはないんだ・・・」



こんな思いを私の目線や頷きに込めて、男を受け入れる直前の妻に届けます。







話を最初に戻し、ここに至るまでの経緯を説明します。

妻を他人に抱いてもらう体験は、これまで数回経験してきたのですが、閃めくような興奮のひと時が過ぎ去り、

通常の平凡な毎日に戻ってしまうと、また新しい寝取らせ願望が湧いてくるのです。



妻を他人に抱いてもらう方法の一つは、インターネットで私と同じような感情を奥様に抱く男性が他にいないか調べることです。

パソコンで、「寝取られ」や「夫婦交換」を検索してみると、読者の興奮を誘う様々なページがあります。



もう一つは、馴染みや旧知がご縁での出会い、または旅や遠出での偶然の出会いの機会を待つしかありません。

私の場合、特定の男性とメール交換、お互いの身上確認、綿密な打ち合わせというコースは苦手なので、後者の方を選ぶようにしています。



そして、ある日突然、中学時代の級友との同窓会があり、三十年ぶりにある女性と再会したことから、妻を抱いてもらう機会が訪れたのです。



「私、今 繁華街でスナックを開いているの。今度、暇があったら飲みに来てね。」



しばらくして、同窓会に出席していた仲良し三人で、そのお店を訪れました。

なかなか洒落た雰囲気のお店でしたが、ボックス席がないのでお客さんはすべて10人が限度のカウンターに座らなければなりません。

私たち三人の横には、常連客に見える三人の男性が座ることになりました。



ママをしている同級生は、久美子ちゃんといいます。

ひとしきり、当日参加した同窓生のことや昔過ごした古里の話で盛り上がっていた時、突然、久美子ちゃんが・・話の弾みからなのでしょうか・・・



「まさおさんて、中学時代からずっと優しいのね。一度、抱かれてみたいな。」



って、言い出しました。

二人の同級生は、私たちを歓待しながらも常連さんに仕立てようとするママのいつもの手管と思ったのでしょうか、ニヤニヤしながら、



「男冥利に尽きるね。おい、まさお!いい返事をしろよ。」



と囃し立てます。



「そりゃー、嬉しいお誘いだけど・・一緒になったら、もう同窓会にも出れないし・・・このお店にも来れなくなるよ。」



「相変わらず、固いのね・・・」



「下の方も、固いのかな?」 傍にいる同級生が茶化します。



そんな中、私たちの話を聞いていた一人の男性が、



「いやぁ〜、もったいない話ですね。私が代わりに、据え膳をいただいてさしあげましょうか。」



と、私たちの話に加わってきました。

年齢は、多分私たちと同年輩、白のYシャツを着た、背の高い清潔な感じの人でした。

それまで、グラスを傾けながら心地よいお酒を楽しんでいるのか、遠慮がちに、私たちの話に耳を傾けていました。



「まあ〜南さん、言ってくれますね。寝取りがお得意な方には、寝取ってもらわなくて結構よ。」ママが微笑み返します。



(南という苗字なのか。余り出過ぎずに、感じのいい奴だな。)



「お近づきの印に・・・」隣に座る南さんと杯を合わせた私は、しばしの間他愛もない雑談を交わしました。



「今、ママさんが、『寝取りがお得意な方とは・・・』と言われたのですが、その道に覚えがおありなのですか。」



「こいつは、これで結構男前だしさ、人妻にモテるんだよ。」

「オレの女房が、こいつと夫婦交換をしたいと言い出すんじゃないかとビクビクしているんだ。」



南さんの隣に座っている男性から出た「夫婦交換」という言葉を聞くと、抑えていた心の蓋が外れ、

私は魅入られるように究極の欲望を実現するための階段を上り始めたのです。



「初対面の方にこんな話をするのは非常識だと心得ていますが、これもご縁と言うことでお許しください・・・」



その時、南さんはごく自然に、人妻を抱くような関係に至るプロセスやお相手の女性に対する気遣いなどについて語ってくれました。

私の方も、南さんの誠実そうな人柄に釣られたように、潜在的に抱いている「寝取られ願望」のことを告白しました。



家に帰ってもしばらくの間、

足を大きく広げ、勃起した亀頭を深いところで受け入れようと、男の腰に手を添える妻・・・

男の下腹部からそそり立った肉棒の上に跨り、ゆっくりと腰を沈める妻・・・

こんな淫らな妻の姿が脳裏から離れません。



(経験豊富で、妻の好みのタイプのようだし、南さんに妻を抱いてもらえたら・・・)



私は、数日前に出逢ったばかりの南さんを、妻の相手として選ぶことを意識し始めたのです。





その後、ママのお店に何回か通い、南さんの職業が会社員であること、ほぼ毎週金曜日にお店にやってくることを確かめました。

そして、私は偶然の再会を装いながら、自分の秘めた思いを叶えてもらう機会を待ちました。



「寝取らせって、人目を憚るほど恥ずかしいことじゃないと思いますよ。」



「そういう奥様の愛し方もあるんだってことを、私の方こそ教えていただきました。」



あくまで謙虚で温かみがある南さんの人柄を信頼して、私は覚悟の程を打ち明けます。



「私の見ている前で、妻を愛して頂けますか。」



「この前の夜、貴方の言葉と態度で、何となく貴方の胸のうちが判りました。

二度目にお会いした時、多分そんな話になるのでは・・・と想像していました。」



「ただ、一つ条件があります。当たり前のことですが、このことを実行するには、御主人のみならず奥様のご理解と同意が必要です。」



「私もそのことは、重々承知しています。妻の同意を得られぬまま無理して、妻を悲しませようとは思いません。」



こうして、妻が、体の奥底から湧き上がる悦びに身を震わせる場面を迎えることになったのです。







妻と南さんの対面は、二部屋予約してあるホテルの一室でした。



「南です。ご主人とはふとしたご縁で・・・奥さまにもこれからお世話になります。」



「はじめまして。小野の家内です。理香と申します。」



妻も南さんに向かって恥らいがちに小さく会釈しました。

妻と南さんは今日が初めての出会いです。

それまで、妻に、「一度会っておくか?」と薦めたこともあったのですが、



「どっちみち、相手が誰とか関係なく抱かれるしかない訳だから、見ず知らずの間柄でいた方が気が楽・・・」



という妻の言葉で、今日に至ったのです。



妻が口にした「家内」という言葉が、私の心に楔のように入り込んできます。今まで営々と二人で積み上げてきた夫婦の関係が、これからの行為によって、ヒビがはいるかもしれない・・・

そして、もしそうなったら、その責任は私にあり、妻との仲を修復する懸命の努力をしなければならない・・・



南さんは、シャワー室に入る前に、妻の方に向き直り、



「ご主人を愛していらっしゃるのですね。今日はご主人のご期待通り、精一杯奥様のお相手をさせていただくつもりです。」



「でも、私も男ですから、奥様を悦ばせる努力は、全力でしますよ。」



と、妻にというより傍らにいる私の覚悟を促すように言い添えました。

私には、南さんが素になってサラッと言った言葉が、妻との距離を幾分でも縮めようとする努力のように思えました。

私は念願がもうすぐ叶う悦びと、その陰の部分に潜む言い知れぬ不安に駆り立てられ、ただじっと妻の姿を眺めるだけでした。



(今、この一時が終わったら、私だけのものではなくなってしまう理香。)


(火照った媚肉の奥深く、白い欲望の精が奔走るのを喘ぎながら求める妻。)



「さあ、南さんの傍に行って・・・」



私の声に促され、ベッドに歩む妻の魅力的なお尻と脚のライン。

南さんは妻と一緒にベッドの中央に座り、優しさの限りをつくして、妻の緊張を解きほぐそうとしています。

まるで何年も連れ添っている夫婦のような自然体で、ブラを外していきます。

そして、南さんは、一方の手で妻のうなじを抱きしめながら、もう片方の手をスカートの中に滑り込ませました。

閉ざされた両腿の間隙を掻い潜った指先は、妻の敏感な部分を愛おしそうに愛撫しているに違いありません。

スカートの中で、南さんが指を這わせる妻の潤んだ秘部は、これまでは私の指によってなぞられてきたものなのです。



「あぁっ、あっ!だめえぇ〜っ!」



妻の短く切ない喘ぎ声が、私の興奮を一層掻き立たせます。

これまで数え切れないほど私の勃起を受け入れてくれた妻の温かい粘膜が、見知らぬ男の指先によって犯されていきます。

南さんの指先は、これまで私が妻に与えたことがない微妙な変化で、妻の秘部を擽っているはずです。

そして私は、これまで幾夜となく愛おしんできた潤みが弄ばれる光景を、息を殺しながら見つめている他はないのです。



南さんが妻を横たえ、スカート、そしてショーツを外していきます。

妻の白くふっくらと膨らんだ恥丘の下には、縦に走る淫裂が連なっています。

後方から眺めると全体像は見みえませんが、妻の秘部の谷間に、南さんの顔が埋もれていきました。

私は恥ずかしいことですが、二人の合歓の様子が少しでもよく見えるように、場所を移動します。

南さんがその舌先で、先端を薄紅色に光らせた肉芽を愛撫すると、妻の体は大きく仰け反り、哀願するような悶えの声を漏らしました。



「あぁぁ・・・そっ、そこは・・・」



南さんが舌で弄ぶ肉芽は、結婚以来私だけが独占してきたものですが、それが今、私の目の前で他人に委ねられているのです。

そして、妻の体はその吸引によって生じる悦びのため、その行為を継続することを願っているはずです。





ついに、南さんがブリーフを脱ぎ捨て、赤銅色の光沢を放つペニスを取り出しました。

その先は、臍に届かんばかりに反り返っています。

南さんは、自分の茎の根元を握ったまま、妻の手をその中央部に導きました。

そして、妻の耳元に息を吹きかけるように、ある言葉を囁いたのです。



「奥さん、我慢できないのでしょう。素直に言った方が、ご主人が喜びますよ。」



この言葉の後に、妻が口にした言葉は、

「南さんの好きなようになさってください。忘れられないようにして下さい・・・」



でした。



「理香・・・これは現実なのか?それはおまえの本心なのか? 前々から他の男にそうされることを望んでいたのか。」



「女の体は、夫である私を愛していても、加えられる律動が他人棒によるものであっても・・・

喜悦の世界に導いてくれるものを求めたがるのか・・・」



南さんが根元を支える肉茎は、彼がその包皮を根元に引き絞ることによって一層大きく怒張していきます。

そして、茎を握る妻の手は南さんの手に重なるところまで滑り、二つの手で絞られた包皮は、赤漆色の滑し皮に変わっていきます。



「奥さん、そろそろいいですか。ご主人の前で申し訳ないのですが、ゴムをつけていただけませんか?」



妻は、左手で男根の根元を絞り、右手で薄膜の中心を亀頭に宛がい、そして彼の顔を見ながら膜を根元まで下ろしました。

そして、窄めた唇を陰茎に近づけ、自分の唾液を垂らしてその周りを湿らせたのです。





鈍い光沢を放つ肉棒を右手で震わせながら、南さんは妻の股間に割って入りました。

肉棒の下には、妖しく蠢く潤いの泉が広がっています。

もうすぐあの極限状態にまで張り詰めた欲棒が、大きく広げられた両足の中心に挿入されてしまう・・・

私たち夫婦が夜の営みの中で、繰り返してきた行為と全く同じものが今から始まるのです。



その刹那、縋りつくような妻の潤んだ目が、私に向けられます。

それは、他人棒による貫きを受ける寸前に、妻が私に決まって送る理性と官能の狭間でもがく生々しい眼差しでした。



妻から送られる目線は、私の心の中に嫉妬の炎を燃やし、私の心を歪んだ方向に駆り立てます。

妻への情愛、謝罪の気持ちは、自分の肉茎を激しい手指の往復で嗜虐することで償います。





夫からの無言の視線により女の瞼が閉ざされ、他人と交わることへの躊躇いが消えたのを肌で感じ取ったのでしょうか、

南さんは、妻の枕元に手をついて上体を支えると、そのままゆっくりと張り詰めたものを妻の両脚の間に沈み込ませたのです。

そして、緩やかで微かな往復の動きを数回繰り返した後、硬直した茎を妻の下腹部めがけ、一気に押し当てました。



理香のそこが濡れた音を立てて、男根を根元まで受け入れたのがわかりました。



それは私の目の前で、愛する妻が他人によって貫かれた瞬間でした。





南さんは、妻の体の更に奥深いところを求め、緩やかな動きを繰り返しながら、茎の先を遠くまで滑らせます。

段々と、妻は上体を弓なりに反らし、震えるような喘ぎ声を漏らし始めました。両手を伸ばして南さんの肩を抱きしめ、一つに結ばれた相手を確かめるように見上げたのです。



震える唇で喘ぎながら、妻は足を限界まで広げ、腰を更に突き出しました。

津波のように繰り返し押し寄せる快感は、圧倒的な力で妻の理性や羞恥心を、押し流してしまったのでしょう。



「あぁぁ〜っ、来てっ、もっときて〜・・・」



夢でも妄想でもなく、夫の眼の前で二人が深く完全に結合しているのです。



(ああぁ〜、理香!今おまえの体の奥底で、痺れるような快感が走っているのか・・・)





そのうち、上体を支える南さんの腕が強張り、妻に加える律動を更に激しくアップビートさせていきました。

それは、長年睦み合ってきた夫婦の絆を断ち切る破戒の律動でした。



「ああっ! いいっ! そこいいっ!」



私には酷いことですが、南さんは妻の望みを叶えようと、一層激しく腰を打ち込みます。

すると、結合の深さが増し、猛り立った肉杭は、妻の腹腔を強烈に貫いていきます。

妻の細い腕がしがみつくように南さんの腰を抱きしめ、くびれ部位を反り返らせます。



「ああぁ〜、湧いてくるの〜う・・・あぁ、あぁ、ああぁぁ〜っ!」



私は、思わず息を呑みました。

男の茎が埋没する度に、淫らに蠢く陰唇から、新たな透明液が糸を引いてあふれ出てきます。



理香、今おまえの体をとろけそうな快感が駆け巡っているんだ・・



今ビートされている快感よりも、次に押し寄せる快感が、更なる絶頂にまで導いてくれることを願っているんだろう。



次の絶頂を迎えるためだけに、腰を振ればいいんだよ。



もっと淫らな言葉で叫んでも構わないんだ。





淫液を纏わりつけた男の茎が、妻の秘部から抜き出され、赤漆色に染まった亀頭が顕わになりました。二人が、交わりの体位を変えるようです。

南さんがベッドの上に仰向けになり、右手を茎の根元に充てて引き縛り、亀頭の体積を増大させます。

次に、妻が行う行為は誰でもわかります。妻自身が、天井に向かって屹立した茎の上に跨り、自らの手で女陰の中に導き入れることです。



理香は、股間からそそり立つ巨大な肉柱の上に跨りました。

妻が腰を落とすのを遮るように、南さんが妻の顔を見ながら、何事か囁いたようです。

妻は、俯いて南さんの顔をじっと見つめていましたが、うなじを一度反らせ、やがて意を決したように私の方を振り返りました。

南さんに言われたのでしょう。両手をお尻に宛がい、手のひらで縦に走る淫裂を押し広げました。



「あなた お願い・・・見て・・・わたしを見て・・・」



理香は両手で大陰唇を開き切らせたまま、ゆっくりとそそり立つ肉棒に向かって腰を沈めたのです。

見ている間に、膨張した亀頭が秘部の口を押し開き、続いて血管を浮き彫りにした茎が妻の中へと入っていきました。

その行為の全てが、南さんに強いられたとは言え、妻自らが納得して行ったことなのです。

大きな容積のすべてが妻の中に収まった時、妻の口から悦びの喘ぎが漏れました。



悦びの喘ぎに隠れた心奥に、夫に対する背徳を犯す自責の思いがあるとすれば、それを少しでも和らげ、薄めることが出来るのは、

私自身の肉棒を彼女が味わっている悦びと同じような状態にして・・・自慰に耽る姿を妻に見てもらうことだけなのかも知れません。



妻は、仰向けになった南さんの下腹部に淫らな部分を密着させ、強張りの全てを、その生温かい肉襞で包み込みました。

そして、まるでその茎を慈しむかのように、体をゆっくりと上下に動かし始めたのです。



「ああっ、奥さん!そんな風にすると・・・」



南さんは、両方の手で妻の乳房を掴み、妻が刻むリズムから逃れるように自分の体を動かします。
理香が捧げる愛の動きに身を溶かしながらも、張り詰めた肉茎をなぞる膣襞の摩擦に耐えている様子がわかります。



妻の動きは徐々に大きく緩やかものになっていきました。

もう膣の肉襞は、男の茎を呑み込むのに十分な潤いをもって、長い距離の上下運動を容易にしています。



(理香あぁ〜・・・そんなに大きく腰を振るほど、肉棒のすべてを取り入れたいのか・・)



やがて妻は、ぐったりと両手を後ろにつき、男の茎を無理な方向に引き摺りながら、上体を背中の方へと反らしました。





妻から贈られる摩擦をその極限にまで鈍らせていた南さんの亀頭も、そろそろ限界に近づいてきているのかもしれません。

南さんは再び正常位に戻ると、妻の両腿を肩に乗せました。



南さんの臀部の筋肉が一層固く引き締まり、腰が激しく上下します。

妻の両足を極度に屈曲させた南さんは、茎の全長を使って、振幅の大きい動きで妻の秘部を陵辱し続けます。

妻の膣壁から淫液を分かち与えられた勃起は、張り裂ける程に増大し、恍惚の余り忘我の境に陥った女の象徴へ、間断なく打ち込まれていきます。



「んくぅぅぅ・・・逝くぅぅぅ!!・・・」



果てしなく続く肉棒の蹂躙は、妻の頭を真っ白にさせる灼熱の閃光弾となり、女体を快楽の淵に堕としていくのでしょう。

妻は、片手を南さんの肩に添えながら、もう一方の手でシーツを掻き毟り、身悶えしています。



南さんも、妻が仰臥していることを忘れるほど悶え、歓を極めつつあることがわかるのでしょう。

腰の動きをさらにアップビートし、女体への刺突を更に激しいものにしていきます。

悶える肢体の中心にある女陰は完全に溶解して、妻の体は頭が眩むほどの喜悦に震えているに違いありません。



「ああっ、あなた・・・わたしイってしまう・・!」



「きゃああぁ〜!もうダメえぇぇ・・・好きなようにしてえぇ〜っ・・・」



それまで、私との営みでは決して口にすることが無かった卑猥な言葉が、妻の口からすらすらと出てきました。

妻は、南さんが男の全精力を込めて女をイカせようとしていることを感じとっているのか、もうスラストの嵐を制止しようとはしません。

狂ったように刺突を続ける雄の本能は止めようがないことを、女の本能がわかるのでしょう。



「ああぁぁっ・・・逝って・・・南さん、いって・・・わたしもイクの・・・」



(ああ・・もうすぐだ・・・)



(これこそが、私が待ち焦がれていた瞬間なんだ・・・)



(もう僅かな時の後に、妻はあの肉茎の射精を味わうんだ・・・)





南さんは、妻の両腿を乳房に押し付けるように抱きかかえると、張り裂けそうになった強わ張りを下腹部に向けて、

ひと際強く突き入れる動きを数回繰り返しました。



「ああっ!そこに出してぇっ!」



妻の喉の奥から悲鳴があがり、持ち上げられている両足のつま先を強張らせました。

南さんは、思いっきり腰を沈めると、最後の一撃を妻の最深部へ送り込み、それまで貯めていたものを思いっきり妻の子宮に注ぎ込んだようです。



ベッドの上で放心したように崩れ落ちている理香

赤銅根を受け入れたまま秘部をピクピクさせ、緩やかに体を痙攣させています。

目的を終えた男根が引き抜かれると、ほんの今まで他人によって愛されていた秘部が、両方の陰唇の中にぽっかりと口を広げています。



(ああぁ〜理香、おまえはこの口で、私のために、他人棒を受け入れてくれたのか。)



割れ目に穿たれた小さな秘孔とその内部の鮮やかな彩りは、他人が妻を愛した証ですが、同時に私を愛してくれている証に見えたのです。