キャラ紹介

メイン&サブキャラ(人間&精霊)

七梨 太助

一応この漫画の主人公。4月10日生まれの中学2年生。牡羊座のO型。3精霊の主になれるほど清らかな心の持ち主。両親と姉がいるが、みな世界中を飛び回っているため、一人で長く暮らしていた。そのためか若干妄想癖があり、女の子にあまり免疫がない。翔子いわく「天然記念物級の奥手」。もともと優柔不断なところがあり、そのせいか意志が弱いように見えたが、シャオの宿命を知ってからはその使命から解き放つために日夜キリュウの試練を受けるという根性も見せるようになった。しかし運はもともとよくないようで、作中でもさまざまな不幸な目に遭っている。しかしそれでもめげないのが太助のいいところだ。

守護月天シャオリン

この漫画のヒロイン。支天輪に宿る月の精霊。呼び出したものを不幸から守るという使命を持つ。星神という中国星座の精霊を使役できる能力がある。太助を孤独や寂しさから守るという名目で居たが、だんだん違う意味で一緒に居たいと思うようになったようだ。しかし彼女は恋愛感情を持たない。そのために何かわからない気持ちに心を悩ませている。しかしキリュウや翔子の協力、太助に告白されたことによって少しずつ恋愛感情を理解できるようになった。今は太助とともに生徒として鶴ヶ丘中学に通っている。はじめは現代に来たばかりで勝手がわからないからドジを踏むのだろうと思われていたが、どうやら彼女は天然系だったようだ。しかしそこが魅力的だというファンも多数居る。

慶幸日天ルーアン

黒天筒に宿る太陽の精霊。呼び出したものを幸せにするという使命あり。陽天心という物に命を与える能力を持つ。シャオとは長年のライバルであり、はじめはシャオと太助を引き離したり、シャオを追い出すことばかりを考えていたが、太助の気持ちを知ったあとは、自らの想いを抑えて二人をそっと見守るような立場に落ち着いた。太助を追いかけ、いつのまにか担当教科不明のまま鶴ヶ丘中学の教師になってしまった。性格は自由奔放。悪く言えばわがままだ。おなかの中に陽天心菌がおり、そのせいか食べる量がハンパではないのにまったく太らない。ちなみに3サイズは上から93・58・87。

万難地天キリュウ

短天扇に宿る大地の精霊。呼び出したものに試練を与え、成長させるという使命を持つ。万象大乱という物体を巨大化および縮小化できる能力と、木に主の居場所を教えてもらったり、動植物と意思疎通をはかれる能力がある。その使命ゆえ、主やその家族には嫌われていたようで、彼女もそれが当たり前だと思っていた。しかし現代に来て、主である太助にその使命や存在を肯定され、那奈に自分のことを真に受け入れてもらうことで、自ら閉ざし続けていた心を開くことができた。太助とシャオの気持ちを知ってからは、ふたりに肉体的、精神的試練を与えるようになった。そのおかげでふたりの距離は確実に縮まっているといえるだろう。彼女は鶴ヶ丘中学の生徒ではないのだが、毎日通っては休み時間ごとに太助に試練を与えている。また彼女は苦手なものが多い。暑さ、寒さ、極端に辛い(甘い)食べ物、そして朝。他の精霊より人間らしいところが彼女の魅力といえるだろう。

飛(フェイ)

ある日、空から突然落ちてきた謎の少女。太助の考えていることを口にしたり、突然飛び降りてみたりと、その行動にはまだまだ謎が多い。どうやらシャオたち3精霊のことも知っているようだが。その謎はこれから明かされていくことだろう。

野村 たかし

太助のクラスメート。仲間内のリーダー的存在で、旅行の幹事やホームルームの議長などをこなす。性格は熱血漢で、些細なことでもすぐに熱くなる。一目惚れしたシャオを手に入れるためにさまざまな計画を立ててきた。もっとも卑怯な方法は使わず、あくまで正々堂々とチャレンジする精神も持ち合わせている。しかしそれらの計画はことごとく失敗、シャオに男性として意識されているのかさえ怪しい状態だ。太助とシャオの絆の強さに一度はあきらめかけたが、花織の強い気持ちを知ってからはまた気持ちが復活したらしい。しかしその一方で花織への気持ちも芽生え始めている。今後の動向が気になるキャラだ。

遠藤 乎一郎

太助のクラスメート。性格は引っ込み思案で弱気。しかし自分の意見はちゃんと持ち合わせている。根っからの年上好き。それはシャオではなくルーアンに一目惚れしたことからもわかるだろう。ルーアンを一途に思っているのだが、その性格ゆえ、あまり積極的に行動を起こしたりはしない。むしろちょっとしたことで幸せな気分になれるようだ。自ら好きな人のしもべになりたいと思うあたり登場キャラの中で一番一途かもしれない。

山野辺 翔子

太助のクラスメートで学年一の問題児(?)。性格はおせっかいで姉御肌。しゃべり方や外見から不良にみられ、そのせいでそのような行動に走ってしまっていた。しかしシャオに出会ったことで自分の気持ちに素直になり、学校にもきちんと来るようになった。シャオに借りを返すため、太助とシャオの仲を応援することに。さまざまな嘘をつき、ふたりの仲を発展させようとする。失敗も多いがまれにうまくいくこともある。瓠瓜が大のお気に入りで、そのせいで那奈とも仲良くなった。この漫画には珍しく特定の相手が居ない。そのあたりがどうなるかも含めて、今後の動向が気になるキャラだ。

愛原 花織

太助の一年後輩。太助がシャオを当てにしたと知らずに傘を貸してもらったときから太助を一途に思い続けている。性格は完全な乙女チックで、太助をパーフェクトな王子様のように思っている。恋にかけるパワーは絶大で、その行動力と大胆さは登場キャラNo.1だろう。しかし思考回路はまだまだ子供のようで、太助に女の魅力で迫ったりなどといったことはしない。また、好きな人と二人っきりで静かに、というよりみんなでワイワイ騒ぐほうが好きなようだ。最近たかしが気になりだしているようだが、本人は必死で否定している。

宮内 出雲

宮内神社の神主。二十歳。街で出会ったシャオに一目惚れし、中学校の購買部の店員になるというある意味一途なところがある。性格は徹底したフェミニスト。一方、男性にはクールに接するため、太助たちからは「二重人格」といわれている。もっとも本当に困っている人は見捨てておけない性格で、今は「気のいいお兄さん」という立場に収まっている。ちなみに那奈とは中学時代の同級生であり、それによるとこの性格はそのころからすでに完成されていたようである。また、シャオ以外で離珠の声を聞いたことのある貴重な存在だ。町内にファンクラブあり。

七梨 那奈

太助の姉。二十歳。両親と同じく太助が小さいときからあまり家にはいなかった。そのせいで太助にさびしい思いをさせていることに気づいていなかった。性格は一言で言うとアバウト。なんでも適当に認め、シャオとの同居もあっさり認めたほどだ。最近は家に居ついているようで、翔子とともに太助とシャオの仲を進展させようと、さまざまな努力をしている。ちなみに翔子と仲良くなったのは二人とも「瓠瓜派」(用語辞典参照)だからである。

七梨 さゆり

太助の母。那奈の年齢を考えると30代後半から40代ということになるのだが、那奈と姉妹だと言ってもおかしくない若い外見をしている。人助けをしていないと生きていけないという性格の持ち主で、結婚前はアフリカなどでボランティア活動に従事していた。そこで太郎助と出会い、結婚して日本に帰ってきた。家が建ち、那奈と太助が生まれると、「自分はもう充分愛をもらった」と言って、世界中に愛を振りまきに旅立った。さゆりに助けられた人は彼女のことを「天使」と呼ぶほどだ。旅に出ている間も毎日月に太助に愛が届くように祈っていたらしい。シャオが太助のもとに来たのはこのせいかもしれない。しかし結婚してから6年は日本に居たはずなのに、なぜテレビを知らなかったのだろう。いったいどんな生活をしていたのか気になる。

七梨 太郎助

太助の父。放浪の画家。最近は中国に居座っており、支天輪をはじめとした○天シリーズ(太助命名)を送ってきたのは彼だ。性格は豪快そのもの。家族の中では一番こまめに連絡してくるが一方的。ちなみに彼も支天輪をのぞいたらしいが、彼の心は汚れていたようで、シャオは出てきてくれなかったらしい。

ゆかりん熱美ちゃん

花織のクラスメート。背の高いほうが熱美ちゃん、髪をふたつに結わえているのがゆかりんだ。性格はゆかりんが熱くなりやすく、熱美ちゃんのほうが落ち着いている。二人とも花織のことを真に思い、テストで赤点ぎりぎりの点を取る花織を心配している。ちなみに二人の名前は桜野みねね先生のアシスタントさんの名前からきているらしい。

星神編

離珠

ちっちゃくてかわいい守護月天のマスコット的存在。能力は「伝心」で、遠く離れていてもシャオにメッセージを伝えることができる。その声はシャオにしか聞こえず、他の人にはわからない。彼女の意志を知るには彼女の描いた絵を見るしかないのだが、それを理解するには多少の慣れが必要となる。シャオに負けず劣らずの主思いで、何とかして役に立とうとがんばる姿は非常に健気だ。彼女は出雲の母が作る和菓子が大のお気に入りである。また彼女は語尾に「でし」をつける癖があり、サ行があまりうまく発音できない(正確には発音していないのだが)。これを「離珠口調」という。

虎賁

あらゆる球技に精通しており、そのコーチをさせれば天下一品…のはずなのだがあまりその能力を見る機会はなく、ほぼ離珠の保護者という役目で登場している。星神の中では珍しく人間の言葉を話すことができ、男女の複雑な関係も理解している。シャオと太助の気持ちにも早くから気づいており、陰ながら応援している。小さいこと(離珠より小さい)をかなり気にしているようだ。

軒轅

人を乗せて空を飛ぶ能力を持つ竜。性別不明に見えるが実は男性。性格は穏やかで、とても表情豊かだ。OVAではさまざまなモノマネをして周囲を沸かせていた。離珠と同じで出雲の母の和菓子がお気に入りで、時々離珠と一緒に宮内神社に行っているようだ。

瓠瓜

自分の体(翔子の頭ぐらい)よりも大きなものを自由自在に飲み込んだり吐き出したりできる能力を持った星神。翔子と那奈は若干理由が違うが、瓠瓜のことを大変気に入っており、また瓠瓜も二人のことが気に入っているようだ。個人的には翔子と那奈がクリスマスイブの計画を立てているときにさりげなく拍手しているのがお気に入りだ。

南極寿星

星神の中では最も格上で、主以外で唯一守護月天の行動を制御できる。シャオが悲しむ姿を見たくないという理由から、シャオを支天輪に戻したこともあったが、今では成り行きに任せているようだ。時間や空間を移動できる能力を持つが、方向音痴なので一回では目的地にたどり着けないことがある。

軍南門

その大きな図体といかつい顔で誰も寄せ付けないと言う最強の見張り番。見かけとは違って優しい性格。虎賁と同じく人間の言葉をしゃべれる。

車騎

大砲のある戦車に乗った二人組の星神。遠距離攻撃を得意とする。実はシャオが現代に来て初めて出した星神でもある。第一話で隣のおばさんに砲撃を加えていたが、おばさんは大丈夫な様子。いったいなぜ?
1.実は当たっていなかった 2.攻撃力が弱かった 3.おばさんがすごいタフだった
答えは僕にもわかりません。

羽林軍

建物の建築、解体をつかさどる45人の小さな大工の集団。本来平和な現代ではあまり出番がなさそうだが、もっぱらキリュウの試練によって壊れた太助の家や学校の修理に借り出されている。TVアニメ第一話では明らかに45人以上いた気がするのだが…。スタッフのミス?

女御

服装を自由に変えることのできる能力を持った2人1組の星神。現物のあるものはもちろん、現物のない服でもお手本になるもの(写真や絵)があれば着替えさせることができる。はじめはシャオだけが使えるものかと思われていたが、誰でも使えるらしい。ただし着物の着付けなど、写真などを見ただけではうまく着せられないこともある。

八穀

最高の食材を見抜き、集めてくることができる星神。シャオが現代に来てしばらくは、買い物を知らず、八穀に食材を勝手に集めさせていたので、謎の事件として新聞にも載った。背中にしょっているお箸がチャームポイント。

折威

捕虜などを押さえつける星神。見た目よりずっと重く、これを振りほどける人間はいないといわれている。3人1組で、男型と女型がいる。とはいっても現代ではあまり必要がないようで、その役目を果たしたのは原作で1回、小説で1回だけだ。

長沙

人間や星神が怪我をしたとき、治療や看病をしてくれるのがこの星神だ。手につけている薬の壷がチャームポイント。原作に登場したときはわからなかったが、再逢でしゃべれることが判明。その口調は微妙に離珠に似ている。

天陰

逃げたり隠れたりした敵を、鋭い嗅覚と素早い動きで追い詰める攻撃用星神。

天鶏

火の鳥の形をした星神。その体に触れたあらゆるものを焼き尽くす。

天高

上空から広範囲を見渡し、その情報を伝える偵察用の星神。

梗河

熊にまたがり大剣を振るう、接近戦を得意とした攻撃用星神。

塁壁陣

透明な蛇の形をした結界用の星神。これに守られた場所はシャオ以外は出入りできない。

雷電

巨大な竜の形をした攻撃用星神。その強大な威力は、宮内神社を一瞬で壊滅的状態に追い込んだことからもわかるだろう。

北斗七星

最強の攻撃力を持った星神。破軍、武曲、廉貞、文曲、禄存、巨門、貧狼の7体からなり、単独でもかなりの攻撃力を持つが、全員集まると、あらゆる敵を粉砕することができる。天陰から後の星神は、戦乱の世では活躍したが、現代にはあまり登場していない。



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