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2012/01/7 | 聯合艦隊司令長官 山本五十六 |
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2012年初鑑賞作品とな
りました。 なぜ、今、山本五十六なのか?という疑問を持ちながら劇場に入った。 本当にこんな人だったのだろうか。国際感覚や平和に対する感性が現代の日本人に共通する面が多い。劇映画なので、現代風に脚色されているだけかもしれな い。 これまでの戦争物とはことなり、大本営の発表のウソだけでなく、マスコミのウソも描いている。新聞の部数を伸ばすため(現代ならTVの視聴率をあげるこ とも含まれる)、大衆に迎合し、それを扇動する内容を書き立てる。 玉木宏扮する若手ジャーナリストは、疑問を抱きつつも会社の方針には逆らえない。行きつけの居酒屋でも、女将や常連客は新聞社の報道を無条件に受け入れ る。 主役の山本五十六は、平和を模索し、アメリカとの戦争の無謀さを語り、和平を願う。しかし、真珠湾奇襲作戦成功後に取材に来たジャーナリストは自らの (或いは大衆の)意見異なる山本の発言に席を立ち、戦争拡大の扇動を継続する。無責任なマスコミの姿勢、縦割りで建前だけの政府機関、自分に都合の良い情 報だけを信じる一般大衆・・・・・ 結局、この作品は、山本五十六という戦時中のヒーローを通して現在の日本の姿を描いているのだ。 |
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2012/01/8 | friends
フレンズ もののけ島のナキ (3D) |
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様々な物語で描かれてい
る普遍的なテーマであるが、非常に高い品質で作られた作品である。子供向けの作品と思ってみたが、十分に楽しめ、感動できる秀作である。 キャラクターのデザインも優れている。特に、コタケがかわいい。この愛らしさがあって初めて、もののけのナ キがコタケを可愛がっていくプロセスも納得である。 日本の3DCG技術もハリウッドに負けないくらい素晴らしい。もののけに怯える村人の表情もリアルに表現されており、村の建物やもののけの住処などの建 物・背景も日本的な細やかで作られており、非常に完成度が高い。しかも、安易なPIXARの模倣ではない。色彩感や表現は日本のアニメ文化の影響を受けて いる。これからの日本の3DCG作品の発展によっては、日本独自の3DCG文化成立の歴史的な名作となるのかもしれない。 もののけ退治の三人組の声優にFROGMANというのもご愛嬌。キャラもで、デラックスファイターや吉田君をイメージしているのか?? |
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2012/01/8 | リアル・スティール |
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悪くはないが・・・・ 近未来を舞台に駄目な父親をX-MENのヒュー・ジャックマンが見事に演じていた。子役が可愛らしく、父と息子の愛情物語としてはお決まりのパターンと判 りながらも十分に楽しめる作品である。 また、随所に日本的な要素が感じられた。ロボットのデザインであったり、ノイジー・ボーイが最初日本語で操作されたり、 漢字がボディに書かれていたり、ロボットボクシングの最後の試合を行う会場前にガンダムもどきの像がたっていたり・・・・・ や はり、日本のアニメの影響力はすごい。 ただし、ロボットにATOMという名前は付けてほしくなかった。鉄腕アトムはアメリカでは「ASTROBOY」の名前で公開されているので偶然だとは思 うが、どうしてもアトムを連想してしまう。手塚治虫は初期の鉄腕アトムの中で、見世物としてのロボット格闘技はロボットの権利を損なうものとして否定して いる。この映画では、人が傷つくのではなく、単に機械が壊れるだけという前提で、負ければただのスクラップとなる格闘技そのものを肯定している。いろいろ な考え方があっても良いのだが、鉄腕アトムとおなじATOMという名前がこの映画に使われているという事実を手塚はどう考えるだろうか? |
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2012/01/9 | タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密 | |
原作がマンガなので、キャラクタはそのイメージで描かれるという先入観で見に行ったが、オープニングでいきなり、マンガのキャラクタが似顔絵として登場。
マンガの表現からリアリズムを目指す姿勢が示された。確かに、アクションシーンは実写版の映画でもお目にかかりそうなリアルさで、CGの技術進化に驚嘆し
た。 しかも、インディジョーンズの原型ともいうべきアクションシーンの連続で、まさに連続大活劇である。 一方、映像はリアリティを求めているのに、内容的は、ドジな警察官や飲んだくれの船長、主人公の飼い犬の超人(犬)的活躍等々、レトロなマンガのままであ る。 このため、映像とのアンバランスが生じている。この内容だと、もうすこしマンガに近い映像のほうがしっくり来たかもしれない。実際、映像自体はかなりリア ルなのに、実写映画で見る同様のシーンよりも迫力を感じない。現在のCGの限界なのか、作品のアンバランス性によるものなのか? 原作のイメージを大切にしたいのか、現在のCG技術を売り物にしたかったのか、製作側の意図は想像の域を出ないが、いずれにしても見ていて不完全燃焼と なってしまう作品である。 (昔の東映マンガ祭りのアニメのほうがよっぽど楽しめる) |
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2012/01/14 | マジックツリーハウス |
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原作が短編の連作なので、映画自体も4つの世界をめぐる形式となっている。そのままだと、エピソード毎の話となってしまうため、全体の統一感を出すための
エピソードも準備されており、映画化に向けた工夫も感じられた。妹のアニーが暴走しすぎ!?
子供をターゲットにしていると思われるが、それにしてもやり過ぎ感がある。本当に子供が楽しめているのか、やや疑問に感じた。 原作の構成から考えても、映画よりテレビのシリーズものが向いている内容である。ツリーハウスで行った先の時代や場所の特徴をもう少しリアルに詳細に伝 えられれば、教養ものとしても良いかもしれない。 |
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2012/01/14 | マイウェイ 12,000キロの真実 |
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久々に中身のしっかりし
た大作映画を見た。戦争シーンは迫力大であるが、単にアクションシーンを売り物にした大作ではない。 最初は植民地支配していた日本の酷さが気になった。さらにオダギリジョー扮する長谷川辰雄の軍国主義精神がさらに拍車をかける。しかし、チャン・ドンゴ ン扮するジュンシクと辰雄がともにソビエトの捕虜となってから物語が急展開していく。ソビエトの指揮官は辰雄の日本軍時代と同じ突撃精神で捕虜を煽り立て る。朝鮮人にも裏切り者が出て来る。士官ではなく、捕虜や囚人から強制的に兵士にさせられた「消耗品」としての兵士の視点からとらえることにより、普 通の人が戦争という環境の中で狂わされている姿が描かれている。も ちろん、植民地支配という環境も被支配側にとっては捕虜と同じなのだ。支配する側に罪の意識はない。それだけに恐ろしい現実が広がっていく。この環境で二 人の主人公は互いに憎しみをぶつけ合いながら、互いの能力と強い意志を認めてあっていき、ともに助け合うことで生をつないでいく。戦争で狂わされている部 分ではなく、生来持っている人間性の部分で友情を感じあうのだ。組織とか国家といった枠組みを超越して、真に人として接し ていけば、互いに理解しあえる。 韓国映画がこのようなテーマで作品を作ること自体、驚きであり、さらに、東洋人が主人公の映画でノルマンジー上陸作戦がこれほど大迫力に描かれることが あるとは思わなかった。ノルマンジー上陸はこれまで、史上最大の作戦(The Longest Day)やプライベートライアン等での映像化が有名であるが、決して引けを取るものではない。ドイツ側を主に描いている点もユニークである。 CG等の技術的進歩はあるものの、韓国映画のレベルの高さに敬服。アニメ以外の日本映画、もっと頑張ろうよ! |
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2012/01/15 | ヒミズ | ![]() |
原作に対する知識はゼ
ロ、主役の二人がヴェネチア国際映画祭で新人賞を受賞というだけで見に行った。さすがに主役の若手二人の体当り的な演技は素晴らし
い。今後の作品が楽しみだ。 全体としては、暗い思い映画である。本編は、東日本大震災の被災地の映像から始まる。劇中でも、主人公の周辺に家を無くしたり、経営していた会社を失っ た りした被災者が集まっている。 ストーリーには無関係なところで、原発関連のニュースが流れている。この人たちは、本人に何の非もないにもかかわらず不条理な被害を受けている。 主人公の住田も、思いやりのない教師や借金まみれの父親、愛人と家出した母親、父親の借金取り立てに来た金融業者等々から、本人に責任のないことで被害を 受 ける。しかし、住田は自分の信念を簡単には曲げない。 やがで、ある事件をきっかけに、住田は進むべき進路に変化を見せる。しかし、同じように迷っている人、社会に反感を抱き犯罪に走る男、そして煩わしく感 じ ていた茶沢の愛情に接している内に、感情が動き出す。 自らの責でない理由で甚大な損害を受け、どこにも怒りをぶつけられない人の苦しみがこの映画には、溢れかえっている。この主人公も、理不尽な被害を受 け、 一旦は道を迷い、時には踏み外しかけるが、やがて茶沢の支えもあり、人としての道に戻ってこようとする。住田が進む傍らで「がんばれ、住田」と声援を送る 茶沢。その言葉は、災害により、何の非もないのに多大な被害を受けた方々へのエールにも聞こえてくる。「がんばれ、住田」 「かんばれ、東北」 |
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2012/01/17 | ロボジー |
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一度、ウソをついてし
まったことで、次々とウソを重ねていくこととなり、追い込まれていくという、コメディの古典的なパターンである。 主人公の鈴木重光も、木村電器のロボット研究チームも、まわりから必要も期待もされない、所謂、窓際族である。そこに、外見は美しい女子大生、実は、ロ ボットオタクの佐々木葉子が絡みこんで、話をややこしくしていく。しかし、単純に面白い。人を騙しているのだが、みんな、根っからの悪人はいない。ただ、 ただ、翻弄されている。その中で、中心となっている鈴木重光だけが状況を楽しんでいる。もちろん、現在のロボット動きをしたら、すぐに疑われてしまう。当 然ながら、現実にあり得る状況ではない。そこが、映画という世界の面白さだ。そういう意味で、典型的なコメディ映画とも言える。深く考えずに、浅く、気楽 に見れる作品である。 ところで、門司港駅を背景にしたシーンがあっただけで、なぜ北九州がロケ地だったのかは、よくわからなかった。どうせな ら、北九州市の名所をもっと使ってもよかったのでは? 福岡といえば、からくり人形を作ったからくり儀衛門(田中久重)の出身地である。そういったシーンがあれば、地域性も活かせたかも知れない。 |
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2012/02/01 | 麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜 | ![]() |
本
格派のミステリーとは言えないが、ストーリーは面白い。被害者・容疑者・そして刑事の家族にも焦点が当てられ、原作の持つ面白さが十分に伝わってきた。加
賀恭一郎シリーズとしては、「赤い指」の家族の絆と「新参者」の人形町界隈の風情と人情の集大成のような展開である。逆に、初期のシリーズにあったような
本格派ミステリーの魅力は封印されている感があった。TVシリーズの「新参者」の雰囲気を踏襲しようとしたのか、出演陣は豪華なのに映像としてはTV的な
感は否めない。 基本的に派手な映像やアクションシーンを期待する映画ではないが、もうすこしカメラワークに工夫の余地はあったのではないか。 日本橋と人形町・水天宮の位置関係は、東京周辺在住の人や周辺を歩いたことのある人はわかるのだろうが、一度も足を踏み入れたことのない人にはピンとこな い。観客は「新参者」を見ていることが前提なのか? ところで、原作者の東野圭吾は大阪出身なのですが、新参者に引き続き麒麟の翼でもこの地域を舞台にしている。所謂、東京の下町と呼ばれる地域のひとつと思 うのだが、愛着を感じているのだろうか。歩いてみると、意外と大阪の四天王寺や松屋町界隈といった古くからある街に近い雰囲気を感じる。「新参者」「麒麟 の翼」は、ストーリーの持つ魅力に加えて、舞台となった街の持つ魅力も作品に大きな力を与えている。 |
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2012/02/12 | ALWAYS 三丁目の夕日 '64 |
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登
場人物が全員善人なのに、話が平坦にならず、感動的なシーンも多い。一瞬、古き良き時代という錯覚を感じさせる作品である。現実には、もっといろいろなこ
とがあったはず。オリンピック時には首都高速も一部で開通しており、交通事故も増加しつつあった時期である。そのような部分は洗濯物が汚れるというセリフ
くらいで、みんなが豊かな暮らしを目指して前を向いていた時代として描かれており、オープニングのオリンピック開会式、家庭へのカラーテレビの普及や六子
の恋など、明るい話が続く。しかし、後半での宅間医師の話は全体の明るさに対するカゲを示す。このセリフひとつで、全体に明るい印象の作品に濃淡が生ま
れ、現在の時代背景との対照的なつながりを生み出す。 茶川の一世一代の大芝居も、それを支えるヒロミや編集者の富岡の演技も素晴らしい。これは、吉岡・小雪・大南といった演技派の名優を以て初めて描けたシー ンである。3D作品ではあるが、そんな映像技術とは無関係に役者の力を素晴らしさを感じさせてくれた。 |
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2012/02/24 | ドラゴン・タトゥーの女 |
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上映時間が158分と長
時間なのに、長さを感じさせない凝縮した内容である。原作を読んでからの鑑賞だったので、ストーリーも犯人も知っていたのだが、スリリングな展開で目が離
せなかった。 アクションシーンが売りの映画ではないが、主人公のミカエルが謎解きを依頼され、わずかな手がかりから次第に真実に迫っていくプロセスは心理的な駆け引 きもあり、見ごたえ十分。原作ではかなりのページ数を割いていたエピソードを思い切ってカットするなどにより、限られた時間内に謎解きに必要な事項は漏ら さず、しかもストーリーが単調にならないという神業を実現している。 また、リスベットを演じたルーニー・マーラは圧巻。本物の障碍者と思えるくらい真に迫ったものを感じた。主役のダニエル・クレイグはジェームズ・ボンド で有名であるが、それを食ってしまうような素晴らしい演技である。強い意志の聡明な頭脳、人付き合いは幼稚、自己主張が強く、協調性は皆無。非常にアンバ ランスなキャラクターであるが、ミカエルと共に調査を進めるうちに恋心が芽生えていく。しかし、それを表現することもできない。実際にそばにいたら付き合 いにくい相手だろうが、映画の中では非常に魅力的に感じる。原作は三部作なので、この後の続編にも強い期待を持っている。 |
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2012/03/5 | 風と共に去りぬ |
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何度も見た作品だが、何
度見ても凄いと思う。あの時代に作られたというだけでも凄いことなのだが、それだけではない。 四時間近い長い作品であるが、非常に凝縮され、ダレることなく次から次へとストーリーが展開していく。その中で、中心と なる四名のキャラクタがそれぞれ対照的であり、互いに惹かれあい影響しあいながら、激動の時代をそれぞれの個性に応じて生き抜く姿は素晴らしい。主人公の スカーレット・オハラの激しさとメラニーの優しさ、この二人の魅力に映画全体が引っ張られている。そして、不良少年をそのまま大きくしたようなバトラー船 長とひたすら善人のアシュレーが全く異なる対称性を作り上げる。 前半のメラニーは優しく夫に尽くすだけの女性に見える。しかし、出産後のメラニーは皆の幸せを考え、心を痛めながらも自らの信じる道を挫けずに歩んでい く。本当の優しさを持つためには真の強さが必要だ。正にそれを体現している。その意味で、スカーレット・オハラの動とメラニーの静の違いはあれども、共に 自分のやり方を曲げずに目標に向かっていく強い人である。 二人とも、どんなに苦しいことがあっても、絶望的な状況に追い詰められても、愚痴ったり、ぼやいたりもするが、投げ出さずに真正面から取り組み、そして 困難を克服している。 大団円でスカーレットはメラニーの死、アシュレーの本心に直面し、そしてバトラーは「Frankly, my dear, I don't give a damn」という言葉を浴びせ去ってゆく。しかし、「After all, tomorrow is another day.」 という一言が、この状況を絶望ではなく、希望のある新たなステップの始まりに変えてしまう。どんなに苦しい状況に追い込まれても、希望を捨てなければ、ま た立ち上がってこられる。普遍の真理かもしれないが、燃え上がる炎のようなスカーレットの半生を描くことで、こうった勇気を与えてくれる素晴らしい作品で ある。 |
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2012/03/11 | ライアーゲーム -再生- |
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人気ドラマの映画化ではあるが、主役の松田翔太以外は、前作とかなりキャストを入れ替えての映画化であった。 芦田愛菜の演じるライアーゲーム事務局員は前作までの吉瀬美智子とは対極のイメージでもあり、新鮮さがあった。しかし、その他は前作イメージをそのまま 踏襲しており、少し懐かしさを感じながらも映画化二作目としてはもうひと工夫ほしいところ。 映画という時間の制約の中でゲームも一種類だけであったが、テレビドラマの時の方が、騙し合いや心理戦が激しかったような印象がある。テレビでは戸田恵 梨香演じる神崎直は一切人を裏切ることをしないが、今回の多部未華子感じる篠宮優が救世主のはずの秋山を裏切ることが目新しい??? 今回もファイナルステージと同じくハッピーエンドなので、これで本当に終わりかな? |
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2012/04/21 | SPEC 〜天〜 |
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堤監督のテレビシリーズの映画化は、(いつものことながら)TVを見ていた人でなければ、何が何かわからないのではと思える内容。このシリーズは特別編も
含めてすべて見ていたのだが、それでも流れについていくのに苦労した。しかし、堤作品は画面の端々にいろいろと凝った仕掛けがあったりするので、また、
DVDでチェックし直しになると思う。 テレビシリーズよりも戸田恵梨香のウエイトが加瀬亮よりも高くなっているのは気のせいか? 戸田恵梨香はデスノートやライヤーゲームでずっと見ているが、どんどんと存在感が大きくなっている。ただの、アホっぽいアイドル女優から本物の役者になっ ていくかもしれないという期待を抱いた。 完全に続編を前提としたつくりになっているので、次回作も楽しみにしたい。 |
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2012/04/28 | テルマエ・ロマエ |
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見ている内にやたら風呂
に入りたくなる映画だ。家の小さな風呂ではなく、温泉や銭湯などの広くて複数の浴槽のある風呂だ。日本人と古代ローマ人の共通点が風呂好きというのは意外
だ。
マンガ原作なだけあって、こういった発想は面白い。上戸彩が猛勉強の末、短期間で古代ラテン語を自由に操れるという無茶な設定もあるが、それはさておき、
現在の普通
に入っている風呂にも長い歴史の中でなされた様々な工夫の賜物であることに改めて気が付いた。しかし、人間としての本質は大きく変わるものではない。多
少、文化によって価値観の相違はあるものの、精神の気高さは恒久不変であり、時間と空間を超越できる。 しかし、今回は古代ローマ人をいくら顔が濃いからといって阿部寛や北村一輝が演じるにはやはり無理がある。これもマンガと割り切るべきなのか?? |
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2012/05/01 | 名探偵コナン 11人目のストライカー |
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今年で16作目らしい。
毎年、この時期の公開は恒例となっている。今回は、暗号解読や本格ミステリーの王道Whodunitがメインテーマであ
り、 そのほかにも細かな仕掛けが準備されている。バランス的にも映画だからといった無駄な力が入っておらず、ストーリー的にはテレビ版の延長という雰囲気であ る。 しかし、サッカーの試合シーンではCGが多様されたり、Jリーガーが本人役で声優として出演しているところには相当の製作費用がかかっていそうだ。 一方、黒の組織や怪盗キッド、服部平治などの準レギュラーの登場がない点はやや寂しい。しかし、期待どおりの活躍とスリリングな展開を見せてくれる。 TVアニメながら結構幅広い年代が楽しめる娯楽作品となっている。 |
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2012/05/06 | 宇宙兄弟 |
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子供に将来への夢を持た
せるような話だが、今の子供は宇宙飛行士に夢を感じるのだろうか。兄も三枚目に見えて、自動車メーカの開発者であり、英会話も自由にでき、高度な技術・知
識を有している。簡単に夢を追いかけてというだけで見習えるものではない。 宇宙飛行士になるための試験プロセスは非常に興味深い。普通の入学試験や資格試験と違い、人間性やリーダシップを見るという人間が人間を評価する限界に 挑戦しているかのような内容である。本当の選抜試験もこんなものなのかもしれない。 小栗旬の三枚目的な演技も面白く、新たな側面を見たような気がする。兄弟の絆や試験を受けるライバル同士の友情など、もう少し深く知りたい気持ちになる作品だ。 ところで、アメリカロケはヒューストンではなく、発射施設のあるケネディスペースセンターで行われたように見える。 |
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2012/06/03 | ダークシャドウ |
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元々はアメリカのテレビシリーズだっ
たらしい。そのせいか、前半で伏線のように見えるエピソードがあまり行かされず、終わってしまうケースもあった。古いシリーズでもあるので、もうすこしア
レンジしても良かったのでは。(アレンジし過ぎて原作の良さを無くした「奥さまは魔女」のような例もあるので、難しいところだか) 魔女といえば、本作での魔女、エバ・グリーンの妖艶な演技が素晴らしい。ジョニーデップ演じる中途半端なヴァンパイアを圧倒している。エバ・グリーンはカ ジノロワイヤルでの二重スパイやライラの冒険での魔女など人を惑わせる役が多いが、今回がbest。次回作はどんな役を演じるのか、今から楽しみだ。 ドラキュラ役者として最も有名なクリストファー・リーのカメオ出演も楽しい |
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2012/07/16 | アメージング スパイダーマン |
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前三部作の第一作とかぶってしまう。スパイダーマンが高層ビル街をネットを使って移動していくアクションは前作よりもスリリング。これもCG技術の進歩の
なせる業という感じがする。ヒロインは前作よりもきれいだが、簡単にロマンスの花が咲いており、アクション中心でドラマ性は低くなっている。アメコミ原作
を考えると本作の方が原作に近づいているのかもしれない。 すこし気になったのが、時代設定。テレビはブラウン管式で4:3の比率の旧型画面であり、主人公の使うカメラもフィルム式である。しかし、みんながブラックベリーのスマホを利用しており、現代なのか少し前の設定なのかよくわからない。 単純に面白い映画だが、主人公の悩みや苦悩が表層的にしか表現されておらず、映像技術の進歩ばかりが目立つ映画になっている。たぶん、五年後にこの映画を見たら、ものすごく古臭い映画にしか見えないのでは・・・ |
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2012/08/14 | BRAVE HEARTS 海猿 |
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面白いことは面白いけど・・・・ あまりにも海上保安庁を持ち上げ過ぎ。そんなに素晴らしい組織なのか。あくまで映画の中のフィクションという考え方もあるが、回を追うごとに遣り過ぎ感は否めない。 前作よりも危機に瀕した人数ははるかに多いにも関わらず、事件が小ぶりな感じがする。航空機の中の人々が、CAの仲里依紗以外、人物が描かれておらず、 機内が平面的な感じがする。乗客や機長も取ってつけたような感じで、前作の数名だか個性的な被救助者とは異なる。次回作もあるのだろうが、少し殻を破る努 力をしてもらいたい |
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2012/09/22 | 踊る大捜査線 THE FINAL |
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THE
FINALというタイトルなのに基のTVシリーズからの主要メンバーにとってFINALらしくない。TVシリーズの連続の雰囲気でしかなく、過去三作の映
画と比べてもスケールが小さく、ストーリー展開も今一。直前のTVスペシャル版との関連も全くなく、これまでの作品では、序盤から張り巡らされた様々な伏
線が後半になって生きてくる。しかし、今回もそれを目指しているものの意外性は格段にレベル低下しており、ネタ切れ感は否めない。 シリーズ自体を少し長くやり過ぎたかもしれない。ある意味、ファンが望み続けてきた結果であり、ここまで期待感を高めてきたスタッフには敬意を表したい。 |
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2012/11/4 | のぼうの城 |
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映画前半部分の合戦シー
ン、特に武将同士の戦いのシーンが意外と丁寧に描かれている。総大将と側近の武将、組織的な行動なども描こうとしているが、500騎の忍城方はともかく、
2万騎の三成方はあんなに単純ではないはず。もっと、多くの人間関係もあったはずだが、非常に単純化されている。ラストも現実味に乏しい。全体として、
レッドクリフの影響を強く受けているような感じがする。諸葛孔明的な策士が「のぼう様」ということになるが、ここだけはオリジナリティを強く感じる。この
役を演じられる役者は現在の日本では、野村萬斎ただ一人といっても良いのではないか。 |
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2012/11/25 |
綱引いちゃった! |
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松坂慶子のデブのオバチャン演技が板についてきた。オバチャン同士の曖昧な関係が絶妙。その中で唯一の男性を演じる玉山哲二の演技にちょっと癒される。撮影中は、大変だったろうなあと、別のところが気になったしまった。 綱引きという名前はだれでも知っているが、正式競技としてはマイナーという特殊なスポーツ。映画に取り上げられて、こんなにまじめにやっている人がいることを知った。題材は何でもいいのだが、一つに真剣に打ち込む人の姿は美しい。 |
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2012/12/1 | ヱヴァゲリヲン 新劇場版 Q |
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TVシリーズにはなかった展開で、シンジが増々暗くなっていく。一方のアスカは、TVよりもカッコいい。前作で打ち解けそうになっていたレイが、元の愛想なしに戻っていたり、(その秘密も明かされるが)、沈んだシンジが暴走したり、TVとは違うんだと強く主張している。 上映時間は短く、結局、第二作からの大きな話の転換に対するつなぎの作品である。新キャラや新ヱバも面白いが、葛城やアスカといった馴染みキャラが微妙な立ち位置になり、いろいろと謎が増えてきた一作。えーっ、こんな終わり方あり?! というエンディング。 |
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2012/12/9 | 007 スカイフォール |
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オープンニングのアクションは007シリーズの期待を裏切らない。ボンドが死んだかに見え、これは二度死ぬのパロディか?と思うとあっさり復帰。しかし、
その後はタフでないボンドが自分自身と格闘を始める。シリーズの新展開か、と思えば懐かしきボンドカーの登場。シートを上に飛ばせはもっと面白かったかも
しれない。 クライマックスは、敵の秘密基地ではなくボンドの生家に敵を呼び寄せ大銃撃戦を繰り広げ、Mとの別れという今までのシリーズにはない展開には驚かされた。 最後は、マネーペニーの再登場で思わずニヤリとさせられた。 |
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