高田泰治(ピアノ、フォルテピアノ、チェンバロ奏者)
 2002年3月大阪音楽大学大学院音楽研究科器楽専攻ピアノ・ソロ研究室修了と同時に中野振一郎のもとでチェンバロを学び始めた。チェンバロ奏法を基調にしたピアノ奏法によって1800年のサロン音楽を中心に活動をめざす高田にとって、当時の音楽の奏法を学ぶ上で「チェンバロ奏法」の学習は必然であったが、逆に中野振一郎が高田の音楽に才能を見いだすことになった。同時に協会代表の延原武春のもとで、室内楽と18世紀の音楽語法を学び、主として日本テレマン協会の演奏家たちとの共演を通じて研鑽を積み活動の場を広げて来た。

 高田は「鍵盤楽器は時代のコンセプトをそのまま投影している楽器でもあるので、三つの楽器をまたにかけて演奏するというのはとてつもない大きな課題に挑戦するようなものです。しかしフォルテピアノという過渡期の楽器を手がける自分にとって、乗り越えなければいけない課題でもあると思っています。」と語り、対する中野振一郎は「彼には特殊な才能がある。まずは彼の紡ぎ出すフォルテピアノの音色の美しさを聞いてもらいたい」と大きな期待を寄せている。

関西が排出した世界的なチェンバリストのもとから、また可能性に満ちた若手演奏家が羽ばたこうとしている。
尚、2005年10月7日(金)「文化庁第70回記念芸術祭参加公演」としていずみホールにて開催された「第166回定期演奏会」にはソリストとして出演し、いずみホール常設の3種の楽器を初めて引き分けるという事で大きく注目され、確かな手応えとともに新たな飛躍を果たしている。

ピアノを永井譲、小森谷泉、川岸勝子、清水淳彦、中島和彦の各氏に、室内楽と18世紀音楽語法を延原武春に師事。定期的にドイツへ赴き、フォルテピアノをミュンヘン音楽大学のクリスティーネ・ショルンスハイム氏に師事。
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