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よくある質問と回答・・・ むし歯・予防・フッ素・シーラントについて

  1. 子供の虫歯
  2. 白い虫歯って何?
  3. 虫歯の原因菌除去について
  4. フッ素について
  5. 子供を診察が上手い医院がありませんか
  6. 子供の口腔衛生
  7. 乳幼児の歯磨きについて
  8. 子供の歯
  9. むし歯の原因菌除去について
  10. 小児のフッ素添付について
  11. 親は子供の歯磨きを何才までしたらよいのでしょうか?
  12. 虫歯になりにくいフッ素について
  13. シ−ラントについて
  14. 虫歯を治す薬があると聞いたのですが
  15. 進行止めで歯が黒くなってしまった
  「子供の虫歯」(大阪府:茨木市) 専業主婦
2歳3ヶ月の息子なのですが、虫歯がひどくて軽く顔をぶつけただけで前歯が折れてしまいました。歯茎は膿んでいて触れると痛がります。もちろん歯磨きもますます嫌がるようになりました。近所の歯医者さんにも定期的に見ていただいているんですが泣いて暴れるので治療はムリとのこと・・・。普段は痛がっていないのですが何か食べると痛がったり急に痛いと言ったりします。やっぱり痛がっても治療が出来るまで待つしかないのでしょうか?
 本当に悲しい話です。ほんの少しの知識があれば子どもさんのむし歯は完全に防ぐことが出来ます。3〜4歳までの子どもさんには治療は全くしないものです。その代わり絶対にむし歯が出来ないように管理をお願いすることになります。生まれた子供は生まれた時にはお砂糖の味を知りません。ですから治療可能な年齢まで、ご近所つきあいでどうしても必然性が出てくるまで、お砂糖0で育てます。そしてミュータンス菌ですが、これもめったやたらに口の中に入ってはこないものですから、生まれた時には持っていない子どもに母親を中心として周囲の大人から感染させないようにすることも大切です。一度むし歯原因菌のミュータンスに感染すると歯ブラシをしても追い出せないのです。ですから歯ブラシをしてもあんまりむし歯は防げません。乳歯や生え立ての永久歯は大変柔らかくミュータンスが口の中にいる中でお砂糖が入ってくればひとたまりもなくむし歯になります。歯医者にいくら定期的に通っても基本的な生活を間違っていると全然助かりません。失敗された子どもさんのむし歯に一つ朗報があります。歯が柔らかいことがとりあえずのむし歯の最大の原因ですから、歯を固くすればたちまちむし歯にならなくなります。日に一回は必ずフッ素を使うようにして下さい。薬局に行ってミラノールかオラブリスというフッ素洗口剤を購入して、うがいが出来ませんから、歯ブラシにぽたぽたと落としてフッ素の付け磨きをします。歯ブラシはフッ素を塗る儀式ですから、あまり必死にならず気楽にやって下さい。むし歯が出来たことは100%周囲の大人の責任ですから、責任のない100%被害者である子どもさんを叱らないようにして下さい。こんなことになって本当に申し訳ないと子どもさんに謝って下さい。むし歯がたくさんあるとしっかりかめないので口の発育が非常に悪くなるので歯並びに非常に大きな悪影響が出ます。
  「白い虫歯って何?」 (東京都:江戸川区)会社員
子供が歯医者で白い虫歯になっていますと言われたのですが、白い虫歯って何ですか。虫歯が白いと親はなかなか気が付かないのですが、どうやったらわかりますか。
 専門用語で言うと、白斑です。初期のむし歯で注意信号と思ってください。むし歯も歯周病も歯の病気は、要点さえ押さえておけばそんなにやられません。フッ化物の応用を早急に考えてください。当院のホームページにフッ化物のリンクを設けていますのでよく勉強してください
  「虫歯の原因菌除去について」 (北海道:稚内市) 専業主婦
初めまして。最近疑問に思っていることを相談させていただきます。 虫歯は原因菌が口の中になければ発生しないというのは知っていたのですが、最近になって、サリバテストというもので、原因菌の有無がわかることを知りました。私は8ヶ月の子供がいるのですが、いつ頃テストしていただくのがよいのでしょうか?また、サリバテストというものはガムを噛んで測定するそうですが、小さい子供の場合は無理なので、別の方法もあると聞きました。今はミルクだけの食生活ですが1才ころから離乳食を始めようと思っております。できることでしたら、それまでに原因菌の除去を進めたいと思っております。どうぞ御回答よろしくお願いいたします。
 ミュータンスむし歯菌はガムかみしなくても測定できます。しかし、8ヶ月でしたら菌の定着はまだ起こっていませんから菌を調べることよりも感染を防ぐことの方がより効果的です。さいきんのけんきゅうでは、むし歯菌を感染させる危険性が高い、菌を持っている周囲の大人が、しょっちゅう質の良いキシリトールガムを噛みながら子どもさんと接触することにより感染予防できることがわかってきています。
  「フッ素について」(愛知県:安城市) 専業主婦
市販で売られているフッ素をやると良いと進められましたが、フッ素は将来アルツハイマーにつながるといった話も聞きましたがどうなんでしょうか?
 アルツハイマーの原因ではないかといわれているアルミニウムは、そのままの形では、自然界に存在しない物質です。その点、フッ素はそのままの形で、いくらでも自然界に存在します。体内にも、鉄よりも多く存在する物質であり、ある程度は、摂取した方がよいと思われます。きちんとコントロールされた量であれば有益なことがありこそすれ、何か悪いことが起こることはまずありません。日に一度は、フッ化物を応用するように心がけてください。2001年の4月より、全国の薬局でフッ化物洗口剤が、支障なく手にはいるようにせよとの通達が、厚生労働省より出されています。フッ素の一番効果的な方法は、上水道フッ素化ですが、現在までの所、日本で行われているところはありません。次に効果的なのがフッ化物(集団)洗口です。毎日1回クチュクチュすることで、むし歯が、60%以上減ります。歯科医院等で行うフッ化物塗布法が日本では有名ですが、きっちりと行っても20%ぐらいの減少効果が精一杯です。 厚労省・文科省より2003年1月にフッ化物洗口ガイドラインが各都道府県を通じて全国市町村に向けて通達され、永久歯のむし歯予防として、4歳から1 4歳まで10年間使うことを推奨しています。
  「子供を診察が上手い医院がありませんか」(埼玉県:浦和市)専業主婦
4歳の娘の奥歯が虫歯です。 1度歯医者に連れて行ったんですが、泣いてしっまて上手く治療できませんでした。 先生からも今の状態ではうちでは治療したくないという内容の話をされました。
 誰でもそうですが、特に子どもさんは、予防第一です。むし歯予防は、簡単に出来るのですから、作っては歯医者に後始末を頼むのはいただけません。ひどく痛んでいなければ、むし歯の穴の中もキレイに保ち、むし歯進行止めを塗布して貰ってください。むし歯は削って詰めても治りません。その事実が案外知られていません。治りもしない治療に、子どもを押さえつけて、いじめを繰り返し、挙げ句の果ては歯医者嫌いを作っているのです。やはり、少々遠回りのようでも、何故むし歯になってしまったかをよく考えて、生活習慣病であるむし歯胎児を心がけてください。幸いまだ4歳。今からきっちりやれば、むし歯0の20歳の人間を育て上げることが出来ますので頑張ってください。
  「子供の口腔衛生」 (長野県:南安曇郡) パート
子供が甘いものが大好きで、歯磨きも一日1度寝る前にしかやっていません。いまのところ虫歯はないようですが心配しています
 甘い物好きにしてしまったのはまずかったですね。生まれた時に、チョコレート欲しいと泣き叫ぶ赤ん坊はいません。誰かがどこかで教えてしまったわけです。3歳まで、お砂糖0で育てることは、そのつもりになれば出来ないことはありません。それから、むし歯原因菌、特にミュータンス菌が口の中に住み着いていなければ、むし歯にはなりません。6ヶ月から2歳ぐらいの間に、感染して、そのまま一生口の中に居座り続けることがわかってきています。感染させないように、これも3歳までが勝負です。歯ブラシは、むし歯予防の決め手ではありません。というか、むし歯予防には、あまりはブラシは関係ないという研究結果が世界的に出て来ているそうです。では、どうすれば一番良いのかと言えば、日に1回の歯ブラシの時に、フッ化物を使うようにすれば歯質が強化され、たちまちむし歯罹患率は7割減となります。残ったむし歯は、歯の溝に対するシーラント処置で、かなり効果的に予防できます。また、食べ物のコントロールとしては、キシリトールを上手に使うことです。ガムを十分に噛むことによって、成長・発育を促し、かみ合わせを正しい方向に導くことが出来ます。
  「乳幼児の歯磨きについて」 (新潟県:新潟市) その他
まもなく2歳になる子供がいます。歯磨きはあまり好きではないのですが、なんとか磨いています。以前に私が歯科にかかったとき、歯と歯茎の間をマッサージするように磨いてくださいと指導を受けました。子供もそうした方がいいと思って、歯と歯茎の間を磨こうとしますが、歯茎にブラシが少しあたったくらいで大量に出血してきてしまい中途半端で終わってしまいます。子供の場合、歯ブラシは歯茎にあてないほうがいいんでしょうか???夜だけフッ素配合の歯磨き粉を使用してますが、歯磨き粉がとにかく嫌いみたいで大騒ぎです。歯磨き粉は使用したほうがよろしんでしょうか?? ご回答お願いします。
 現在、世界的に常識になりつつある事実があります。むし歯予防の要素として、あまり歯ブラシは大事な要素ではないということです。日本人ほど、清潔好きで一生懸命歯を磨いている国はなかなかないと思うのですが、残念ながら世界にまたとないほどのむし歯大国です。むし歯予防にとって一番大切なのは、歯質強化をフッ化物の応用により計ることです。お子さんの幼児体験でいやな目にあわせて歯医者嫌いを作ることが一番の問題です。歯ブラシは遊びと割り切って、親がまず子どもさんの目の前でやってみせることです。そのうち、ほおっておいても自分からやりたがりますよ。それよりも、1回/日は、フッ化物を歯の表面に触れさせるようにして下さい。フッ化物のうがい薬は、薬局で購入できるように昨年の4月から保険のルールが変更されております。ただし、4〜5歳以下の小さい子どもさんは、うがいが出来ませんから、うがい液を歯ブラシに数滴落として、歯の表面に塗るようにしてください。そのぐらいの量なら飲み込んでも大丈夫ですので。くれぐれも歯磨き粉は使わないように育ててください。ついでに、家族そろって歯磨き粉をやめてしまえばよいと思います。歯ブラシといえば、子どもさんのむし歯予防で行う歯ブラシと、大人の歯周病予防で行う歯ブラシは磨く場所も方法も全く違いますので気をつけてください。歯周病においては、歯ブラシは非常に大切な一つのファクターです。それでも歯ブラシだけで歯周病の全てを語ることはとても出来ません。むし歯も歯周病も生活習慣病であり、たんじゅんにひとつのようそだけでとらえる病気ではありません。
  「子供の歯」(宮城県:多賀城市)専業主婦
今一歳一ヶ月の子供ですが、上4本、下2本歯がはえており、そのうちの下の2本の歯の間から下にかけて白くなっています。結構歯磨きしていたのですが、虫歯なのでしょうか?それが気になっていつも以上に磨こうとすると今度は嫌がって口をあけなくなるし、、、 これってやっぱり虫歯なのでしょうか?磨いても取れません。虫歯だったら急いで歯科に行ったほうが良いでしょうか?
 おそらくは軽いむし歯でしょう。気にされておられるぐらいなので、子供さんの歯に関心がおありになり歯磨きに関してはそんなに問題はないと思います。むし歯が何故できるかを考えますと、歯磨きばかりに力を入れても予防できないことが少なからずあることは常識のことといえます。このぐらいの軽いむし歯でしたら自然治癒も期待できますので、まず、フッ素を使うようにしてください。また、3歳までは、お砂糖は、ゼロにして下さい。もう一つ付け加えれば、周囲の大人の人で、むし歯菌をたくさん持っている人がいますと、子供さんに感染させてしまいますので、唾液検査をしまして、細菌をどの程度持っているのか調べるとよいですね。
  「むし歯の原因菌除去について」(北海道:稚内市)専業主婦
初めまして。最近疑問に思っていることを相談させていただきます。 虫歯は原因菌が口の中になければ発生しないというのは知っていたのですが、最近になって、サリバテストというもので、原因菌の有無がわかることを知りました。私は8ヶ月の子供がいるのですが、いつ頃テストしていただくのがよいのでしょうか?また、サリバテストというものはガムを噛んで測定するそうですが、小さい子供の場合は無理なので、別の方法もあると聞きました。今はミルクだけの食生活ですが1才ころから離乳食を始めようと思っ ております。できることでしたら、それまでに原因菌の除去を進めたいと思っております。どうぞ御回答よろしくお願いいたします。
 ミュータンスむし歯菌はガムかみしなくても測定できます。しかし、8ヶ月でしたら菌の定着はまだ起こっていませんから菌を調べることよりも感染を防ぐことの方がより効果的です。さいきんのけんきゅうでは、むし歯菌を感染させる危険性が高い、菌を持っている周囲の大人が、しょっちゅう質の良いキシリトールガムを噛みながら子どもさんと接触することにより感染予防できることがわかってきています。
  「小児のフッ素添付について」(佐賀県:春日市)専業主婦
1才3ヶ月の息子です。どんな子供もそうなのでしょうが、歯磨きを嫌がります。虫歯が心配で一度検査をしてもらおうと思っていますが、検診代金などが気になります。高いのでしょうか?それから、フッ素を塗ると虫歯になりにくいという話も聞きますがきちんと塗ってもらった方が良いでしょうか?その代わりに、歯医者で売っているフッ素入りの歯磨き粉を歯磨きのたびに少量塗るだけでは効果はないでしょうか?教えて下さい。
 矯正相談とか健診とかですと保険病名がないので自費になります。むし歯が心配とかだと一応病名が付きますので保険で大丈夫です。この頃は、自治体により3才まで位は、医療費補助により自己負担無しでいけることが多いです。ご心配なら即刻行かれるべきでしょう。ただし3才〜4才になるまでは、むし歯があったとしてもスグ治療と言うことにはなりません。何故むし歯になってきたのか、その原因を探り予防のポイント・生活上の注意事項を教えてもらう方が先決です。フッ化物塗布も良いのですが、これも治療と一緒であまり早期に行うことは、子どもさんに負担となり歯医者嫌いを作ってしまうのであまりお勧めしません。歯磨き剤も基本的には使いたくないです。フッ化物のうがい薬や、歯磨き剤のように使えるフッ化物製品がありますので、1回/日を目安に行ってください。うがい薬ですから、10%は飲み込むものと設定されていますので、うがいでなく歯ブラシにポタポタ落とす程度でつけて磨いてあげれば、磨いた後のうがいもしないで大丈夫です。毎日継続して行えば、むし歯抑制効果は、60%以上あります。フッ化物塗布は、20%位ですので、3倍も効果があることになります。自信を持って行ってください。永久歯のむし歯予防としては、4〜5才ぐらいから中学校終了まで、10年間くらい続けることが理想的です。
  「親は子供の歯磨きを何才までしたらよいのでしょうか?」(北海道:旭川市) 自営業 男性
人の子供の歯磨きを夜だけ毎日ねる前にしています。子供の年齢は8才の双子(男)と5才(女)の子です。私達いつまで磨きつづけるんだろうね。と、夫婦で言ってます。本当にいつまで続けたらよいのでしょう?
 ズバリでいいますと10才くらいまでです。ただし子どもさんだけでしっかり出来ているか確認をしてからですが。またフロスが必要な状態が有れば、12才までは手伝いが必要です。とにかく丸ごとするのではなく子どもさんで出来ていないところを補う仕上げ磨きです。むし歯は、生活習慣の総合的なことで防いでいくものです。あまり神経質にならないことが大切です。むし歯予防の要点は、@3才まではお砂糖0にする。簡単に出来ます。Aフッ化物の利用を考える。専門家によるフッ化物塗布の意味では有りません。Bキシリトールガムの併用を考える。むし歯予防よりも、現代の子どもさんは口の中の成長・発育が深刻な問題になっています。まず、1才までにヌークのおしゃぶりをさせます。そして、3才くらいまでしっかりさせます。3才を超えたら、キシリトールガムをしっかりかませます。6才から10才では、スペース不足に対しては咬合指導・咬合誘導です。
  「虫歯になりにくいフッ素について」(大阪府:大阪市東淀川区) 専業主婦
1歳になる子供が一人います。この間歯が6本ぐらいはえた頃からフッ素を半年に1回ぐらいぬると虫歯になりにくいと聞いたことがあるのですが本当でしょうか?料金は無料だと聞きました。もしフッ素をぬりに歯医者さんへ行くとしたらどこの歯医者さんでもフッ素をぬってくれるのでしょうか?
 歯医者さんで塗る方法は、有効率が20%から最大40です。ご家庭で毎日する方法は、60%以上80くらいの効果があります。しかも、お家でやる方法の方が安全性も高いのです。リンク集にフッ化物の欄がありますので。
  「シ−ラントについて」(北海道:札幌市南区) 専業主婦
4歳の娘です。虫歯は1本もありません。先日、お友達が通う歯医者さんで500円でフッ素をしているという話を聞いて行って来ました。予約時にフッ素でと話してあったのに、長い時間待たされ、呼ばれてみるとレントゲンをとって虫歯はないが、危ない形をしているのでシ−ラントをします、と言われました。上の歯4本をして、3,700円かかりました。そして下の歯4本もしますのでまた来て下さいと言われ、説明書をもらいました。読んでみると、シ−ラントをしても虫歯にはなるらしいし、取れた後は虫歯になりやすいので定期的に通って下さいと書いてありました。娘はかなり怖かったらしく大泣きしていました。虫歯がないのに、怖い思いをしてまた行かなくてはならないんでしょうか?定期的検査も必要でしょうか?どうも納得行きません。毎日きちんと磨いて、フッ素で予防ではダメですか?
 前々回の保険改正から小児の管理という複雑な保険システムになっています。シーラントはむし歯予防に大変有効で素晴らしい方法です。ですから、おかかりの歯医者さんは大変素晴らしいと思うのですが、結局は、説明と同意の部分で少し不足していたのかなと推察いたします。むし歯は、ちょっとしたことを気を付けるだけで防げるものです。まず、第1の要点は、フッ化物の応用を考えることです。もちろんフッ化物だけに頼っても駄目ですが、一番大事な要点です。ただしフッ化物塗布という歯科医院での方法に頼るのでなく、毎日1回は家での応用を考えることの方が3倍効果が高いのでご留意下さい。フッ化物の応用で70%むし歯が減ります。シーラントをうまく組み合わせると97%むし歯が減ります。とにかく子どもさんが泣かない範囲の予防・治療であることは非常に大切と思います。泣かせる治療は、最後の非常手段と思います。
  「虫歯を治す薬があると聞いたのですが」(神奈川県:横須賀市)専業主婦
以前、テレビで見たことがあったのですが、初期の虫歯ならその薬をぬっておくだけで虫歯が直せると言う事を聞きました。でもずいぶん前の話なのですが・・・。
 むし歯を治す薬が有れば間違いなくノーベル賞がもらえます。時々その手の話はマスコミの話題になりますが今の所現実化はしておりません。むし歯は出来るまでの予防が勝負です。ポイントさえ間違わなければ、比較的簡単に予防の出来る現代医学の中では訳の分かった解明済みの病気です。むし歯を作るか作らないかは、一人ひとりの意識・行動により決まってきます。出来ちゃったむし歯に関しても、スグ削ってつめようということよりナゼできてしまったのかをよく考えることが大切です。その上で、進行止めの薬でも塗ってもらって極力歯を傷つけないようにすることが大切です。
 「進行止めで歯が黒くなってしまった」(東京都:葛飾区) 専業主婦
3歳の子供ですが、虫歯の進行止めを塗ったところが黒くまりました。この黒い色をとることはできないのでしょうか。なんだかとても気になります。
 確かに黒い歯は目立ってご心配でしょう。でも、このサホライドという薬は、むし歯進行止めには並ぶもののない強力なものです。江戸時代のお歯黒の慣習から偶然に発見されたものだそうです。この処置は、親の了解さえ有ればベストな治療です。ただし生え替わるまで取れませんし、健診が有る度にむし歯があると指摘されてしまいます。むし歯は、ポイントさえ気を付ければ、本来非常になりにくい病気です。今後この失敗を永久歯の方で再現しないように頑張って下さい。永久歯では、まさかサホライドを塗るわけにも行きませんので。むし歯にばかり気を取られていると、もっと大事なことを見逃してしまいます。